和紙

お金
読者の疑問
蛇足
今年は2千円札、新五百円玉と新しいお金が発行されますね。正直言って2千円札の発行の必要性って、いまいちわからないんですが・・・。^^;

お金といえば、長い間日本最古のお金と言われていたのは「
和同開珎」。
西暦708年、武蔵国秩父郡で日本最初の銅がとれ、これが朝廷に献上されました。これを記念して、年号を「和銅」と改元し「和同開珎」を発行しました。

学校で「
和同開宝」と習った人も多いのでは? 実は読み方については正式な記録がなくて、「珎」を「寶」の略字として「ホウ」とする説と「珍」の異字体として「チン」とする説とがあるんです。最近はお金に彫られたまま「和同開珎」とし、そして読み方も「わどうかいちん」とすることが多いようです。

で、去年、日本最古のお金の座を奪ったのが「
富本銭(ふほんせん)」。
こんな誰でも知っている歴史が書き換えられるなんて、驚きですね。実は「富本銭」それ自体は以前から知られていたんですが、江戸時代の絵銭(えぜに)とするのが定説だったのです。ところが、奈良県明日香村の飛鳥池遺跡で富本銭の鋳造跡が見つかったため歴史が書き換えられたというわけです。

ところが、話はこれで終わらないのです。日本最古の貨幣は「
無文銀銭(むもんぎんせん)」の可能性が強いと言うことです。と言うのは、日本書紀に天武12年(683年)に銅銭の使用開始、銀銭廃止という記述があり、この銅銭がほぼ富本銭に間違いないと言うことになったからです。

(注)絵銭は貨幣ではなくて、銭の形におめでたい図像などをとりいれ、信仰の対象や子どもの遊び道具などになったものです。

話は変わりますが、日本の今のお金。コインには「
日本国」って書いてありますが、お札には「日本銀行券」って書いてありますね。どうして違うのでしょう?
実はコインの発行者は日本政府で、お札のそれは日本銀行なのです。だから当然製造するところも違っていて、コインは造幣局、お札は大蔵省印刷局なのです。

日本のお金の単位は
ですね、これは形から来ていると言う説以外諸説あります。では、外国ではどうでしょう? 意外と重さを語源としているものが多いようです。マルク(ドイツ)、ポンド(イギリス)、日本でも江戸時代の両、分、銖(朱)はそうです。

ところでドルのマークはDではなく、
で変ですね。
実はSはスペインの頭文字なのです。これはアメリカが古くスペインの植民地だったことによります。ドルというのもスペインでドレラと呼ばれていた銀貨が語源です。
さて、ポンドの
£も変ですね。これはポンド以前に使われていたライブラ(Libra)の頭文字がそのまま残ったことによります。

そう言えば円もYENと書いてENとは書きませんね。マークも
ですし。
これも諸説あってはっきりしません。1つあげると「EN」は外国人が発音すると「エン」より 「イン」の音に近くなることから、これと区別するため「YEN」にしたという説があります。


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