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2004年7月11日(日)

移転。

 ヤプログに引っ越すって書いたんですが、その後5箇所blogを試した末に、優柔不断ぶりを発揮して結局ココログにしました。ニフティ会員なら無料だなんて、言ってくださいよ猫吉師匠。って書いてましたなこりゃ失礼。

 これから日記はココログのhetareに書きます。過去ログ(ココノログ)とEQのデータは、geocitiesに置いときます。どうぞよしなに。

 ちなみに上の画像は、素材集から拾ってきた「おじいちゃんが横断歩道を渡ってる画像」と、「月に降り立った宇宙飛行士」を合成したものです。杖の影まで位置があってるので作ってて笑えました。

2004年7月10日(土)

 無料のblogサービスをいくつか試してみました。試したのは、はてな・ヤプログ・Excite・BlockBlog。ユーザー登録して、デザインを変更して、記事を登録しました。

 気づいたこと。

【はてなダイアリー(の無料版)】
×キーワードの自動リンク機能がオフにできない
○書いた記事をバックアップできる

【ヤプログ】
×文字数制限あり
○管理人だけアクセス数を参照できる

【Exciteブログ】
×日付の変更が不可能
○用意されてる雛形の出来がよい
○管理人だけアクセス数を参照できる

【BlockBlog】
○画面の部品ごとにカスタマイズできて、デザインの変更がしやすい

 一長一短で、どこも決め手に欠けます。

 はてなの登録キーワードはどんどん増えてるので、下手すると文面がリンクだらけになっちゃいます。

 ヤプログとExciteはほんとうに惜しい。
 ヤプログの文字数制限(おそらく2000バイト)は、ここのサターンを捨てた日の日記が入らないぐらいなので、文章を書くのが好きな人には辛いと思います。
 Exciteは記事の日付を変えられません。登録時間がそのまま記事の日付になります。日記をまとめて送るときなどに、これは不便。
 どちらもβ版なので、この先改善される可能性もあります。

 無料なので、あんまり文句ばっかりも言ってられませんが。

 文字数を気にしながらヤプログを使うことにしました。日記を更新しないことにはblogにしてもブタに真珠湾攻撃であり馬と念仏踊りなわけで、せめて数日分書き溜めてからリンク張ります。

2004年7月5日(月)

 cssを使って、ホームページのデザインをいろいろ変えて試したんですが、巡り巡って元の設定に戻っちゃいました。

 それはそうと、いわばこのサイトを作るきっかけを与えてくれた人が猫吉師匠であるわけですが、先生もblogを始めましたか。
 そして始めたとたんに納豆プリンの試食レポートと。

 blogよさげですなあ。まず古い日記を自動的に整理してくれるところと、日記間の交流がいままでより手軽にできそうなのがいいです。あと独自のタグの拡張があるのにも目をつけてます。はてなの数式を出してくれる機能は使わないだろうけどかっこいい。EQやってる人にもけっこうblog使ってる人がいますね。
 実は5月に、はてなにページは借りたんですが、過去ログをどうするかっていう話と、画像サイズとデザインの自由度に制限があるってことがわかって保留してます。って今年入ってから画像1枚も使ってませんな。

 ちなみにあっしは、納豆アイスは食べたことがあります。

2004年7月3日(土)

 昔の日記のページから、読み返して文章があまりに稚拙なものを差っぴいて、これはまだいけるんじゃないかと思われるものだけ残してみました。独断なのであんまり変わってないかもしれませんが。

 それにしても、月日の流れるのは早すぎです。グインサーガを全巻読むと意気込んでた時期が、懐かしいです。グインはもはやどこまで読んだのか忘れてしまいました。忘れたといえば、島田雅彦を誰に薦められたのかも失念してしまい。

 いつか書くぞ、とネタ帳にしまってたはずのネタで、すでに文章になってるのがあって自分で驚いたり、そろそろあっしも、記憶のよろしくなくなる歳になったようです。

 Web日記を書いてる人たちで日記間の交流があった時期には、日記を書くのが楽しくてしかたありませんでした。自分には興味の無かったことについても書いてみたり、書くことを強制させられたりで、締め切り前の焦りや発表前の緊張感もありました。
 そういう義務感がないと、毎日日記を書くのは難しいですな。

