天国の花通信
No.85

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原 田 康 次
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       Heaven's Flower Mail

本当に信じてるの?

 最近二つの映画を観た。一つは今人気の「ロード・オブ・ザ・リング」である。「ハリー・ポッター」と並んで、こうした魔術や魔法使いなどを扱う映画はいかがなものかという声がキリスト教会にもないではないらしい。オカルトや占いブームへ若いクリスチャンが誘われてしまうのではないかという危惧があるようだ。

 もう一つの方は、古き懷かしチャンバラ映画「紅孔雀」である。私がまだハナタレ小僧だった1950年代の作品である。(この映画の主題歌は、後世に残すべき邦楽の名曲だと思っている。)どちらも3時間に及ぶ大作だ。50年の時を隔ててできた二本の映画に多くの共通点があることに気が付いた。もちろんこの手の映画を作ろうとすれば、必要なものは決まってくるとも言えるのだが。まず美少年の主人公。それを助ける屈強な仲間たちと美女。悪玉とそれを補佐する怪人やモンスター、あるいは妖術使いやもののけたちである。 話しは勧善懲悪でなくてはならない。悪を壊滅させ、秘められた宝を探し出す。そして付き物は険しく厳しい試練の「旅」(Quest)である。

 また、忘れてならないのは小道具である。「ロード・オブ・ザ・リング」ではもちろんリングであり、「紅孔雀」では宝物を開く、“紅孔雀の鍵”である。雑貨屋のくじで一等賞として飾ってあったこの“紅孔雀の鍵”が、幼心にのどから手が出るほど欲しかったのを思い出した。

 

 映画ではこの「宝」をめぐって善玉、悪玉が剣術、忍術、妖術(洋画では魔法や超能力)を駆使して死闘を繰り広げる。一部を観終えると、一日千秋の思いで続きを待ち望んだものだった。しかし、日本映画の方は荒唐無稽なお子様映画から次第に現実志向になってゆき、やがて斜陽になっていった。サンタクロースを信じてきた子供も「そんなことあるはずない」という大人になっていくのである。

 

 キリスト教会もそういう意味では不思議な面白い体験をしている。1900年の初め、世の中が科学万能主義が支配的であった時代に、カンサス州トペカでは大規模な聖霊降臨の働きが始まっていたのである。(ペンテコステ運動)人々は異言を語り、癒しが行われ、大きな宣教拡大がなされた。

 かのアインシュタインが、相対性理論を発表した直後という時代である。因みに、私の所属するアッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団は、ものみの塔の大好きな1914年に設立され、世界規模では、現在最も大きな教団であると聞いている。

 神様は不思議な方で、人間の理性を超えたことをされる。私たちが宣教拡大を考えるとき、これはキリスト教界も、エホバの証人も、あるいは企業でも同じなのだが、時流に受け入れやすい形で商品やサービスを提供しようと考えるものである。しかし主はその逆の手段で宣教拡大を図られたのである。

 私の育った1960年代は周知のごとく、ベトナム戦争、暴力と暗殺、セックス・麻薬・ヒッピーの時代である。繁栄と危機が混在した時代であり、教会の世俗化や、神の死の神学などが背景にあり、私の好きなエルヴィスや、ビートルズがその象徴であるかのように言われている。私も時代にどっぷり浸かって、エレキギターを持ち、乱行を重ねた。

 オカルトや星占いの流行もあって、当時流行っていた「アクエリアス」(邦題は「輝く星座」)などを好んで聞いていたものだ。妻との出会いを星占いが言い当て、ものみの塔に入る直前まで信じていたものである。

 しかしそんな時代に神様は再びカリスマ運動(ネオペンテコステ運動)を送られ、なんとカトリック・カリスマ運動にまで発展し、エキメニュカル運動も盛んになったという経緯がある。

 後で知ったことであるが、その最先鋒を担っていたのが、これまたエルヴィスと当時人気を二分したパット・ブーンという歌手で、エルヴィスが不良なら、パットは優等生の代表のように思われていた。私の手元に古いレコードがある。「パット・ブーン・ライブ・イン・ジャパン‘64」という。キリスト教書店で、彼の著作を読んで始めて知ったのだが、彼は保守的な信仰者であったのだが、ある日異言を与えられ、その直後に来日している。彼の楽しいステージの背景に、そんな聖霊による喜びが隠されていたことを知ると、また別の味わいでこのレコードを聴くことができる。

 

 敬愛する中澤啓介師でさえ、聖霊の賜物を求めて祈ったというエピソードは微笑ましいが、ペンテコステ派に属する私も聖霊の賜物はいただいていない。だからと言って教団を追い出されるということもない。私に必要なら必ず与えてくださると信じているからである。

 紅孔雀の悪玉、忍一角のように忍術の印を切るような私に、聖霊の賜物を与えたらどんなことになるのか知っておられる主は、与えるべきか否か、またタイミングを計っておられるに違いない。

 

 白装束の一段が彷徨している。騒ぎたつマスコミのインタビューに、オウムの荒木広報部長が「あんまり追いつめない方がいいですね。」と答え、あまりの常識的なコメントに唖然とした。よその団体に関しては誰でも客観的になれるということだろうか。

 

 私の周囲は大方「よくあんな荒唐無稽なことが信じられるよね。」が支配的なようだ。

 しかし、17億ほどもいると言われるクリスチャンはどうだろうか。神が人となって来られ、私たちの罪を一身に受けて十字架につけられ、墓に葬られたが3日目に復活した、と信じているのである。しかも遣わした神も、使わされたイエスも聖霊も同じ唯一の神であるという。

 白装束集団の話しは、理性による保証がない。通常の常識では到底信じられない内容である。ではクリスチャンはどうか。先に述べたように、もっと信じ難いものを信じている。

 今の時代にキリストと名乗る男が現れ、怪しげな術を駆使して、「わたしを信じる者は死んでも生きる」などと説いていたら今の社会はどうするだろうか。カメラ片手に追い回すだけでは足りないであろう。おそらく人々は彼を十字架に架けるに違いない。

 「常識で考えれば分かる」。よく親に言われたものである。しかしあなたが考える“常識”は何によって支えられているのだろうか。変動的な社会環境によってか、あるいは普遍的な世界観によるのだろうか。一人のエホバの証人が目を醒ますためには、まずそれに関わる人々がこれを問う必要があるだろう。「常識で考えれば分かる」という人たちに、静電気は怖くないということを白装束の人たちに分からせることはできない。

 

 私の教会で一人の元証人がもうすぐ洗礼を受ける。洗礼のときは白装束を着ることになっている。もし洗礼が海で行われることになれば、周囲の人には「不気味な集団」と映ることだろう。クリスチャンもそれくらいの客観性は持っている。使徒パウロもそうだったからこそ、こう述べたのである。

 「もし、私たちがこの世にあってキリストに単なる希望を置いているだっけなら、私たちは、すべての人の中で一番哀れな者です。しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。」(Tコリ15:19−20)

 数の多さも何の保証にもならないが、今や17億もの「哀れな人々」がいるのである。あらゆる意味で、信仰をあなどってはならない。                     

 News & Information

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