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天国の花通信
82号

                                 〒822-0002福岡県直方市頓野2284
                                               原 田 康 次
                                       flower-mail@ams.odn.ne.jp
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                    霊的拉致

 10月15日に北朝鮮から5人の方々が帰ってきて以来、連日この話題がメディアに登場している。ご本人たちはもちろん、20数年間生存を信じ、北朝鮮と、いや日本という国やメディアと闘ってこられた家族のみなさんのご苦労はいかばかりだったろうかと思う。

 中学校時代、バンドを始めた頃F君という同級生がベースを担当していた。どういう経過だったか覚えていないが、彼との付き合いの関係だったのだろう、朝鮮学校の運動会を観にいったり、訳も分からず共産党のキャンプなどに参加した記憶がある。
 徐々に彼は練習に来なくなり、仕方なくそれから私がベースを担当するようになった。
疎遠になってしまい高校へ上がる頃には全く連絡も無くなった。彼の消息をメンバーに聞くと、内緒話しでもするかのように「あいつは北朝鮮へ行った」という驚くようなことを聞かされた。話しぶりからして、そのメンバーが詳しいことを知っていたわけではなく、親の噂話の受け売りであろう。おそらく時代的に観て、拉致ではなく、自らの信念に基づく行動だろうが、あるいは「地上の楽園」に憧れていたのかもしれない。それ以来彼の消息は一切聞いていない。
 
「地上の楽園」を夢見ているもう一つの共同体がある。言うまでもなく、エホバの証人の人たちである。福岡で救出の支援に当たってきた家族会は、正式に発足する前から数えれば8年以上になる。拉致家族会と同じような葛藤が、この「救出支援の会」にもある。
 120年の歴史を持ち、全世界に600万人の会員を持つ巨大なものみの塔という組織とどう闘ったらいいのだろうということである。もう一つは国を含め、メディア全体さえ、この団体に関して目を向けてくれないということである。いや、教会でさえ当初は「そんなに問題ですか?」という反応だったのである。拉致家族会と同様、支援の会の活動は複雑で多岐にわたる活動になっている。また忍耐の要る活動である。一部の花火を打ち上げて、飽きたらさっさと止めてしまう人々のような気まぐれは許されていない。

 脱北者(救出された人)のケアーもその仕事の一つである。被害者家族の相談に乗ることもその活動の一環である。家族や教会、メディアに向けての啓発のためにセミナーを開くこともこの会の大切な活動の一つである。

 ある元北朝鮮の関係者がテレビでこう述べたことがあった。「北朝鮮の人々は誰もマインドコントロールなどされていない。されている振りをしなければ居られないから、そう振舞っているだけだ。」興味深い話しである。現役時代のことを考えると私もその口かなと思ったが、やはりマインドコントロールはあったと思う。
 千葉県に住んでいたとき、友人の会衆を応援するため九州へ行くと父に告げると言い争いになり、最後に私は父にこう言った。「気に入らなくとも、こんな風に育てたのはあなたでしょう!。」聖霊をいただいたまともなクリスチャンなら、決して口にしない言葉だ。
 父の涙を見たのは生涯、その一度きりである。

 拉致家族と較べるのか、と言われる方があるかもしれない。現役の弟とはいとこの結婚式以来、何年も会っていないし、電話一本、葉書一枚来ない。新しく建立した父母の墓さえ見に来ない。北朝鮮より遠いところに住んでいるのだ。

 家内も家を尋ねてきた証人に、ケラケラと笑われ、「あたしたち救出されなくちゃいけないんですか〜。」と言われた。北朝鮮の人たちが、マインドコントロールされた振りをしているだけというのが本当なら、事態はものみの塔の方が深刻である。なぜなら彼らは自分がマインドコントロールされていることさえ気づかないでいるのだから。彼らを北朝鮮から帰った人たちに例えてみればすぐに分かる。帰国指示に対して、彼らは「なんで日本なんかに帰らなくちゃならないんだ。」と言う人たちなのである。夫の元へ、あるいは家族の元へ戻ることは悪魔に支配されている敵の元へ戻ることになると本気で恐れている人たちである。
 身体を拘束しなくても、彼らは霊的、あるいは精神的拉致に遭っている人たちである。

 帰られた5人の方々は少しずつ、家族との絆を取り戻し、自分の意見をどれだけはっきり言って良いのか、どれだけ自由に振舞えるのか足元を確かめながら歩んでおられる様子である。私も福岡での元証人との食事会のとき、ある元証人の奥さんからこう耳打ちされたことがある。「組織を止めてから、本気で離婚を考えています。」夫が、神様を信じることも教会へ行くことも許さないのだと言う。なんのための救出か考えてほしい。
 