 何でもいいわけに使う癖がついてきた。

 サイトをblogに移行する案もあったんですが、いろいろ制限があるみたいなのでとりあえず保留に。

2004年6月29日(火)

 

 気をつけてほしい。納豆が傷みやすい季節になっている。夏の暑さは人間にのみならず、納豆にとっても脅威なのだ。

 猛暑の中では、少し目を離したすきに、納豆菌が発酵を進めてしまう。
 スーパーで買った納豆が、帰宅してパッケージを開けると空っぽになっていたことはないだろうか。食堂の定食待ちの行列に、トレイに納豆の皿を載せて並んでいたら、席についたときには納豆がなくなっていたという経験はないだろうか。

 納豆から目を離してはいけない。ともすれば活発になりすぎる、納豆菌の活動を見張らねばならない。

 次に気をつけるべきなのは納豆の風味である。

 納豆の発酵具合、すなわち鮮度は風味に直結するので、食べる前によく調べたほうがいい。手軽に調べるには、そっと香りをかぐのがよい。納豆特有の上品で落ち着いた香りが消えていれば、鮮度を疑ってかかるべき時期に来ている。

 それから、納豆からポコポコと泡が出ていないことを確認する。激しく泡が出ていたり、どくどくと青い液体が流れ出ていたり、人間様の物体が現れ出で始めていたりすると、これは相当に危ない。食べないほうがいい。また、一面にカビやキノコが生えている場合は、観察の邪魔になるので、よくはらっておく。
 しかるのちに、携帯型の顕微鏡で納豆菌の存在を観察する。これは鮮度の調査とは無関係だが、購入時にパッケージが何者かによってすり替えられ、とんでもないニセ納豆をつかまされた可能性を払拭するためだ。

 さて、皆様方の今朝食べた納豆汁は上記の検査をパスしていただろうか。昼食べた納豆カレーは、夜の納豆飯は、無事であっただろうか。

 以上、拙い知識ではあるが、この夏おいしく納豆をいただくために、片鱗たりともお役に立てばこれに勝る幸福はない。

2004年6月27日(日)

 

 宮部みゆき氏によるICOの小説が単行本になったので、気に入った映画の原作小説を読むときのように、雰囲気が壊されないことを祈りながらおっかなびっくり読んでみた。

 コンピュータゲームICOの小説化ということで、物語は二つの要素が絡まって進んでいく。ゲームの中で主人公の少年イコが経験した場面と、ゲームではほとんど語られなかった霧の城と少女ヨルダの過去にまつわるエピソードの二つだ。

 新たに明らかになったはずのバックストーリーは、原作の世界にかえって説得力を与えていて、とても後から考えられたものだとは思えない。一方で、原作にある風景や設定は、忠実に文章で再現されている。

ややネタバレ→
 原作を気に入っていると、物語の主体が過去のヨルダに移るところはますます読み方がおっかなびっくりになってしまう。
 ゲームでは、少女ヨルダは、イコと言葉が通じないため、イコには伝わらない片言をときどき話すだけの語らないキャラクターだった。語りがヨルダになると、その内面がつづられることになる。物言わぬ人形ではなく、語るヨルダが登場する。
 読み進めると、ヨルダが語り始めることで展開が加速し、面白くなっている。もっとも、その後語りがイコに戻ったときにヨルダは再び語らぬヨルダとなり、違和感は残るのだが。この内面と外面のギャップは年頃の少女のものですか。と、とりあえず丁寧語で疑問を投げかけておく(しゃべらないのは精神的に傷ついているせいかもしれないし、しゃべり方を忘れている可能性もあるか)。

 ←ココマデ

 ファングッズとして買ったのだけど意外と楽しめた。ゲームのほうはずいぶん前から続編の企画があったはずで、そっちも楽しみ。

2004年6月26日(土)

 

