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天国の花通信                                               822-0002福岡県直方市頓野2284 
                                                  原 田 康 次
                                              
  0949265561                                                                                                                         mail:   flower-mail@ams.odn.ne.jp 
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 久し振りにお便りします。貴君と会ってからもう30年以上も経ちました。もちろん時間だけはカミサンより長いわけだけど‥。バンドのメンバーの中で、音楽をやり続けているのはとうとう君だけになった。しかもプロとしてやっているのだから、改めて敬意を表したいと思います。  
 当方は今はバンド活動はやっていません。音楽をすることは楽しいし、ボケ防止にもとてもいいんだけど、わがままな親父たちが集まるとエゴが出たり、練習が主なのか、飲みごとが主なのか分からなくなって付き合いきれなくなってしまってね。その代わり、教会で中高生相手に手ほどきをして、こちらも少しはストレス解消をさせてもらっている次第。過去の栄光をひけらかしながらね。
(^_^)
 
 それにしても、あの頃にはお互いに50を超えた自分のことなど考えることさえできなかったよね。僕にはある種の感慨がある。というのは、僕らが敬愛してきた時代のヒーローたちの年齢を、自分がどんどん追い越していくことへの戸惑いだ。僕の一番のヒーローはエルヴィスだけど、彼の享年は42歳だし、ジョン・レノンは40だった。昨年ジョージも逝ったしね。今年亡くなったモーリス・ギブ(ビージーズ)は53歳だったそうだ。カレン(カーペンターズ)にいたっては32才だったんだからね。
 
  
 僕は音楽好きな割には出不精で、こまめにコンサートなどへ足を運ぶ方じゃないが、不思議とスーパースターのステージは見てるんだ。エルヴィスとビートルズこそ見逃しているが、ビージーズ、カーペンターズ、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリソンとエリック・クラプトン。(ああ、それからベンチャーズとブルー・コメッツも入れないと怒られる?。)そういえば大ちゃん(井上忠夫)も自殺したよね。
  
 今日も特番をやっていたけど、わが国の女王・美空ひばりも
52歳だったんだね。これも追い越したよ。 余談だけど、自分のヒット曲はいいかげんに歌っていたエルヴィスと違って、直方のような田舎の、汚い千五百しか入らないような小屋でも、女王は手を抜かなかったね。不覚にも鳥肌が立って感動してしまった自分に驚いた。不思議なことに熱望したわけでもないのに、福岡の済世会病院に入院する直前に彼女のステージも見たんだ。  
 もちろん歌の世界だけでなく、いろんな分野で天才的な偉業を成した人は押しなべて早死になのは何故だろうね。詩人で言えば僕の好きな啄木は27才、イギリスのバイロン卿も36才で夭折している。僕が早死にする人を選んでいるんだろうか‥と思いたくなるほどだ。逆に言えば、無為徒食の自分がなぜこうしてだらだら生かされているのだろうと思う。
 
 今日同封したビデオは、生前エルヴィスと
1000回にも上るステージをこなしてきたバックコーラスのメンバーたちを中心としたインタビュー集だ。つまりエルヴィスの最も身近にいた連中(彼らはゴスペルグループでその多くがクリスチャン)の証言だ。僕にとっては、このビデオはエルヴィスの素顔を知る上でかけがえのない1本となった。僕とエルヴィスは君との付き合いより長いが、その真の姿は知る術もなかった。本当に彼が巷間言われるような人間だったのかどうか知りたかったが、見事にその謎、疑問を解いてくれるものだった。世間では(特に日本では)薬物中毒だったとか、ドーナッツを食べ過ぎて死んだとか、もうむちゃくちゃな風評が出来上がっていた。気に入らないと、TVをライフルで撃ったとかいう話まであった。そういう話を聞いていてライブを見ると、古くからのファンである僕さえ、傲慢でワンマンな人間だったかもしれないと思えてくるものだ。たとえば彼は歌の途中でメンバーの方を見ることがあるが、そういう人間だと思ってみれば彼の目は、「間違えたらすぐにでも首にしてやる」と言っているように見えてしまう。しかしメンバーに言わせれば「微笑み返したときは嬉しいし、それで彼も乗ってくる。」と証言している。デビュー当時の彼につけられたキャッチフレーズを知ってるかい?。「若者を教会から引き離す悪魔の使い、蛇のような男」だよ。
 