キリストは、自由を得させるために、私たちを解放してくださいました。ですから、あなたがたは、しっかり立って、またと奴隷のくびきを負わせられないようにしなさい。」(ガラテア5:1)
 夫婦が互いの違いを認め合い、互いを生かし合い、支え合う関係にならなければ、ものみの塔を辞めさせたところで何の問題解決にもならない。ただ自分の主人が、ものみの塔から文字どうりのご主人に取って代わるだけのことである。帰ってきたい夫、帰ってきたい家庭であろうか。
 パスカル氏はセミナーの中で、「救出カウンセリングの中で
、キリスト教の伝道をすべきでない」旨話された。手を叩いた人がいたが、その方はパスカル氏の言う人権意識をまるで理解していない。彼のホームページで、その正確な意図を見ていただきたい。脱会後、クリスチャンになるか、仏教徒になるか、そのチョイスが自由に行われなくてはならないと我々は言っているのであって、すべての脱会者がクリスチャンにならなくてはならないと言っているわけではない。救出カウンセリング後、「では何が本当のことなのですか?」と問う人に対して回答を与えないならそれも情報統制というものになろう。現に元証人の姉妹はカウンセラーにくってかかった。「なぜ教会はそれを一般の人びとに知らせないのですか。エホバの証人に知らせないのですか。」神様に選ばれた人であれば、放っておいても、キリストと聖書へ向かっていく。
 横田めぐみさんのお母さんはクリスチャンであると聞いているが、お母さんはキリスト教の伝道のために家族会をなさっているわけではない。しかし証しをしないクリスチャンというのも考えにくい。家族のプレッシャーで本人の選択肢を奪うなら、人権意識、信教の自由など絵に書いた餅になってしまう。せめて相談窓口になっている家族会のスタッフは、きっちり認識しておいてもらいたいものである。

 5人の帰国は喜びに包まれているように見えるが、私たちも考える必要がある。失業者と自殺者が溢れ、人が殺されない日はなく、組織ぐるみの不正が横行するこの国が、彼らが「愛する祖国」と呼べるような国かどうか。「北朝鮮よりいいでしょう。」という声がする。
 ではあなたも「オウム真理教よりも、ものみの塔の方がまし」と納得されてはいかがだろうか。

 実際、北朝鮮でさえ交渉のテーブルについているのに、ものみの塔は中澤啓介師やキリスト教サイドからの呼びかけに対して、返事すらしてこない。(返書をよこさないのは昔なら宣戦布告を意味する。)考えていただきたい。人々の誠実な疑問や批判に一切耳を貸さない組織が健全な組織と言えるかどうか。
 
パスカル先生のセミナーの帰り、妻と車の中で話した。
私:「家族会は頑張ったよね。北朝鮮を動かしたんだから。でもひょっとしたら頑張っておられるのは神様かもしれんね。国を開いて福音が入るように…。」
妻:「ものみの塔の崩壊も、誰も想像しないような仕方で来るかもね。誰も誇ることのないように…。」



 浅見定雄先生が、カルトで傷つけられた人々のために「いのちの家」という滞在型カウンセリング施設を造られました。「大自然の中で静かに考えたり、散策を楽しんだり、時には体を動かして汗を流したり、同じような悩みを持つ仲間とゆっくり語り合うこと」ができる施設のようです。
 他方、浅見先生はひたすらカルトに訴えられる側から、訴える側に回っておられます。浅見先生がまるで「強制説得」の中心人物であるかのように雑誌「創」で取り上げられました。
 書いたのは、室生忠という宗教ジャーナリストですが、十分な浅見先生サイドへの取材もなく統一協会側の主張を一方的に取り上げています。そこで浅見先生が名誉毀損で訴えたわけです。裁判のためにカンパしてくださる方は、黒鳥・清水牧師裁判を支える会・郵便振替0150−7−101203へ。

●福岡地区では、「エホバの証人救出支援の会」主催の第24回セミナーが開催されました。最高数に迫る出席があり、遠くは神戸から参加された家族がありました。この家族を含め、新しい被害者家族が4組参加されました。こうした活動が一部、下火になっているとの情報がありますが、とんでもない間違いであることを知りました。
 セミナーでは、96年ウイリアム・ウッド師によって救出された姉妹が、子供やご主人を
 亡くすという苦難の中、少しずつ自分を取り戻していった過程を話してくれました。
 メイン講師はパスカル氏。フランス人らしい強い人権意識に基づいた、アイデンティティの回復についてのお話しをして下さいました。(ビデオ収録)
 また神戸から草刈定雄先生が来てくださり、裁判の終結と共に、活動の仕方の変化と救出状況についてお話し下さいました。
 なお支援の会は、セミナー終了後、スタッフ会議において、被害者家族がカウンセラーに依頼する前に、相談窓口として、救出のノウハウについて全ての責任を負って指導する旨、合意しました。これにより、カウンセラーは説得のみを担当することになります。

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★ヘブンズフラワーメールは、元エホバの証人やそのご家族に、聖書の真理や、真の神様、救い主イエス・キリストの恵みを知り、幸福な人生を送っていただきたいという願いをもって発行している私的エッセイです。
                           

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