 IIJのホームページは5MBまでなんですが、ここのゴミの書き溜めも5年経っていっぱいになってしまい、整理しないともう書けません。

 古い日記を消そうかどうしようか迷ってたとこだったんですが、ちょうどいいので丸ごとすっきりさせて、ついでにページも真っ白に染めました。柔軟材入りの洗剤を使ったので、多少ふわふわするかもしれません。

※……と書いたのにまた色を変えてしまい
※そして古い日記の一部もまた載せてしまいました

2004年6月20日(日)

 

 ちびちびと読んでたマルケスの『百年の孤独』を読み終えました。魔術的リアリズムの傑作として有名らしいので、学生時代に読んでる人は読んでるんだろうな。

 それにしても傑作とか名作って言われてる本を読んで、まったくその通りだと思ったのは久しぶりです。マルケスはノーベル文学賞ももらってますが、文章は意外に読みやすいです。難しい表現がそんなに出てきません。ファンタジー好きならウハウハいいながら読めそうです。

 この物語で語られる人たちは、現実に起きそうなことと起きそうにないこと(超常現象)のどちらにも遭遇して、それらすべてを現実と受け止めて疑いません。少年がさりげなく念動力使ったり死人がさりげなくしゃべったりします。最初から最後までこういうのがてんこ盛りなのに、本筋の街と一族の歴史については淡々と語りが続きます。このあたりの特徴を「魔術的リアリズム」と呼んでるみたいです。

 人物の人気投票があれば、あっしはウルスラに票入れてます。ウルスラかっこええ。

 読んでよかったと思える本に確率的にまたしばらく会えないと思うとなんだか寂しいですが、とりあえずマルケスの他の本を読んでみよう。

2004年6月18日(金)

 

 ちょっと寂しい生活をしてるらしい27歳主婦の方から、遊ぼうってメールをいただきました。Yahooメールの方で、掲示板を見てメールしたそうです。

 それで、どこの掲示板を。

 NetskyとかSwenを飼ってらっしゃる方からも毎日メールが届きます。これを励みにがんばろうと思います。


 EQで、酔っ払って馬に乗ると速く走れるって話があって、Fyliaからこれってトリビアになりませんかねとかねがね言われてて、調べるのメンドクサイですヨとか思いつつ時間計りにカラナまで行ってきました。
 でも、酔っ払うと落馬しまくりで決めた距離を完走できず。Sayuさんは走れたって言ってるので何か条件があるのかもしれません。

 計っててむなしかったのは、一番足の遅い馬しか持ってないので、酔っぱらわずに自分で走るほうが速いってことです。

2004年6月9日(水)

 

 食堂の隣が休憩室になっていて定時を過ぎたころになると夜勤の人がソファに寝っ転がってテレビを観たりしているのだけど、残業組が食堂でカップヌードルをすするとき、席の向きによっては食堂からもテレビの画面がちらちら見える。阪神戦をやっている。遠いので声はよく聞こえない。

 残業組の会話は濃い口のマニア路線に入ったのだが、ふとテレビを観ると阪神の選手の打球が大きく伸びて、ぐいぐい伸びて、私が「ホームラン!」と口にしたところ残業組の会話がはたと止まってみな画面にくぎ付けになってしまい、実は前回のホームランのVTRであったとわかったときにかなりの勢いで笑われてしまい、今後遠くからテレビを観るなんてことは決してしないぞ決してと誓った。

 というのが二、三年前の話なのだが先週また同じことをしてしまった私は学習能力のないバカなのではなく、笑いを提供することで仲間を幸せにする道化なのだ。光あれば影あり。道化がいればこそ立派な行いにも箔がつくってえもんです。ねえ、だんな。

 そんな道化はつい最近、ドレッシングに手を伸ばしたのに麦茶のペットボトルをつかんでいたという不可解な現象を体験しました。

2004年5月29日(土)

LIBRIeレポート。
 読みたい本が増えてきたけど、置き場所は減る一方。処分なり整理なりするのも大変だ。
 その点、電子書籍には、場所を取らないという利点がある。

