火星

 そのニュースキャスターは平然と言ってのけたが、今日が人類にとって記念すべき日になるだろうと私は思う。

 それまで夕食を食べながらニュースを聞き流していたが、ある言葉で私はテレビにくぎずけになった。
「今日、火星に水があることがわかりました。」
「なにー・・・みずー!」驚く私をよそに、火星のニュースは数秒で終わってしまった。
「なんでもっと特集しないんだー」私は激しい怒りを覚えたが、怒ってもしょうがない。

 みんなはまだ、事の重大さを理解してないと思うが、火星に水があると言うことは、
「生き物がいる可能性が高い。」と言うことになる。
生き物がいる可能性が高いということは、火星人がいる可能性も高いと言うことになる。
そう、まさに未知との遭遇が、すぐそこまで近づいているかもしれないのだ。
「未知との遭遇」なんて魅惑的な響き・・・。

 もし、火星人とコンタクトを取ることが出来たら、いったい何をするだろうか?
それは火星人の科学力がどこまで進んでいるかというところに大きく関係する。
高度な知能を持っていれば、友達になったり技術を提供してもらったり出来る。
(もしかしたら侵略されるかもしれないが・・・)

 だが、まったく知能が無ければ、いいところ観賞用ペットか、食用になるのではなかろうか。
(食用なんて可愛そう。だめだめ。と思うかもしれないが、牛や豚は食べて何で火星人はだめなんだ。ということになる。まあ、食用になる前に火星人保護団体とか出来て、簡単には食べられないかもしれないけど。)

 火星人がイメージどうりのタコなら、結構おいしいと思う。刺身は抵抗があるが、網焼きなら問題ない。昆虫か甲殻類みたいなものなら、ちょっと勇気がいるが、甲殻類でも、焼いたりボイルしてカニやエビのように殻が赤くなるようなら、結構いけるかもしれない。

 でも本当は、出来ることなら友達になれるくらい知能があって欲しい・・・。
そのほうが、非常に面白い。世の中は火星人ブームになり、いろんなイベントが開催されると思う。
「火星人と行くローマ5日間の旅」とか「火星人の3分間クッキング」とかあれば、私は真先に参加するだろう。

 話がそれてしまったが、火星に水があると言うことはそれくらい重大なことなのだ。
この広い宇宙の中、確実に知的生命体は存在するが、接触するのは非常に困難だと思っていた。
だが、こんなにも近くに存在しているとすれば、人類は非常にラッキーなのではないだろうか。

 みなさんは、宇宙人や火星人について、どう考えていますか?