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安部公房を語ろう
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Re:華麗なる安部公房
Icon In Reply to: 華麗なる安部公房
アレン - 投稿日時:2000年08月14日 04時53分11秒
中川さん、こんにちは。
>>しかし彼の言説を聞く限り「壁」を書いた時点ではどうやらまだカフカのことは知らなかったようですね。

これは、難しい問題です。
本BBS、No.3[質問例)[Q]Re:質問例)[Q]安部が影響を受けた作家というと、誰になりますか? ]で私が発言したように、
>>カフカと比較されることが多いですが、カフカを読み始めたのは、執筆活動を初めてからだそうです。
となっています。しかし、その後、全集第2巻を調べたところ、安部は『壁』の発表(1950〜1951)前に、カフカの『審判』を読んでいた様です。

2巻には、1949.5.14 カフカとサルトルー20世紀文芸講座・第二回[講演]
というものが収められています。作品ノートを見ると、「戦前に、白水社から何かの間違いのように出版された」『審判』を安部は持っていたそうです。さらに、第2巻の贋月報によると、それは中田耕治(元「世紀の会」会員)のもので、安部が所有していたジイドの『贋金づくり』とを交換して手に入れたものらしいです。
確か、『審判』に関しては、安部は「印象が薄い」と答えていた気がしますが、上述した講演を読むと、『審判』を実存で描いた作品として、サルトルよりもカフカを評価していたことが分かります。

>>それと作者安部公房のキャラクターがなんだかかっわいらしくて好きです。ね。
んっ、これは初めて聞きました。既成概念を破壊せずにはいられない、あまのじゃくなところが、かわいらしさにつながっているのでしょうか?それとも、作品に見え隠れする遊び心の方でしょうか?

http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459

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