 ソニーが携帯型読書端末LIBRIeを発売した。あわせて電子書籍のレンタルTimebooktownもサービスを開始している。

 Timebooktownでは、パソコン用の電子書籍リーダーを無償配布している。電子書籍リーダーは、デジタル本を原書に似せたレイアウトにして表示する。見開きの2ページが一度に表示され、クリックか矢印キーでページをめくる。

 また、サンプルとして江戸川乱歩の「人間豹」の始めの部分が置いてある。ただ、43ページという序盤の序盤で途切れており、「続きをよこせ! 続きを読まないと死んでしまう!」と突き上げた手で空をつかみながら苦悩せざるを得ない。

 さくっと会員登録を済ませると(210円/月)、借りられる本のジャンル別一覧が見られるようになる。ついでに人間豹の続きもダウンロード。

 純文学、SF、時代歴史、官能、それにマンガ。マンガの一覧を開くと、

 あした天気になあれ1 ちば てつや
 俺の空1 本宮 ひろ志
 サイボーグ009 1 石ノ森 章太郎
 サラリーマン金太郎1 本宮 ひろ志

4冊しかない。しかもここからTopの人気ランキングに3冊も入っていた。きっと、会員にマンガ好きが多いのだろう。「マンガしか借りるものがなかったんじゃ……」と困ったことをいう若者を私は知っているが、それは穿った見方でしかない。
 開きっぱなしになっていた口を直して、ほかのジャンルを見てみる。多いジャンルで60冊程度。サービスが始まったばかりであることを考えれば、上々と見ることができる。

 デジタル本が途端に普及するとは考えられないが、半年もすれば蔵書は充実し、選べる自由も大きくなるだろうと想像する。まずは本を増やすことからだ。

 とんだ知ったかぶりである。

 それはそうと、人間豹の続きを、電子書籍リーダーで読んでみた。

 超人探偵明智の敵役、人間豹は変態である。某ギルドの人と同じ変態である。出てくる女性を、人のいる場所でみんな裸にしてしまう。小学生の時分、Hな挿絵を目当てに読んだところ乱歩そのものにはまってしまったという人がいたのはこの本の話であったか。エロ川乱歩と呼ばれたゆえんである。

 ときに、慣れの話もあると思うのだが、パソコンで本を読むのは辛気臭い。モニタを見つづけるので目が疲れるし、パソコンの稼働音が気になる。ファンがガリガリガリガリうるさい。物語が盛り上がると興奮してPC本体を蹴っ飛ばしてしまう。うっかりEQを始めてしまう。

 そこでLIBRIeの登場である。LIBRIeは、文庫本と同じく寝転んだり吊革につかまりながらでも使えるらしい。

 LIBRIeを置いてあるStarbucksが心斎橋にあると知って、ちょっと見てきた。

 ソニータワーにあるStarbucksには、珈琲を読みながらLIBRIeで本を食べられる席もとい本と珈琲を心ゆくまで食べることのできる席が3つ用意されている。
 3席とも埋まっていたので、カフェフラペチーノをちびちび飲んで待つ。飲み干すと奥から怖いお兄さんが出てきて店の外に放り出されてしまうので、ちびちび飲むのである。そうやって客の権利を維持しながら待っていると、席が空いた。

 LIBRIeの画面は、本の片側のページ一枚のサイズ。文字ははっきりして読みやすい。挿絵等もそのまま入る。ただ、紙ではなく画面を見ているという感じはまだ残る。
 LIBRIeを手のひらに載せたとき、親指で押せる位置にページをめくるボタンが来る。読む操作だけならば片手でできそうだ。
 上着のポケットに入るかどうかが重要なチェックポイントだったのだが、少し大きめのポケットでないと辛そうだ。
 ページの切り替えが遅めだったが、たぶん電池の残量のせいだろう。とにかく反応が鈍かった。

 電話が鳴った。「はい」「モシモシ、僕だよ。君は小林君かい」「違いますけど」「ハハハハハ。ごまかさなくてもいい! ウン、ごまかさなくてもいい! 私の目はすべてお見通しだよ。君は、乾電池の換えがほしいんじゃないのかな」「どうしてそれを」「ウフフフフ……さあ、梅田の駅へお越しよ。乾電池を渡そう」「いや、梅田で渡されても」「では待っているよガチャ」

