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歴代誌
れきだいし Chronicles


旧約聖書にある上・下2巻の歴史書。アダムの創造から前6世紀半ばまでの、イスラエルおよびユダ王国の歴史をつづったもの。「列王記」上・下巻と「サムエル記」下巻を要約した内容になっている。

上巻の最初の9章は、「創世記」と「民数記」を下敷きにして、アダムからダビデ王にいたるまでのイスラエル民族の系図をなぞっている。上巻の残りと下巻の大半はおもに、ダビデ王とソロモン王の統治から、バビロン捕囚(前586〜前538)までのユダ王国の歴史をえがいている。この後半には、「サムエル記」下巻および「列王記」上・下巻から相当部分が引用されている。

作者は自分の信仰にもとづき、史実を勝手に書きかえている。たとえば、預言者サムエルとサウル王にはほとんどふれず、北イスラエル王国の存在をほとんど無視している。また、それまで書かれなかった第一神殿の建設と儀式について詳述し、レビ人と司祭の役割を大々的にとりあげている。

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