Seed Folks/人物紹介/菊地英治


菊池 英治 [Eji Kikuchi]
主人公。両親は菊地英介菊地詩乃。英介は商社に勤める一流サラリーマンで、詩乃は専業主婦。いいやつゆえに少し優柔不断なところもあるが、行動力と勇気は抜群。相原徹の親友で、中学高校ともに信頼を深めてきた。N高を受験するときには少しトラブルも。英介の単身赴任と重なり、落ちれば大阪行きを言い渡される。猛勉強の末、無事に合格。だが英介がリストラにあったりなど、悩みの種は絶えなかったようだ。少しだけ剣道部にいたこともあったが、6年間サッカーに頑張ってきた。高3のときに、K大の法学部を受験。経済学部の中尾和人とともに受けたが、あえなく惨敗。浪人生活を1年間送ったあと、F大の言語学部を受験。今度は同じく一浪していた安永宏ともども無事合格し、一足遅れで大学生になる。将来の夢であった中学教師は達成し、『ぼくらの悪魔教師』ではその悪魔振りを見せ付けている。

中学時代から想いを寄せていたのは中山ひとみ。だが『ぼくらの七日間戦争』では橋口純子との相思相愛が描かれている。『ぼくらのデスマッチ』あたりから、ひとみの魅力に気付く同時に恋心を抱いてきた。『ぼくらの最終戦争』のクライマックス、卒業式の夜に一世一代の大告白。川に向って叫んだ「ひとみが好きだぁ、好きだぞぉ」は中学生編のラストを飾るのに、ベストな言葉であった。高校生になっても相変わらずで、二歩下がって三歩進むという感じ。そんな高2の夏『ぼくらの秘密結社』立石剛の揚げる花火を見ながら、ようやくひとみの告白を受ける。大麻大学生と決闘したり平手打ちを食らったりなど、散々な目にも合うが結局は仲の良い2人。『ぼくらのコブラ記念日』で英治が不法に拉致されたとき、ひとみは本当に心配していた。瀬川卓蔵の死期も重なったせいか、無事に生還したときには号泣。銀座の怪しげな占い師・クリスマスイブに2人の未来を見てもらった結果、3年後に結婚、3年後に子供ができるとのこと。

いたずらに天才的才能キラリ。そういった面で城山ひかるとはライバルといえる。最後に中学を湧かせた名曲「はげれば尊し」の作詞も担当。公園のベンチで寝ている学生のせいで、困っている老夫婦を助けたこともある。そんな英治と相原は、後輩の木俣研一滝川ルミ青葉光らからも尊敬されていた。

高3の冬、クラスメイトだった中川冴子が白血病で他界。『ぼくらのミステリー列車』以来の付き合いだった冴子のさよならパーティーでは号泣。これまでに石坂さよ三矢麻衣と知人の死はあったが、一番泣いたのは彼女のとき。ひとみに嫉妬心を抱かせるなど、恋にも憧れにも似た気持ちを想っていたのは確か。ミステリー列車では矢場勇・安永組と、英治たち一行、柿沼直樹浅倉佐織組の重要なパイプにもなった。対ひかる戦では中野妙子と偽名を使い、スパイとして潜り込んだ。彼女の詩には思わず考えさせられるものが多い。


そんな学生生活も一休みの浪人生活。中尾和人と同じK大の法学部に落ちた春、中2のときの担任北原実に誘われて銀座の廃校中学に教師として通うことに。一年後、語学部へ入学(大学は不明)おかげさまというか何と言うか、環境ホルモンに関する一連の事件に巻き込まれる(『ぼくらのグリムファイル探検』)その後は念願叶って中学の教師に。彼の様子は『ぼくらのラストサマー』から描かれ、Webで『ぼくらの悪魔教師』も連載中。


相原徹←*→安永宏


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