 梅田には寄らずにまっすぐ帰った。

Timebooktownのジャンル別登録数(2004/05/31現在)

文芸・エッセイ(82) 恋愛小説(22) ミステリー(40) ホラー・サスペンス・ハードボイルド(23) SF・ファンタジー(7) 歴史時代小説(59) 官能小説(56)
経済・法律(10) 企業・経営・金融・投資(17) 政治・社会・国際(7) ビジネス・キャリア・資格(21) 文化・サブカルチャー・芸術(10) 歴史・地理(61) 宗教・思想・哲学(5) サイエンス・コンピュータ・インターネット(15) ノンフィクション・評論(37)
趣味・実用(6) 食・料理(14) 旅・紀行(7) 教養・教育・生き方(14) 医療・福祉・健康(7) 語学・辞書(58) スポーツ(12) サッカー・野球(4) コミック(4)

検索の利便性を考えてのことだろう、複数ジャンルに登録された本が多い。公称の蔵書数は400冊超

2004年5月26日(水)

 

 ヨーヨー・マが、ジャクリーヌ・デュ・プレが生前弾いてたチェロを使ってるって話を聞いて慌てました。密かにデュ・プレのファンなんです。もぐりのファンなんです。デュ・プレのチェロは、チェロのことを何にも知らないど素人も一発で虜にしちゃうような、危険な魅力を持ってます。

 そんなチェロがいまどういう音を出してるのか気になったので、Fyliaが以前日記のBGMにヨーヨー・マを使ってたのを思い出し、そのアルバム名を教わって買いに走りました。ウイスキーのCMでヨーヨー・マ本人が出演・演奏してたLibertangoも入ってる「Soul of the Tango」です。

 で、勢いよく買ったのはいいんですが案の定買った時点で満足してしまい、片手間にしか聴けてません。しばらく朝の目覚まし曲に設定。

 羽生生純のドタバタホームレス漫画「ワガランナァー」がいたく気に入ったので、3人の言葉遣いなどをどしどし真似していこうと思っちょります。てか、むしろどしどし日記を書けと。

 それから、本棚の奥で長年ほこりをかぶったままになってた「薔薇の名前」をやっと読み終えました。予言殺人あり、中世の教会や裁判の精緻な描写ありで読み応えはあったんですが、散りばめられたオマージュの元ネタをよく知らないので、楽しみ損なってると思えるのが悔しい。無垢なアドソが愛を知るところの情熱的な描写がぶっとんでて好きです。

 それからそれから、ピクミン2においてもピクピクニンジンを略すとなぜピクニンでなくピクミンになるのかについてさっぱり言及されておらず、居ても立ってもいられない気分です(スクワットをしながら)。図鑑にある虚構の生物の科学的な説明文がかっこいい。

 それからそれからそれから、4Gamer.netのEverQuest2の取材ムービーで何が感動したかって、キャラメイクで猫耳の立ち具合を自在に調整できるってことです。ただ、今度の猫族は顔に人の表情が入っててちと怖い。

2004年5月15日(土)

 

 目が痛いという祖母に付き添って、眼医者に行ってきた。駅前の、美奈沢という医者のやっているところだ。私も小さな頃はここの院長に診てもらっていた。

 その帰り道、歩きながら私は祖母に冗談を言ってみた。
「あの待合室ね、静かにしてると院長に怒られるんよ」
「あらあら」
「美奈沢先生、何て言うて怒るかわかる?」
「何て言うのかねえ」

 私が言った答えは「みんな、騒がんか!(美奈沢眼科)」である。昔作った駄洒落だが、私はそのできがいたく気に入っていた。そのできに酔いしれていた。自分は天才だと思った。

「ああ、それで今日怒られたんだねえ」祖母はちっとも笑わずにそう言った。
「え……」私の両足がバランスを崩して滑り、イタリックのAの形になった。「おばあちゃん怒られたの?」冗談がまったく通じなかったことよりも、怒られた原因が気になった。
「うん、検査終わって奥呼ばれる前に。なんで怒るのかなあと思った」私が外で電話をしていたときだろうか。祖母には心当たりがないようだ。

