言葉の向こうに見えるもの




2つの文章があります。

ひとつはこれ。

そしてもうひとつはこれです。 (一番下、平成15年4月24日、
「朝、ちょっとバタバタしそうなので」からはじまる所です。)

上は もなみちゃん、下は徳保さんが書いたものです。






公平を期するために すこし経緯をくわしく書きますが、
正直、こんかいは あまり関係ありません。

この2つは、そもそも「閉鎖するということ」というテキストを
受けて書かれたものと、その反論です。


そもそも初めの文章は、ここを見て貰えば分かるように、
2つの視点からとらえたものの 片方です。
ぐあ。 リンクがうまくいきません。 4月24日の所です

そして、なぜ1つのサイトが相反する2つの主張をしたのかは
ここで解題されています。
・・・・・これも。 4月26日の所です。


徳保さんのサイトのほうは、順番に上のほうを読んでいけば
いいと思います。






まあ細かい経緯はともかく、はじめに挙げた2つの文章は
見る人が見れば、欠点のおおい文章らしく、いろいろと
議論を呼んだようです。 (要するに叩かれたわけです)


が、正直きのこが読んだ時は そうは思いませんでした。

 ボケナスとか言うな

そんな本当のことを言われると 悲しくなってしまいます。


ま、それはさておき、何故きのこにとって はじめの2つの
文章に けってんを見なかったかというと、脳内ブラウザが
発動したからです。


このような文章は、実はネットを歩いていると ときどき
みかけます。 まあ、ある種の定型といってもいいでしょう。

理屈で言えば、このタイプは感情が先行して りろんてきに
けってんの多い文章、ということになるのでしょう。


しかし、そんな見方をしていたのでは このタイプの文章を
楽しむことは、できないんだと思うんです。


このタイプの文章は、いわゆるテキストというよりは、絵画や
音楽にちかいもので、「詩」の一種といえるかもしれません。
ようするに「心象」を表現したものなのです。


きのこが思うに、はじめの文章で、いちばん輝いているのは
この一節だとおもいます。


>もなみの家は、かなり貧乏です。
>もな兄が朝早くから、夜遅くまで働いて、借金を返しながら
>なんとか運営費を捻出しています。

>もな兄は、大丈夫大丈夫なんて笑顔で言っていますケド、
>いつ倒れるかわかりません。

ここを見て貰えば分かると思いますが、もな兄さんは
ハンパじゃない借金をかかえています。 ちなみに
はじめの文章を書いた人と もな兄さんは別人です。
(このリンクも3月25日の所です)


ただでさえ莫大な借金を かかえているのに、初めの文章からも
分かる通り、サイトの維持に、さらにお金がかかるのでしょう。
そしておそらく、ログを残しておくことさえ (今のままでは)
タダでは すまないのだと思います。


そんな状況をみていた もなみちゃんは どうしてもサイトを
継続する事も、残す事も肯定できなかったのでしょう。
もな兄さんを思いやる気持ちから。

だから この文章を よんでいると、そんな温かい気持ちが
伝わってくるような 気がしたのです。


そして2つめの文章。 これの中で一番 輝いているのはここです。


>単に資金の問題でサイトを閉鎖するならば、私を頼ってほしい。
>私にとって価値あるサイトなら、可能な限りいくらでも受け入れる。

>そこまでお世話になれないと思う方も多いだろうが、私にとっては
>サイトが消えてしまうことの方がずっとずっとつらいことであって、
>悲しいことであって、

>私を頼らずに消えてしまったサイトの管理人を私は恨む。


けっきょく、きのこの脳内ブラウザを通すと、はじめに
あげた2つの文章は、次のように変換されるのです。


もなみちゃん:
「もな兄、なんでそこまでしてサイトをつづける必要が
あるの? 莫大な借金かかえて、からだ壊すまで 働きづめに
働いて、そのうえまだお金出してまで なんで続けるの?

それぐらいなら、サイトなんて やめちゃえ!! 」


徳保さん:
「そんな悲しい事を言わないで。

残念な事に 私とあなたは 距離の開いた他人ではある。
だから わたしに出来る事なんて たかが知れている。

が、もし許されるのなら あなた達との思い出だけでも、
かけらだけでもいいから この手の中に残させて欲しい。
わたしはそれを せいいっぱい、大切にかかえてゆくから。」


と言うことになる訳です。


先ほども言いましたが このタイプの文章は ネット上で
しばしば見かけるものです。 ですから きのこのような
脳内ブラウザを インストールしておけば もっともっと
ネット上の文章を楽しめるのでは ないでしょうか。


え? おおきな お世話?


っていうか
ブラウザの読み取り機能が変?



うーん、4000年も生きてるものですから 脳みそが
少々 干からびてるのかもしれません。


ともあれ、バーチャルネットきのこ アガリクスは、
たとえ言葉づかいが 少々つたなくても、その向こうに
優しさや温かさの 垣間見えるような文章を 応援しています。







TOPにもどる