TOPへ戻る すくらっぷ らいふ ... DIARY 2008.08
2008/08/30 SAT

復讐はワイングラスに浮かぶ
赤川次郎『復讐はワイングラスに浮かぶ』
この作品は読む予定がなかったのですが、書店に並んでいる表紙を見て惚れました。
このイラスト好きです。
集英社文庫としては今月発売の初版なのですが、1986年に新潮文庫から発売されているようですね。
読み終えてから初めて20年以上前の作品だと知ったのですが、全然色褪せていないです。
最近になってやっと赤川作品の良さがわかってきました。
四篇収録された短篇集なのですが、どれも気軽に読める軽快さがあります。
解説にもありましたが「ある晴れた日に」は傑作だと思います。
O・ヘンリ『最後の一葉』を思い出させる作品とありますが、なるほど納得です。
一篇ずつゆっくり読むはずだったのに、また一気に読んでしまった。
2008/08/29 FRI

七回死んだ男
西澤保彦『七回死んだ男』
自分の意志とは関係なく同じ日を何度も繰り返してしまう体質の主人公が孤軍奮闘する物語です。
いわゆるタイムリープが行われてしまう話なのですが、SFというよりミステリ寄りです。
設定を理解してしまえば、完全に推理小説です。
予想とは全く違う作品でした。
最後の謎解きを読んでいると、伏線がかなり散らばっているのがわかります。
多少強引なところもありますが、なるほどと納得させられてしまいました。
SFファンよりミステリファンにお薦めですね。
少し頭が疲れてしまったので、次はスペースオペラ的な楽しい作品が読みたいかな。
2008/08/27 WED

タイム・リープ あしたはきのう
高畑京一郎『タイム・リープ あしたはきのう 上』
少し古い作品ですが、タイムリープものでは隠れた名作です。
ラノベなので多少は軽い感じもしますが、それでも読みやすくて面白いです。
感想は下巻を読み終えてから書きます。

夏の終わりを告げる雨が降っています。
過ごしやすい季節になって読書欲も向上しそうですが、眠気も増す季節なんですよね。

高畑京一郎『タイム・リープ あしたはきのう 下』
タイムリープ自体は既に目新しさはなく、SFではガジェット的な意味合いで使われる事が多くなりました。
時を行き来するのは、斬新さがなくなったのは事実です。
けれどそこで起こるタイムパラドックスは、今でも魅力がある未知の事柄だと思います。
過去にタイムリープした場合に、歴史の改編は行われるのか。
この作品もたっぷりタイムパラドックスを楽しめる作品です。
ただラノベなので会話メインで進行していきます。
それがちょっと残念ですよね。
しかしストーリーは文句なしなので、お薦めできる作品です。
2008/08/26 TUE

The S.O.U.P
川端裕人『The S.O.U.P』
読み応えたっぷりの作品でした。
オンラインゲームのアバターが知能を持ち、プレイヤーの操作を離れたところでも活動できるようになり、サイバーテロを手段に用いて、事実上のインターネットを支配しようとする壮大な物語です。
2001年に単行本として発売されている作品なのでパソコンのスペック等は多少古い感じがありますが、世界観は現在でも充分通用する内容です。
むしろインターネット社会での未来への警告といった内容になっています。
パソコンやインターネットの知識を少し持っていないと、読み通すのは辛いかもしれませんね。
盛り上がりの起伏も細かくたくさんあるので、一気に読めるというより多少ムラがあります。
それでも「ネット依存症」「インターネットの虚弱性」「オンラインゲーム」等、読みどころは多い作品です。
とりあえず『指輪物語』を読んでみたくなりました。
2008/08/24 SUN

積読
現在の積読状況です。
八冊あります。
少し多いかなと思いますが、書店では在庫のない小説をネットで注文したので増えてしまいました。
本来は五冊以下が自分のベストですが、絶版の作品も含まれているので、まぁ仕方ないです。
本棚が欲しいです。
文庫サイズの本棚に、ずらっと並べてみたいです。
文庫といえども数が集まると置き場がなくなるもんですね。
読書と文庫本収集が、すっかり趣味に定着してしまいました。
2008/08/23 SAT

ツィス
広瀬正『ツィス』
先月から復刊されている全集の二冊目です。
パニック小説ということなので自分の好みと少し違うのかなと思いましたが、なかなか面白かったです。
専門的な事も難しく感じさせない読みやすさがありますね。
全集全部揃えてみようかな。

昨日検査してきました。
前回の細胞検査の結果も今回の検査も異常なしでした。
主治医も頻度からいうとそろそろ再発の時期かなと思っていたらしいけど、なんとか乗り越えました。
過去全て発病してから再発まで一年と経っていないんだよね。
次回が運命の分かれ道かもしれませんね。
とりあえず入院しないで済みました。
2008/08/21 THU