 次の週、再び美奈沢眼科医院に行った。

 待合室はいっぱいで、隅の誰も座ろうとしない席に祖母を座らせて、私は壁のコンタクトレンズの広告を眺めていた。しきりにせきこんでいる老人がひとり、植木のそばの席に背を猫にして座っている。

 せきこむ老人が支払いをすませ、外に出ていった。駅前の喧騒が流れて扉が閉まり、部屋は静かになった。

 破壊音とともに診察室のドアが蹴破られた。破片が降る戸口から、震える手にペンライトを握った美奈沢医院長が踊り出てきた。顔を真っ赤にしていた。頭から温泉マークが出ていた。まさか、あのセリフを言うために出てきたのか。
 いまや待合室の誰もがその瞬間の迫ることを感じとり、絶望にうちひしがれた表情をしていた。

2004年4月25日(日)

 

 セガサターンのソフトと本体、置いていたけど場所を取るだけでぜんぜん遊ばないので、捨てることにした。店に売ってもたいした金額にならないと思うし、売りに行くのも面倒だから。
 買い集めるのに使ったお金と労力を思い出さないようにしながら、ぜんぶ黒いビニール袋に放り込んで、捨てに行った。

 ゴミ置き場の小さな囲いの外に、小さなおばちゃんが立っていた。わきを通過して袋をおろす。囲いから出ると、おばちゃんが懐中電灯の光で袋を開けて中を確かめはじめた。気になったので離れて見ていると、おばちゃんはがさがさやったあと携帯で誰かに連絡をとった。そのあと、マンションの人がゴミを捨てに来るたびに、熱心に袋を漁っていた。

 いつのまにかおっちゃんがいた。おっちゃんは、おばちゃんが指差したサターン入りの袋を拾い上げると、自転車に乗って闇に消えていった。

 せっかくなので私も自転車に乗り、あとをつけてみた。

 おっちゃんは川沿いの道を北に向かった。部品工場が連なる区域を抜けて、高架下で自転車を止める。壁が開いて、おっちゃんが見えなくなった。
 間を置いてそこにあった地蔵を調べてみると、スイッチが埋め込まれていた。隠し通路のスイッチだった。通路は薄青く発光している。
 曲がりくねった通路は、地下に向かっていた。壁面には土星の文様が多数描かれている。

 吹き抜けの広場に出た。らせん状の傾斜を降りた先に、小さく白い三角頭巾の人物と祭壇が見える。おっちゃんが出てきて、独特の身振りであいさつをした。「B地区最後のサターンを回収しました」呪文を唱えていた白頭巾が振り返る。「待ちかねたゾ! 待ちくたびれたゾ!」壇の上にサターンは並べられ、ろうそくが立てられる。サターンの供養でもしているような感じだ。

 広場の脇から、頭巾姿の人物がぞろぞろ出てきた。「セガサッターン! セガサッターン!」と繰り返している。やがて声は優雅な節を帯びはじめ、広場全体を震わせる。
 背中に人の気配を感じた。気づかれたか。ゴミ置き場にいたおばちゃんだった。おばちゃんの目が金色に燃えて、熱光線が放たれた。間一髪で光線を避けたが、背後の石柱がこなごなに砕けてしまった。広場が静まりかえっている。私は得意の巴投げでおばちゃんを投げ飛ばし、その隙に外まで走り出た。「ひっ捕まえろッ! そいつを誰かとっ捕まえろッ!」怒声が聞こえた。

 家に帰ると0時を回っていた。それから風呂に入って朝まで寝た。

2004年4月7日(水)

 

 ひさしぶりにGolden Logresを出してきて遊んでみたら、あ、Roglesだっけ? Logresでいいのか。2台目の台に移動するところまで行けて驚いた。たぶん――いやきっと、遊んだことのある人からすればこのぐらいではたいした話ではないはずだ。しかし、私はゼビウスで1台目のアンドアジェネシスを超えられないことがある、というかむしろたどり着けるかどうかが怪しい人なので、快挙であったことにしてしまおう。

