hfm77.JPG77号
天国の花通信

 被害者家族のご家族へ

   はじめに
 過日はご丁寧なお手紙をいただき先日はお電
話でお話を聞くことができて、Aさんの苦しい胸
のうち、またお家の事情がよくわかりました。お役
に立てるかどうかわかりませんが、私なりにアドバ
イスをさせていただきたいと思います。ただその
前に、Aさんご自身が心配です。奥さんに対応す
る前に、Aさんご自身の問題を解決する必要があ
ると思います。ものみの塔の組織に対して、怒り
を感じるのは正当なことです。…福岡にもそういう
ご主人がいたのですが…、だからといって王国会
館に火をつけたり、長老を殴ったりしても問題の
解決にはなりません。組織に立ち向かうためには
息の長い活動と忍耐強い、社会への啓蒙活動が
必要です。とりあえず怒りはおさめて、自分自身
が被害者意識を持つのを止めることが賢明だと
思います。
 奥さんとお子さんのことであなたが一杯一杯の
状態では、救出できるものもできなくなります。
話をわかり安くするために、近頃話題に登ってい
る「社会的ひきこもり」に例えてお話しましょう。長
くなりますので、精神病や精神疾患{投薬や入院
を必要とするような}の問題には触れません。引
きこもりは主に思春期に起こりやすく、統計による
と15歳が平均だそうです。中間管理職のサラリ
ーマン家庭で、奥さんは専業主婦という家庭に
多いそうですが、いじめや家庭の問題から不登
校になり,徐々にひきこもっていきます。本人がそ
うなるのには、その引き金となる挫折の経験やい
じめ、不満や不安を抱えての上なのですが、家
族はそのことに気づかず、「甘えている」とか「怠
けている」という評価しかできません。
  家族は社会の「暗黙の評価」にさらされ、焦り
をつのらせるのです。いわゆる「世間体」を気に
するのです。そこで多くの親が、「そんなことは世
間では通用しない」、「誰からも相手にされなくな
るぞ」といったお説教や脅しめいたことを言ったり
する段階があります。Aさんがこの段階を卒業し
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ていることを望みます。
信教の自由の問題
 ご主人の中には、「法事は社会習慣としてある
ので、それをやらないのはけしからん」と言われる
方が案外多くいます。社会的地位もあり、相当な
教養もお持ちの方なのになぜだろうと考えたこと
があります。
 日本人は、教育程度も高く、世界で第2位の経
済大国になり、誰もがテレビ、ビデオ、パソコン、
車、携帯電話などを持っています。それなのに、
こと宗教のことになると「先祖に手を合わせないよ
うな奴は…」というのです。
 私が思うに、これは信長、秀吉、家康という独裁
支配により、徹底的にキリシタンなどを邪教として
迫害してきた歴史に根っこがあるように思います。
鎖国時代も、体制の温存のために一人でも親族
の中にキリシタンがいれば、親子7代に及ぶまで
監視下におき、隣組にも連帯責任を問いました。
明治以降は神道が利用されたことは、よくご存知
のことと思います。この長い期間に及ぶ弾圧が、
小泉さんをはじめ、日本人のDNAの中に組み込
まれたのではないかと思います。戦後民主主義
の元で「信教の自由」が保証されたにも関わらず、
「人と同じようにしていること」がわが身の安全とい
うDNAはなかなか払拭できないようです。あなた
自身がこうした呪いの呪縛霊から解放されること
が必要かもしれません。
 カルトや、ひきこもり、家庭内暴力、幼児虐待と
いった社会問題の病理の背景には、こうした歴
史や社会背景が潜んでいると考えています。

 話が逸れてしまいましたが、もしあなたが[宗教]
そのものに反対しているのであれば、Aさんご自
身が宗教的行為をすべて止めることが必要でしょ
う。奥さんがエホバを拝むことをよしとしないで、
自分は、車に守り札を貼り、正月に神社に行き、
法事は寺といった節操のない宗教観に奥さんは
呆れているからです。
他者性の回復
 脅しやお説教が通用しないとなると、暴力に訴
えるご主人がいますが、これは言語道断です。個
人主義的アメリカに比べ、日本人は集団主義的
といわれますが、この世界観、対人観の違いは、
家庭でも如実に表れています。
 日本人の夫婦は愛情深いのだと思うのですが、
ややもするとそれは自己愛の延長のようなものに
なりやすいのではないでしょうか。「夫婦は他人」
と口では言いますが、実際には、<家族は自分の
体の一部>のように考えている人が実に多いこと
を数々の相談を通じて感じています。
 そこで私はほとんどのご主人に対して、<他者
性の回復>をお勧めしています。難しく聞こえる
かもしれませんが、要は夫婦でも肉親であっても、
自律的判断と行動の権利を持っている個人だとい
う認識を持つ必要があるということです。たとえ
ば、道の向こう側から来た方に「おはようござい
ます。いいお天気ですね。」と声をかけられたら
どうしますか。無視して通り過ぎるのは結構難し
いことではないでしょうか。
 
