協会の公式サイトちょっとヘン


 さて皆さんは協会の公式サイトをご覧になったことはおありですか。
http://www.watchtower.org/languages/japanese/index.html

 ここでは、雑誌、冊子、パンフレットからいくつかがピックアップされ情報提供がなされています。冊子やパンフレットの内容を通して、エホバの証人の基本的教理や組織のあり方についてある程度を知ることができるのは評価すべきことだと思います。

 しかし、雑誌のカテゴリで扱われている記事があまりにも自分たちの組織にとって擁護的な内容ばかり。無輸血治療の必要性を書いた記事。そしてナチ支配における証人たちの強い信念をたたえる記事などです。組織にとっては有利な情報ばかりが提供されているように感じます。あえて不利な情報を流すようなことはする必要はないかもしれません。しかし、明らかに批判や反発が生じないような擁護的あるいは自賛的記事だけを掲載するというのは、組織を守ろうとする奇妙な壁の存在を感じられずにはいられません。あまりにも逃げ腰のように思えるのです。

 そもそもそのサイトで提供される内容のものは、エホバの証人に頼むことによって該当する出版物や記事のコピーなどを簡単に手に入れることができます。一般の人々、特にエホバの証人の活動に懐疑的になっている人にとってはそれらの情報はあまり意味がないかもしれません。一番知りたいのは「ものみの塔」誌や他のパンフレットだけでは入手不可能な「組織の本音」のようなものではないでしょうか。

 今ちまたではエホバの証人を批判するサイトが数多く存在しています。実際、教会側から解釈の矛盾を糾弾されたり、元証人から組織内部の実状を暴露されているようです。しかし、今のところそういった攻撃に対して、組織からは何の返答も弁解もありません。行なっているのは、それらの人々の動機をただ悪く言ったり、サタンというまったく目に見えない悪の存在に責任転嫁しているだけに過ぎません。

 せっかくインターネットと言う情報伝達の素晴らしい環境が整ったわけです。ものみの塔協会組織はネット上で批判あるいは回答が求められている事柄について、今すぐ答えるべきだと思います。わざわざ出版物という形をとる必要もありません。公式サイトという都合の良い発信機関があるのですから、ぜひともすみやかにその回答をネット上で行なうべきでしょう。ただひたすら出版物の転載を行なったり、組織にとって都合の良い記事だけを提供するだけならますます自分たちの殻に閉じこもっていると思われても仕方ありません。

 当サイトで行なっているような「Q&A方式」を通して批判者や反対者からの主張や批判に誠実に答えていくというのも良いかもしれません。そのためにもまずは「メールアドレスの公開」を強く勧めます。公開を始めるとかなり辛らつな攻撃メールもドッと押し寄せてくるでしょう。しかし、「地球上で神に導かれた唯一の組織」と主張するからには、ある程度の覚悟を持ってそれなりの懐の深さを示してもらいたいものです。そして、どんな内容のメールに対しても誠意ある仕方で答えていくべきだと思います。それが「神の組織」としてのあるべき姿勢ではないでしょうか。

 しかし、現状だけを見るとエホバの証人の上層部はいったいどのように考えているのかほとんど理解できず、かなり不透明に感じます。ネット上のいわゆる「背教的」と呼ばれる情報を通して、不信感を持っていく現役信者はますます増えていくに違いありません。上層部はそういう信者たちのためにも、公式サイトで批判者たちの間違いを指摘すべきです。それを行なっていないというのは、「批判者たちの主張がもっともであり回答することができない」ということを露呈していることになります。つまり、今の状況を観察すると組織の指導的な立場にいる人々は批判者たちに対しても、そして動揺している信者たちに対しても愛のある対応を行なっていないことは明らかです。

 はたして、このような人々がトップに君臨する組織が「地球上に存在するただひとつの神に導かれた宗教組織」と言えるでしょうか。本当に、愛のある全能者なる神がこの組織を導いておられるのでしょうか。判断はみなさんにおまかせします。


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