法を守る善良な市民だって?


 あなたたちは「自分たちは法を守る善良な市民」だと繰り返しアピールしていますね。脱税はしない、犯罪は起こさない・・・と、たしかに警察沙汰になることはまずありません。

 しかし、「法を守っている」とそれほど強力に主張するならば、「完全」に守るべきではないでしょうか?「小さなことに忠実なら、大きなことにも忠実」なのでしょう?だから、どんなに目立たないような小さなルールであっても、それは違反すべきでないはずです。

 では、そんな自信満々なあなたたちにお尋ねします。

 「運転する時、法定速度を守っていますか?

  私が組織に属していた時、車を運転する時に法定速度を守っている信者はほとんどいませんでした。中には「ネズミ捕り」や「オービス」対策用のレーダーを車に装備している信者もいました。信者たちは忙しい生活を送っている人が多かったためか、20キロオーバー、30キロオーバーは当たり前。

 「制限速度が何キロか知らなかった」とは言わせません。その理屈が通れば「殺人が悪いとは知らなかった」も許されるからです。

 「他の人たちもみんな守っていないし、速度を守ると迷惑になるから」・・・これも言い訳に過ぎません。でも、あなたたちは「どんな状況にあっても妥協しない」というスタイルを自慢し続けてきたのではないですか?では、「みんなは輸血をしているし、輸血を拒否すると医者にも迷惑かかるから」・・・そんな理由で輸血をしてもOKということになります。

 どうやら、あなたたちの「法を守る」という姿勢には一貫性がないようですね。つまりそれは、「法を守る」グループとしての資格にはかなっていないということです。

 交通法規も「上位の権威」が制定した立派なルールです。制限速度を守ることが神の律法に違反するはずはありませんから、あなたたちは当然速度を守り運転すべきでしょう。つまり交通法規を遵守できないのは、神への違反に等しいということです。若干の過不足は問題ないでしょうが、ウン十キロオーバーというのは論外のはず。それに、もし人をひき殺してしまった場合、神への罪だけではすまされませんよ。

 「法を守る善良な市民」だと見栄を張るつもりなら、徹底して守って欲しいですね。それができなければ、その主張を即刻取り下げること。いずれにしても「神に選ばれたただひとつの正しいグループ」であるならば、「言行一致」を貫いて欲しいものです。

 ただし、完全に守っていく意思が強いなら、それなりの覚悟をしておいたほうが良いと思います。

 制限速度を守ると、後続車に煽られて嫌な思いをします。追い越されることが多くなるために敗北感も味わうようになります。

 集会や奉仕へ出かけるために出発時間を早めに設定しなければなりません。これまではとばして1時間かかっていたところを、余分に30分見込んでおく必要があるかも。当然、プライベートな時間が削られます。

 車を使う仕事をしている信者は特に気を付けてください。タクシー運転手、トラック運転手、営業マン・・・たちは、よりスピーディーに目的地に着くことが求められますが、それでも必ず法定速度を守らねばなりません。お客様、そして上司には「エホバに従うためだ」と正直に説明しましょう。しかし、この場合その仕事を続けられなくなる可能性があります。

 しかし、これらすべてが「サタンからの攻撃」と考えれば、あなたたちは立ち向かっていくことができるでしょう。楽園に到着するまで、法定速度を守り安全運転を続けてみてください。楽園まで我慢できれば、その先はあなたたちに都合の良い交通法規を作ってしまえばいいわけですから・・・。


エホバの証人Q&Aホーム