 自分は一介の芸能人に過ぎないからと、ベトナム戦争についてなど政治的な発言はしなかった。
しかし彼は無言で自分の信条を表していた。
70年代の初めはまだ、キング牧師の暗殺などもあって人種の壁はまだまだ残っていた。そんな時代に彼は黒人の歌を取り入れることで自分に偏見がないことを表現していたし、例のスイート・インスピレーションズ(ホイットニー・ヒューストンの母親がいた女性グループ)を連れて回ることでそれを実証していた。「それがいやなら僕は行かない」とかばっていたそうだ。

 
 彼の人となりを示すエピソードはビデオに満載されているのでいちいち挙げないが、中でも
TV伝道師として有名なレックス・ハンバード師(どうやら彼は僕と同じ教団の人らしい)の話は感動的だ。   
 彼の奥さんがエルヴィスに「私の鈴の羊」と言ったときの話だ。鈴の羊とは、羊の群れの中に鈴を付けた羊がいて、他の羊たちはその羊の鈴の音を聞いてその羊について行くという存在のことらしい。
 
 もちろん羊飼いはイエスキリストだが、何万もの人たちを羊飼いの元へ導く影響力を持っている羊のことだ。エルヴィスは「あなたが何百万もの人々を主に導くような神聖な体験を得られるますように」と言われて、震えながら泣いたそうだ。この話を聞いて、晩年彼がバンドもコーラスも白一色の衣装にし、仏のような(湯川れい子さんによれば)表情だったという理由がはっきり分かったような気がした。
73年の衛星中継で彼は10億とも、15億とも言われる人に向かってその役を果たした。「グローリー・グローリー・ハレルヤ!」と歌うことでね。これはそのへんの牧師にできることじゃないよ。(牧師先生ごめんなさい)  
 彼が、神が与えた成功に戸惑いながらも、母親の信仰を継承し、かつ一人のクリスチャンとして自覚的な信仰を実践しようとしたことがこのビデオではっきり確認できる。「会ってみると落胆させられるスターとは違って、実際に彼に会った人はみんな彼を好きになる」ような人間だったとメンバーたちは証言している。
 
 人生の中で敬愛できるような人物に出会うと、その人のようになりたい、ついて行きたいと思うものだが、もっと早く彼の素顔を知ることができていればなあと思う。実はこのことを知ってもらおうと、教会の人々にビデオを紹介したんだけれど誰も相手にしてくれなかった。それは多くの人が世間の風評で彼のイメージを捉えているからだ。また彼が誰であろうと自分の毎日の生活には何の関係もない。それに紹介者にも問題がある。何しろ紹介者は、社会的地位も財産もなく、牧師認定のルンペンのような人物だからだ。そんな人物の話を真剣に聞けという方が無理かもしれない。
 


ところで僕には、多くのイメージや風評がありながら実像の分からない人物がもう一人いた。それは約
2000年前にイスラエルにいたイエスという人のことだ。立派な教訓を垂れた偉大な教師だという人もいれば、ナザレのただの大工じゃないかという人もいた。人によっては悪霊の力で癒しの業をすると言う。
 聞けば、その取り巻きはどうもあまり評判の良くない連中らしい。売春婦だの、字も書けないような漁師やら、売国奴と呼ばれるような人たちが弟子だと言う。人びとは彼を「大酒のみの大食らい」と言っている。
 
 ところが本人は自分のことをメシアだとか、神の子だとか言ったらしい。下手をすると、とんだ食わせ物かもしれない。彼は
30歳ちょっとの人生を十字架刑で閉じたが、3日目に復活したという。それを証ししているお弟子という人たちがまたうさんくさいではないか。彼らによれば、イエスは我々の罪の赦しのために自らを捧げ、信じる者には永遠の命を与えると約束したと言う。まだある。こともあろうに彼はもう一度戻って来る!と断言したのだ。  
 仮にもし僕が教会の人たちに始めてこの話を提供したと考えてみてほしい。人びとは信じると思うかい?。僕も含めてそれは無理だと思う。それほど皆、余りに常識的な人たちなのだ。理性を犠牲にして、2+2=5と平気で言える人でなければ無理だ。
  
 確かにエルヴィスがどんな人物であったか知ろうと知るまいと、我々の人生には何の影響もないかもしれない。しかし、イエスを知るか知らぬかでは、永遠の命がかかっている。(と福音書は主張している)
 
 イエスやエルヴィスが「何をしたか」を列挙することは容易だ。しかしエルヴィスが生前多くの慈善行為をしたことを力説したところで、それを聞いた人たちは彼を好きになって「一生ついて行きます」と言うだろうか。いや、むしろ生きた彼に会ってしまうことで彼がどんな人物であったか知るのではないかと思う。
 
