「創造の六日間」に滅びた生物たち


 「わたしは、まことの神が造られるすべてのもの、それは定めのない時に至るまで存続することを知るようになった。それに加えるべきものは何もない。それから取り去るべきものも何もない。まことの神がそれを造られたのである。」(伝道3:14)

 上記の聖句とは裏腹に、今までに恐竜やアンモナイトやマンモスなど、数多くの種が絶滅してきました。協会が創造の証拠として喜んでとりあげるカンブリア・ビッグバン-しかしこの時出現した三葉虫など無脊椎動物のほとんども、カンブリア紀中に絶滅してしまいました。しかも、人間以前に出現し人間以前に絶滅しているのだから、「創造の六日間」の期間中に滅んだことになります。また街の図書館に赴けば、「絶滅動物大図鑑」なるものを見つけられるでしょう。これらの事実は、目的や意図、完全性や不滅性を特徴とする聖書の創造論とはかみ合いません。

協会の弁解

 「恐竜になにが起きたか」と題する「目ざめよ」誌1990年2月8日号の結論部分には、このような説明が書かれていました。

 「神は恐竜がその目的を果たしたとき、その生存を終わらせました。しかし、聖書は神がいつ、どのような方法でそうされたかについては何も述べていません。わたしたちは、恐竜がエホバによって目的をもって創造されたことを確信できます。今のところその目的についてはよく理解できないとしても、その事実は確信できます。」

 いくらエホバの証人とて、聖書に述べてあることのみを信じるわけではありません。正当な根拠があれば、他の多くの事柄も事実として認めます。

 これまでの記事で、現在の捕食動物は構造からして捕食動物であること、それは人類以前からずっとそうであったこと、滅ばないはずの"創造物"の中には途中で絶滅してしまったものも数多くあることについて考察してきました。これほど聖書の創造論にそぐわない現実を見ながら、それでも「恐竜がエホバによって目的をもって創造された」と素直な気持ちで信じられるでしょうか?果たして恐竜に「目的」などあったのでしょうか? 恐竜にしかできない仕事があったのでしょうか?

 聖書の創造論が全く成り立たない以上、絶滅生物を聖書的に意味づけようとする努力は机上の空論となるでしょう。   

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