あなたのそばで
野中柊『あなたのそばで』
初読みの著者です。
連作短篇集なのですが、すごく雰囲気が良い作品たちです。
「恋愛風景」とありますが、まさにその通り風景です。
SFのようにインパクトがあったり、ストーリーで読ませる物語とは違いますが、詩的な感じで言葉がゆっくりと紡がれています。
久し振りにこんな感覚の作品に出会った気がします。

一気に気温が下がりました。
風を受けると季節が飛んでしまった気がしました。
夏に秋が少し混じり合った季節。
明日病院へ行ってきます。
2008/08/20 WED

クリムゾンの迷宮
貴志祐介『クリムゾンの迷宮』
角川ホラー文庫です。
ホラーは基本的には読みません。
怖いから…。
でもこの作品は気になっていたので、勇気を出して読んでみました。
しかしホラーの怖さと少し違っていたので安心しました。
読んでいる時はドキドキでしたけど…。
面白いです。
ページをめくる手が止まりません。
この作品は一気読み出来てしまうほど嵌るので、時間があるときに読むのをお薦めします。
最後は賛否両論ありそうですが、評価は高いですよ。
ただ、多少グロがありますので、苦手な方は控えましょう。

とりあえず元気なようですね。
月に一度くらい写真をアップしないと心配になるので、定期報告だと思って更新して欲しいな。
2008/08/17 SUN

とある飛空士への追憶

NO.6 #4
犬村小六『とある飛空士への追憶』
書店へ行った時、ハリーポッターコーナーのすぐ横に二列山積みされているのを見付け、なんだろうと思い手に取ってみたものの買わずに帰りました。
その後、ネットでこの作品が口コミで知れ渡り評判になっていると知り、改めて買いに行きました。
シンプルながら王道である。
これがこの作品の評価でした。
王道とは一体どんなものか。
ライトノベルというと、一歩間違うと表現力や文章力が足りなくて消化不良になってしまいます。
今回もそんな不安はあったのですが、文章はしっかりしていますし、表現も標準レベルに達しています。
読み始めはどこが王道なのかわからなかったのですが、やはり最後まで読むと王道だと叫びたくなりました。
本当に物語りはシンプルです。
けれどシャルルとシャナ二人の関係と心の葛藤が伝わってきます。
そしてラストはなんとも言えないものが心に伝わってきます。
ホント王道です。
良い作品を読む事が出来て良かった。

あさのあつこ『NO.6 #4』
待っていた作品ですが、話が進みません。
#3では少し盛り上がってきていたので期待していたんですけど、ちょっと期待外れの感じがしました。
完結しないで終わってしまうのでは、という噂も聞きました。
この話の引っ張り方だと長引きそうな気がするのですが、そこまで読者がついていけるのか少し不安ですね。
2008/08/16 SAT

Yonda エコバッグ
新潮文庫の100冊プレゼントのエコバッグが届きました。
思ってたより小さいです。
ちょっと持ち歩くには良いかもしれません。
使わないと思うけど…。
どうせならこのデザインでブックカバーなら良かったのに。
でも使わないだろうな…。

ところで珈琲好きなあの方はペルセウス座流星群の写真を撮ったのでしょうか。
撮ったなら見せて欲しいな。
それより元気なのだろうか。
2008/08/15 FRI

別冊 図書館戦争 U
有川浩『別冊 図書館戦争 U』
待望の図書館戦争シリーズ、スピンアウト第二弾です。
別冊第一弾は読みながら顔がにやけてしまう程ベタ甘でしたが、今回は少し違いました。
「もしもタイムマシンがあったら」と「昔の話を聞かせて」はゆったりとした展開で、今回は静かに進むのかなと思いましたが、「背中合わせの二人」はやはり図書館戦争らしく話が進んでいきました。
事実上の主役は恋愛下手な「あの二人」です。
堂上・笠原コンビと違った二人の良さが出ていたと思います。
それにしても手塚は成長したな。

これで図書館戦争シリーズは一段落ですね。
シリーズの新作を読めなくなるのは淋しいですが、また新たな作品で有川浩らしさを発揮してもらいたいと期待しています。
2008/08/13 WED

陰日向に咲く
劇団ひとり『陰日向に咲く』
映画化もされすっかり有名になった作品ですが、単行本が発売された直後にお薦めを頂いていました。
読んでみたかったのですが、文庫化を待っているうちにミリオンも達成していましたね。
最初は軽い作品だと思っていたのですが、読んでいると「ちょと良い話」だなと感じました。
短篇ですが連作になっていて読み終えるとちょっとほんわかします。
著者の知名度によりここまで売れたかなという感じもしますが、読んで損はしない作品だと思います。