 イエスもまた、世間の風評だけでは計り知れない人物だ。権威を持って判定する社会的ステイタスのある人たちの話は信じやすい。ルンペンのような親父の言うことは信用できない。これはごく自然なことだろう。僕がなぜこのイエスという人物を、エルヴィスよりもついて行きたい人物として選んだのか自分でも分からない。理由を述べればきりがない。しかし、出会ってしまうと抗し難い魅力が僕を捕らえて離さない。それに僕の敬愛する同胞が各々彼を信じて従っているのだ。こうした鈴の羊たちと一緒に歩まないでいられようか。その人たちが待つ天国とやらへ行くことができれば、もう二度と彼らを失うこともない。
 
 実は僕も鈴の羊になりたかった。「もうこの年じゃあね。」と言うと、教会の牧師は「モーセだって
80歳のときに召しを受けたんですよ」と言う。僕の敬愛する牧師さんで「自分は百まで生きる」と張り切っている人がいるけど、僕には思いもよらないことだ。多くのスーパースターの年齢を追い越した今はただ、自分が父の年(64歳)まで生きているかどうかだけが問題だ。長く生きればいいというものでもない。
 
 君と違ってバンドをやめてから、ものみの塔(エホバの証人)で十年。この世で享楽をむさぼること十年。クリスチャンになっても鈴の羊になれずに十年。どうよ!こんな人生。
 
 でも素晴らしいと思わないか。かの鈴の羊は大きな働きをして羊飼いのお役に立っているけど、僕のような名もない羊の一匹がいなくなっても、羊飼いは他の
99匹を残してでも尋ね探してくれるんだから。  

 僕がこの羊飼いについて行こうと思ったのは、たくさん理由も挙げられるけど、彼がエルヴィスにも僕にも同じ微笑みを返してくれるからなんだ。そうするとバンドのメンバーのように「よしやるぞ!」と思える訳さ。どうよ。あの板橋でのアパート時代に戻ってもう一度聖書を読んでみたら。


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★Informastion
 ビデオをDVD(及びCD)でお届けできるようになりました。
・家族の愛による救出(草刈定雄)
・証人としての旅路(河村裕子)
・誰でもできるエホバの証人救出(ジャン・ドゥゲン)
・ エホバの証人を教会に迎える方法(ウイリアム・ウッド)
・エホバの証人のマインドコントロール(中澤啓介)
  ※その他多くあります。リストが欲しい方はヘブンズフラワーメールまでご連絡ください。

★お祈りください。    
 福岡地区、救出支援の会は現在2件のご相談を受けています。どちらも詳細を掲載することはできませんが、1件は、お年寄りのケア・ハウスで、介護師の証人が“文字の勉強”と称して聖書研究を行っているということです。証人たちが、比較的時間的に自由のきく介護の仕事をする人が増えているとは聞いていましたが、世話を受ける側の家族の弱い立場を利用した勧誘は憂慮すべきことです。
 もう1件は若い女性の方からで、付き合っている二世の証人は(詳述できないのが残念ですが)「エホバの証人にならないなら分かれる。結婚したら辞めればいい。自分も外国へ行く。」など無責任で不誠実な態度で女性の心を弄んでいて、こちらも許せない内容です。 「組織は人を欺いていて許せないが、個々の人々は誠実だ。」という論調がありますが、そんな組織に教育された人たちの生み出す実もまた、その樹に似るものとなってきています。  先月説得を受けたある証人も、家族やカウンセラーを巧みに欺いて、子供さんを置いて失踪しました。支援の会の最古参メンバーのお一人は「不幸な家庭を生み出すためにやっているような気がして、やめたくなってきた。」と述べました。どうか証人を家族に持つすべての家庭のために一層お祈りください。

★エステル会へおでかけください!
・統一協会やものみの塔などのカルトから抜け出た方、心の癒しや暖かい交 わりの場所を必要としている元信者の方。
・カルトや異端の人々とどのように対応してよいのか学びたいと思っておられ る方、キリスト教会のクリスチャンの方、共に学びましょう。
・家族が、統一協会やものみの塔などのカルトに入信して困っておられるご家 族のみなさん、ご相談に乗ります。遠慮なくお問い合わせください。

毎月第三水曜日Pm 1:00(ご相談は、日時を問わずいつでも応じます)
直方クリスチャンセンター         生武 のぞみ
福岡県直方市溝堀1−2−2  рO949−24−8942
電子メール アドレス : nozomi3121@yahoo.co.jp  ※アドレスが変わりました。(2003年6月より)

★九州地区の相談窓口「エホバの証人救出支援の会」
枡 和博     090−1343−3257
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