♪眠れぬ夜(midi by funkey mama)
僕はツバメになれない
みどりさんへ
さよなら
君の大好きだったワイルドの童話の「幸福の王子」のツバメさんに
僕は、やはりなれなかった。
ごめんね
今日病院に行ってきた
来週精密検査だってさ
胃潰瘍なんだって
まいったよ
今まで僕は君の忠実なしもべだった
君のいうことはなんだって聞いてきてあげたつもりだ
でもね。少し無理しすぎていたみたいだ。
僕はもう限界なんだ
このまま放っておくと穴が開いてしまうんだって
ストレスだって
たぶん君に振り回されすぎたせいだろう
ほかには考えられないんだ
あの童話のツバメさんは、結局温かい南の島へ行けずに
ボロボロになった王子様の足元で
息絶えてしまうんだったよね。
ツバメさんは王子様のことがとても好きだった
だから王子様に喜んでほしくて、動けない銅像の王子様の為に
貧しい人たちのもとへ
王子様のルビーの瞳や黄金の皮膚をはがしては届けてあげた
「悪いがツバメ君もう一回だけ私のたのみをきいてくれないだろうか・・・」
そう王子様にたのまれれば、ツバメさんはいやとはいえなかった。
「お願いです。堪忍してください。これ以上ここにいると私は寒さで凍え死んでしまいます。早く南の島へ行かないと・・・・」
その一言が云えなくてツバメさんはついに王子様と・・・・・
残酷な童話だ
ヒドイ話だ。たしかに王子様はめぐまれない人々に自分の全てを分け与えたけれど
王子様はツバメの気持ちなんてこれっぽちも考えてイヤしなかったのさ
あまりに近くにいすぎて気づかなかったせい?さあわからない。
僕が君に言いたいのは、僕は君のツバメにはなれなかったてことさ。
ごめんね。君のことは大好きだけど
ぼくは、もうこれ以上君にかかわることはできないのだ。
こんな情けない僕をどうか許してほしい
そして君のツバメになってくれる人をまたみつけてほしい。
そいつに同情するけどね。あ。ごめん。気にしないで。
そうだな
なるべく丈夫な奴がいいと思うよ
君にふりまわされても
少なくとも胃に穴があきかけたりしないやつだね
さよなら
好きだったよ
でも僕はまだ若い。これからだと思っている
まだ君につぶされるわけには行かないんだ
添付した箇条書きは僕から君への注意事項だ
今後君が新しい恋人とうまくやっていくために参考にしてもらえれば幸せだ
まあ君がその注意事項をキチンと守って実行してくれるとは思えないけれど・・・・・・。
君は無邪気で可憐で愛らしくチャーミングだった
だれにでもやさしくて、困った人を見れば放っておけなくて・・・・・・
でもね。そのたびに放っておかれた僕の気持ちを君はしらなかったでしょう?
おっといけない。愚痴っぽくなってしまった。許せ。
では最後に一言だけ
二時間待ったぞ、なんで来てくれなかった!!!!!残念です。