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コロサイの信徒への手紙
コロサイのしんとへのてがみ Letter of Paul to the Colossians


新約聖書の一書。55〜63年に、パウロがおそらくローマの獄中から、小アジアの都市コロサイのキリスト教徒にあてて書いた手紙である。教会とグノーシス主義の衝突を想定し、信徒があやまった宗教教義におちいらないよう警告している。パウロが排撃したのは、信仰より知識(哲学)を強調し、救いをえる基本的な手段として天使礼拝を主張し、この世を基本的に悪とする考え方だった。

パウロは、天使の仲立ちを否定しなかったが、キリストにかえて天使を礼拝することをはげしく非難し、十字架にかけられたキリストへの信仰を主張する。またキリストへの信仰は、この世の偽りの知識やむだな儀式から信者をすくいだすとのべている。この手紙は、愛に生き、神と人によろこんで奉仕したキリストにならうよう力説して、しめくくられている。キリストの体としての教会についてのべた1章15〜20節や、バプテスマ(洗礼)についての2章12〜15節など、本書には多くの有名な節がふくまれている。

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