夜中にペルセウス座流星群を探しに行ってきました。
曇り空でしたが一つだけ流れる星を見ることが出来ました。
2008/08/12 TUE

ノーライフキング
いとうせいこう『ノーライフキング』
1988年に単行本、1991年に文庫本として出版された作品ですが、今回再び発売になったようです。
子供たちが「ライフキング」というゲームに熱中し、ゲームにまつわる噂が広がりやがては日常においても氾濫した噂に取り込まれてしまいます。
ゲームにおいて裏技はつきものですが、その裏技がネットワークを通してリアルになっていきます。
ただネットワークといってもインターネット普及以前の話なので、ここでのネットワークとは子供同士の情報ということです。
しかしインターネット以上に広がる子供たちのネットワークが、現在のインターネット時代の不安や不安定さを感じさせます。
便利な世の中にしたネットワークですが、必ずしも予測されていた未来と違うような気がします。
きっと誰もが何か違うことに気づいているのではないでしょうか。
2008/08/11 MON

海水浴場
近況。
土曜日に海へ行ってきました。
海水浴です。
久し振りに泳ぎました。
雲があって波が高くて風もあったけど、楽しかった。

日曜日は偏頭痛で夕方から寝てました。
偏頭痛?片頭痛?
未だにどちらが正しいのかわかりません。

今日は偏頭痛は治まったけど、体のダルさが抜けません。
酷い偏頭痛になったときは後遺症が残ります。
海ではしゃぎ過ぎたかな…。
2008/08/08 FRI

角川文庫 夏の100冊ブックカバー
また角川文庫『夏の100冊』ブックカバーが届きました。
今回は「スヌーピー」カバーです。
予想していたよりも良い感じです。
使わないけど…。
応募するときにエヴァと悩んだのですが、エヴァは知っているけれど特別好きなわけでもないので、結局スヌーピーにしました。
角川文庫のプレゼントはこれで終了予定です。
まだ応募期間はあるけれど、対象作品はもう読まないだろうな。
次は新潮文庫のエコバックが来る予定です。
新潮文庫も対象作品はこれ以上読む予定はないので、一つだけです。
2008/08/07 THU

角川文庫 夏の100冊ブックカバー
発見。角川文庫『夏の100冊』ブックカバーが届きました。
今回送られてきたものは「60周年オリジナル」カバーです。
松山ケンイチシークレットしおりはBタイプでした。
しおりもカバーに合わせたデザインで良かったんですけど。
そもそも角川のブックカバーはビニール製で幅が固定なので使っていません。
逆に使っている人がいるのか知りたいです。
毎年恒例の夏の風物詩のようなもので、どの出版社にもそれほど期待していないけれど、貰えるものは貰います。
ちなみに「ケロロ軍曹」の人気が高いようです。
2008/08/06 WED

忘れないと誓ったぼくがいた
平山瑞穂『忘れないと誓ったぼくがいた』
新潮文庫のサイトを見てタイトル買いした本です。
切ない物語はたくさんありますが、この物語もかなり切ないです。
市川拓司の『Separation−きみが還る場所 』を思い出しました。

「忘れない」そう思うことはたくさんあると思います。
「忘れたくない人」との出会いもあるでしょう。
自分でも「忘れたくない」人や想いがいくつもあります。
けれど悲しいけれど人は忘れる生き物です。
どんなに強く想っても強く願っても時の流れとともに記憶は薄れていきます。

『忘れないと誓ったぼくがいた』はどこにでもある青春時代の淡い恋です。
少し違うのは恋をした相手の少女が消えていく運命を背負っていることです。
少年のどうすることもできないもどかしさが痛いほど伝わり、悲しく切ない物語の中に自分を映し出してくれる、そんな作品だと思います。
2008/08/05 TUE

初恋
中原みすず『初恋』
私は「府中三億円強奪事件」の実行犯だと思う。
著者のプロフィールは非公開。
これは読む人の想像を駆り立てられる物語だと思う。
著者は本当に実行犯なのかもしれない。

学生運動等の激動の時代、1968年に「三億円強奪事件」は起きた。
自分は生まれていないし馴染みのない時代だけれど、何故かこの時代には懐かしさに似たものを感じます。
事件も数年前テレビのドラマで観て初めて内容を知りました。
しかしこの衝撃は凄いです。
当時なら尚更インパクトがあったと思います。

物語は事件そのものだけでなく、その事件に絡められた恋があります。
激動の時代に起った事件と恋。
この物語を読んでどう思いますか。
実話と思うのも作られた物語と思うのも読み手次第ではないでしょうか。
2008/08/02 SAT

顔のない裸体たち
平野啓一郎『顔のない裸体たち』
ネット犯罪や現実にも起っている悲惨な事件の物語。
あまり深く考えないで読み始めたのですが、予想と少し違いました。
物語というよりドキュメントのような感じです。
現在当たり前のように氾濫している出会い系サイトや無差別殺人など、かなり深いところをついている作品だと思いました。

知らず知らずに犯罪に巻き込まれたり加担してしまっている。
便利な時代になったけど暗い世の中だと思います。
自分も携帯は使います。
パソコンもネットも好きです。
しかし何か違うと思います。
未来はもっと明るく楽しい世界です。
希望を忘れずに歩いていきたいです。
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