 万事人間というものは、相手に反応するように
造られているものなのです。誉められれば喜び、
馬鹿にされれば怒ります。要するに私の言いたい
ことは、コミュニケーションの問題です。独り言
は、コミュニケーションではありません。まるで
自分の一部のような家族とのやり取りは、コミュ
ニケーションとは言いがたいものです。
 
 集会から帰った妻や子供に向かって、「こんな
時間まで何していたんだ」と言いたくなるあなた
の気持ちは分かります。しかし、そうしたネガティ
ブな言葉を投げかければ、ご存知のように、ます
ますあなたはサタンに認定されてゆくことになる
のです。「遅かったね。何かあったんじゃないか
と心配したよ」と言えば、先ほどの例のようにポ
ジティブな印象として奥様に伝わります。言うま
でもなくあなたにも感情というものがあるでしょう。
しかし、人間がコミュニケーションの生き物である
以上、正しい信号を出す技術を学ばなくてはならな
いと思います。
 エホバの証人である奥様や子供さんに、決して
暴力や脅しは禁物です。また、軽い当てこすりや
皮肉もいけません。エホバの証人は神権宣教学校
で<ロールプレイング>をして、営業ト−クを学
んでいます。
 セールスマンは、「あなたは間違っています。わ
が社の…の方が優っています。」などというトーク 
は絶対しません。それをあなたがやれば、<顧客
>の信頼を失うのです。

 私は,自己愛の延長のような湿気を含んだ愛情
よりも、<親切な行為>を推奨します。
世間でNGOが取り沙汰されていますが、難民に
食料分配をするときに、ボランティアの人たちは、
「こいつは評判の悪い奴だ。食料をやるのはやめ
よう。」とか、「こいつとは馬が合わないから配分を
減らそう。」などとは思わない。考えてはならない
のです。
 まずあなたの気持ちを切り替え、言葉や態度,
行為が具体的に愛として伝わらなくてはなりませ
ん。
  前述したように、あなたがネガティブな言葉や
態度(お説教や叱咤激励、批判)を発信すれば、そ
れは本人にストレスやプレッシャーとして受止め
られ、素直に話しを聞く刺激にはなりません。む
しろあなたがこうした刺激を加えるたびに,本人
をますます引きこもり(頑なさ)に追いやってしまい
ます。そしてますます,あなたはサタン視されるよ
うになります。(次号につづく)
News  &  Informations

●九州地区では、4月20日(土)セミナーを行い
ます。真理のみことば伝道協会主催、救出
支援の会協賛で行います。今回の特徴はカル
トで傷ついた人のためのプログラムに重点が
おかれていることです。元証人には、必聴です。
 ビデオをご希望の方は、ヘブンズフラワーメ
ールまでお申し込みください。3本組\4,000
です。


日 時    2002年4月20日
場 所    福岡市民会館
参加費    ¥3000
ヘブンズフラワーメール
郵便振替
01700−1−31876
直方市頓野2284
原田康次
TEL&FAX0949−26−5561




第11回
カルト問題全国セミナー

2002年4月20日
福岡市民会館

 カルト問題が注目されるようになって,十数年が経とう
としています。その間,数多くの啓発的な情報が発信され,
全国各地で救出活動が行われてきました。
 結果として、ほとんどのカルト教団が今日では衰退し
始めています。
 しかし、潮がひいた後の浜辺の残骸のように、カルト
の波が過ぎ去った後には、新たなる問題も打ち上げられ
ました。それは傷つき、行き場を無くした大勢の元信者た
ちの存在です。
 テレビで報道される元オウムの信者は、脱会後も独り
で黙々と修業を続けていますが、同様の現象がエホバの
証人の場合にも見られます。多くの不活発な、つまり実際
には活動していないエホバの証人は、組織の外には行き
場がないと思い込んでいるため、組織を離れた後も依然
として教理に支配された、全く孤独な毎日を送っているの
です。
                 

 この問題の鍵を握るのは、信者の家族及びキリスト教
会なのです。今こそ、行き場のない者に行き場を与え、
傷ついた者を癒し、一人一人のカルトの犠牲者があるべ
き美しい姿を取り戻す手助けをする時なのです。このセ
ミナーは、「被害者」家族やクリスチャンを始め、救出と
リハビリの働きに関心のあるすべての方のために開かれ
ています。
Session 1 ジャン・ドゥゲン師
「誰でもできるエホバの証人救出」

Session 2 元証人
「目が開かれたきっかけ」

Session3 ウイリアム・ウッド師
「カルト脱会者の後遺症」

Session 4 横山英子師(元証人)
「こんなに元気になった」
★お申し込み・お問い合わせ
●ヘブンズフラワーメール:
原田康次
福岡県直方市頓野2284
п@0949−26−5561
Eメール flower-mail@ams.odn.ne.jp

●エホバの証人救出支援の会
   桝 和博
п@090−1343−3257
桝 和博
電子メール アドレス :
   masu-k@crocus.ocn.ne.jp

参加費  ¥3000



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