天国の花通信
NO.84

 

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原田 康次

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ことばのインストール

  人間が動物と違うところは、「ことば」でコミュニケーシ                                  
ョンするということでしょう。外国で言葉が分からないときの心細さを経験された方も多いことでしょう。
 しかし同じ日本人であっても、同じ家族であっても気持ちや考えを伝えることに困難を覚えることもあります。男性は理論家で、良い教え手であろうとするのに較べて、女性はどちらかというと情緒的で感情的であると言われます。
 私も尋ねられたからと一生懸命説明していたら、相手の女性が急に怒りだすという経験を何度かしたものです。「説明してほしいんじゃない!気持ちを解ってほしい!」ということだったわけです。
 
 先日、エホバの証人の元長老から「クリスチャンの方は理屈っぽいですね」と言われて驚いたことがあります。確かに日本の教会にはそういうところがあるかもしれません。しかし、私の教会では喧々諤々、口角泡を飛ばしての神学論争などしている人を見ることはほとんどありません。(実は教会に通い始めた頃はそれがないことがとても寂しかったのですが…)
 では何故そう思ったのでしょうか。私の推測ですが、おそらく彼は合わせ鏡のように、その理屈っぽさが自分から出ていることに気づいていないのだと思うのです。
 いや、彼と言うよりその背後にあるエホバの証人の「屁理屈」に対応している、私や牧師の説明をそう感じているのではないかという気がします。

 例えば、
証人:「キリスト教の国同士が戦争をしますよね。どちらかに神様が味方するということはないですよね。」クリスチャン:「いいえ、聖書にはこんなところがありますよ。『たとい戦争をしなければならないことが起こっても、神の力によって勝つことができる。それは、勝ちえて余りある勝利である。』(レビ記26:7,8)」
 証人:「それは旧約聖書の話しですよね。キリストが来られてクリスチャン会衆が出来てからそういうことは無くなったのですから。」

 こういう展開になっていくので、私たちは悪魔が全世界に圧力をかけること、その目的は"神の救いの計画"の破壊であることを話さなくてはならなくなります。そこまで話すと、今度は、悪の軍団が神の恵みの秩序を破壊しようとするとき、他の軍団が起こり、その秩序を回復させようとする動きが出てくることを話さなくてはいけません。さらに、誤解を与えないために、アメリカが正義でイラクが悪だと言っている訳ではない。神の許しのもとで(一方を正義と認めてではなく)悪魔の働きを制御するために用いられるのだということ、そうして神様は歴史に介入されるということを話さねばならない訳です。またクリスチャンは、聖戦主義とも絶対平和主義とも等間隔で距離を置くのだという話しになっていくわけです。
 これは確かに理屈っぽい。しかし元々は彼から出てきたテーマ、あるいは議論なのです。
 またこんな話しもあります。証人:「最初、人間は完全に造られたわけですよね。」クリスチャン:「完全に造られたとは書いてありませんよ。完全なのは神様だけです。」証人:「いや、人間として完全に造られたんですよね。湯呑はお湯が漏れたり、ひびが入っていない限り湯呑として完全なわけでしょう。」クリスチャン:「じゃあ、木の実を取って食べたということは、初めから人間は不完全に造られたということじゃないですか。」
 これは、証人とクリスチャンの頭の中にある、「完全」の定義が全く違うことからくるチンプンカンプンな議論です。

 また、こんなやりとりもありました。クリスチャン:「神様はお一人だとエホバの証人は教えている訳ですよね。そうすると天地を造ったのは誰ですか?」証人:「まあ、エホバが施工主で、実際に手ずから造ったのはイエス・キリストだということです。」クリスチャン:「神様がお一人なら、この世界は造った方(神様)と造られたもの(被造物)の二種類しかないということですよね。」証人:「そうです」クリスチャン:「じゃあ、天地を創造されたイエス・キリストは神様ということになりますよね。」

 同じ日本語を使い、同じ日本語の聖書を用いてのコミュニケーションがこれほど食い違うのも、その背後にある言葉の定義が違っているということでしょう。日本人は「言霊」ということばを使いますが、まさに背後にある霊がそうさせているわけです。
 私はことばにこだわる方だったので、新世界訳が嫌いだったということはしょっちゅう書いてきたのですが、組織の中で使われる、いわゆる「神権用語」も嫌いでした。
 困っている被害者家族のために、元証人の誰か、解説辞典でも作って本にしてくれないかなと思います。ためしに、ミニ辞書を書いてみると。

●エホバ…もうじき人類の99%を絶滅させようとしている神様。まず、ミカエルという天使(地上名イエス・キリスト)を造り、天地創造を彼にやらせる。後に人間の失敗の穴埋めをするため、イエス・キリストとして彼を遣わした。人間の救いよりも、自分の名誉が気になる神様。人間に自分の正しさを証明してもらわなくてはならないと考えている。
●エホバの証人…ものみの塔聖書冊子協会の、無償ボランティアとして働く勧誘員兼セールスマンのこと。
●巡回監督…各会衆を回って、快適な住居や贅沢な食事を取る人のこと。時々付け届けも受け取る。
●「励まされました」…「圧力を感じました。」の意。
●「…できるかもしれません。」…「そうしなさい」の意。
●特権…割り当てられ、しなくてはならない義務であるという意味。
●キリストの贖いの犠牲に対する感謝と認識を表す…伝道しなさいの意。
●建て興す…罪責感を与えて、そうしなければならないように促すこと。
●必要な助けを与える…違反や失敗をあざとく見つけていやみを言うこと。 
●主権論争…神様が正しいか悪魔が正しいか人間に証明させる試み。

 くれぐれもジョークとして受けていただきたいと思うのですが、被害者家族にしてみれば、こうした言葉に出会って、自分の言葉が通じなくなったと感じることからパニックが始まるのは確かなようです。
 さて、元証人のみなさん。古いアプリケーションがあなたの中に残ったままになっていませんか?。古いソフトは早くアンインストールして、システムをクリーンアップしましょう。 ウイルスは徐々に、人生というあなたのシステムを壊していく恐れがあります。だからといって、システムを空にしたままではいけません。あなたのシステムにふさわしい新しいファイルを入力しましょう。私はイエス・キリスト社の「Holly Sprit」というソフトを使っています。これは軽快で、全く安心で、穏やかでありながらエラーがありません。一度使うと手放せなくなります。心から推奨します。

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★ヘブンズフラワーメールは、元エホバの証人やそのご家族に、聖書の真理や、真の神様、救い主イエス・キリストの恵みを知り、幸福な人生を送っていただきたいという願いをもって発行している私的エッセイです。
                                        

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2003年4月16日 16:57:48 Copyright 2003 Koji Harada All Rights Reserved.