 Golden Logresは、Crystal CaliburnやLoony Labyrinthと同じくピンボールを作りつづけて3千年のLittlewing製のピンボールゲームで、アーサー王伝説がモチーフになっている。
 少し前のゲームなので多機種に移植されており、今だと2〜3千円で買える。そんなにしないかもしれない。Littlewingの公式サイトでダウンロード販売も行われている。

 ところで、ピンボールの台にある傾斜やレールは、上に乗ったボールを、ボールを打ち返す左右のフリッパーの間を目掛けて高速で転がすような、絶妙でいやらしい位置に配置されている。こういった、普通に打ち返そうとしても届かずに打てないボールを、フリッパーを時間差で振ったり、台を揺らしたりして処理できるようになると俄然得点が上がってくる。

 フリッパーのすぐ上の斜め上を向いた傾斜は、当たったボールを弾き返す仕掛け(バンパー)になっていて、ここをボールが跳ねる間はボールの動きがゆるやかなものになる。
 このバンパーが、たまにさぼってボールを弾き返さずにストンと落とすことがある。期待していたゆるやかな球の流れとの落差に目がついていけず、おろおろしている間もなく必然的にボールを落とす。両手を高々と挙げる。口をぱくっと開く。エクトプラズムがせり出してくる。頭から湯気が出ている。眼鏡が曇ってくる。

 もうひとつ厄介なのが、台のほんとに上のほうにある場所からぽろっと落ちてくるボールだ。止まりかけのボールが、ぽろっと落ちた途端に大リーグ並みの剛速球と化し、ちょうど左右のフリッパーの届かない領域を通過する。あたふたする間もなく必然的にボールを落とす。衝撃で椅子ごと後ろに吹っ飛ぶ。本棚のマンガがばさばさ落ちてくる。あばらを2、3本やられている。遠のく意識。近づくサイレンの音。

 こういうレアな現象がエクストラボールを取った直後に発生したりすると、途端に世の中のことすべてが嫌になってしまう。もうLogresなんかで遊ばないと誓う気にもなる。かと言って開始直後に発生してもらってもそれはそれでかなりアレだ。プー(ふくれる)。

 1プレイの時間が長くなってくると、こういった現象は確率的に毎回起こり得るわけで、ここを捌けるかどうかが勝負の分かれ目になる。

 調べてみると、Logresには3台目の台が存在するという話だ。この台はもう、私の力では現世では見ることができないと思う。誰か見かけた人がいたらよろしく言っておいてほしい。

2004年4月5日(月)

 

You are out of food.
You are out of food.
Players in The Office:
---------------------------
[20 Programmer] Kachou
[17 Programmer] Shunin
[13 Programmer] Senpai
[6 Programmer] Nao
[6 Programmer] Douki
[4 Programmer] Kouhaisan
[3 Programmer] Kouhaikun
There are 7 players in The Office.
Kachou says 'Hiru ikoka'
Kachou walks out.
Douki stands up to follow Kachou.
Kouhaisan stands up to follow Kachou.
Kouhaikun stands up to follow Kachou.
Senpai yawns.
You yawn.
Senpai says, 'Ikuzo oraa'
Senpai walks out.
You walk out.
LOADING, PLEASE WAIT...
You have entered Soumu.
You gain a key of chari.
Buchou tells to you, 'mata curry ka'
You nod.
You begin to run.
Senpai begins to run.
LOADING, PLEASE WAIT...
You have entered Chuurinjou.
You ashibarai a stand.
Gacha dadam.
Senpai rides a chari.
You ride a chari.
You begin to pedal a chari.
LOADING, PLEASE WAIT...
You have entered Kokoichi.
Obachan tells you, 'Irasshaimase!'
Oneechan tells you, 'Irasshaimase!'
Occhan tells you, 'rasshai'
You say, 'Nattou curry cheese mix futsuu futsuu de'
Oneechan looks dubious for a moment.
Oneechan says, 'kashikomari mashita'

 納豆チキンカレーもおすすめ。