和紙
読者の疑問
Nampeterさんから次のような質問をいただきました。

お札を日銀から発行し、コインを政府から発行するのはどういう理由からですか。統一してはいけないのですか。
                      
以下は日本銀行の回答です。

お札(紙幣、銀行券)は、最終的な決済のための手段として、個人間の取引においても金額の制限なく強制的に通用させることができる(これを「強制通用力」といいます)ことが法律によって定められています(このような通貨を「法定通貨(法通)」といいます)。

中央銀行の目的は、通貨や金融の調節を行い、金融機関間で円滑に資金決済が行われるようにすることで信用秩序を維持することですから、最終的な決済手段である銀行券の発行は、中央銀行が所管するのが世界的に見ても一般的です。

日本においても、日本銀行法第46条第1項で、日本銀行が銀行券を発行することを規定するとともに、同法第2項で、その銀行券が法貨として無制限に通用することを定めています。

一方、硬貨(貨幣)については、一定限度までしか強制的に通用させることはできないのが一般的です。日本においても、強制通用力は額面の20倍までとの制限が設けられています(詳細は「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」をご覧下さい)。

このため、世界的にみても、貨幣の発行は、必ずしも中央銀行の所管ではなく、日本のほか、イギリスやフランスなどで政府が所管するケースがみられます。

なお、お金に関する情報を、「日本銀行ホームページ(http://www.boj.or.jp)」内の「お金と金融商品」や「お金に関するFAQ」に掲載していますので、こちらもご参照下さい。

情報サービス局広報課

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