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オバデヤ書
オバデヤしょ Obadiah


旧約聖書のいちばん短い書物。十二小預言書のひとつで、わずか21節しかない。言い伝えでは前6世紀のヘブライの預言者オバデヤの作とされているが、現代の学者はこの書の一貫性に疑問をもっており、オバデヤをふくむ2人以上の作者がいたと考えている。一般にこの書はバビロン捕囚以降の作と考えられており、11〜14節は前586年のエルサレム陥落に関する記述とみられる。しかし、ほかの節については前9世紀から前4世紀まで、さまざまな成立時期が想定されている。

「オバデヤ書」の前半(1〜14節)は、ユダの宿敵エドムの崩壊を予言している。エドムに対するはげしい非難は、エルサレム陥落とバビロン捕囚に加担した彼らに対する敵意の反映である。後半の15〜21節は終末論的な性格をもつ。「主の日」(15節)が到来するとき、エドムと近隣の諸国はイスラエルに対する態度のために罰せられるとのべる。その後、イスラエルはパレスティナ全土を所有し、「王国は主のものとなる」(21節)。

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