和紙

ビール
□■ビール

ビールのおいしい季節になりましたね。皆さん、お好きですか?
今年は各社、
麦芽100%を売りにしたビールで争っていますね。

ところで、本場ドイツでは、1516年「ビールは大麦、ホップ、水だけで作るべし」と言う「
ビール純粋令」が出て、現在でも守られています。
つまり、麦芽100%はあたりまえというより、それ以外はビールではないのです。
私も以前ドイツで飲んだビールの味が忘れられません。(^_^;)

日本の麦芽100%でないビールは、これ以外(副原料)に何が入っているのでしょう。
ビンや缶の成分表を見てください。お米なんかも使われているんですよ!

さてビールの始まりは何頃なんでしょう?
B.C.3000ころ、シュメール人が麦の種類によって4種類のビールを作っていたと言われています。
その後エジプト、ギリシャ、ローマでもワインよりビールが主流でした。
それが、ワインに取って代わられるのは、キリストがワインを飲むユダヤ人だったため、キリスト教とともにワインが主流となったからだと言われています。

文献上は、あの史上最古の成文法といわれる「
ハムラビ法典」(B.C.1800)に出てきます。ビールを薄めて売ると溺死刑なんて恐ろしい条項もあります。

麦芽とホップって?
麦芽、読んで字のとおり、麦の芽。芽が出て6日目ぐらいのものを使います。
もう一つ欠かせないのがホップです。ホップはクワ科の多年草です。ヨーロッパやアジア大陸に自生し、健胃剤として昔から使われてきました。
ビールに使うのは受精してない雌花です。松ぼっくりのような形をしています。これをを乾燥させたものを使います。

泡はなぜ必要なのでしょう?
泡は酸化を防ぎ、口当りを柔らかくすると同時に、苦味やアルコールの刺激を和らげる効果があります。
目の細かい泡が立ったビールがおいしいようです。
ですから、冷やし過ぎのビールはおいしくないのです。また、香りも減ります。

ラガービールとかドラフトビール、また上面発酵とか下面発酵なんて宣伝に出てきますが、あれって何でしょう?
発酵温度の差によるものなのです。
1.
常温発酵:「上面発酵ビール」で温度は15-25℃、 酵母が上にあがってきます。コクを生かすため余り冷やさずに飲むもので、エールビール(英)などがこれにあたります。
2.
低温発酵:「下面発酵ビール」で温度は8-12℃、酵母が底に沈み、2次発酵します。さっぱりした味わいで、貯蔵性が良いとされます。ラガービールがこれにあたります。

ドラフトビールはもともと「たる詰ビール」のことです。ただ、日本では生ビールは「たる詰」なので、ドラフト=生の意味に使われています。

ビールを飲むと太るってほんと?
アルコールのカロリーは
エンプティーカロリーといわれ、体温上昇につかわれ体にはつきません。
ただ、ビールにはアルコール以外のカロリーも含まれます。
大瓶一杯の生ビールで89kcalと他のお酒に比べると若干高めです。
しかしこれでも、ご飯1/4杯分と同じです。ですから、ビールだけで太るということはありません。ただ、その食欲増進効果によって、ついつい、おつまみを食べ過ぎてしまうのがよくないのです。おつまみに注意しましょう。

おいしい注ぎ方
 1.開封の際に最も炭酸が逃げるため静かに蓋を開けます。
     よく、栓抜きでたたく人がいますが、あれはよくないのです。
 2.初めにグラス1/2〜2/3位まで勢いよく泡立つように入れます。
 3.荒い泡が消えるまでおよそ30秒〜1分間、そのまま置いておきます。
 4.グラスを傾けて、泡の下を通すように、静かにビールを注ぎます。
 5.ビールと泡の比率が7:3位になるのが最もよいと言われています。

グラスの汚れは泡の表面張力を失わせますから厳禁です。
グラスは丁寧に洗って、布巾は使わずに自然乾燥させ、霜が着く程度に冷やしておくといいようです。
そして、夏は4〜6度、冬は6〜8度が美味しい温度だと言われています。

★では、雑学!
牛にビールを飲ませると言う話を聞いたこと有りません?
あれは、食欲増進効果と酵母による消化、吸収を良くする効果があるのだそうです。

ビールは沢山飲めますが、水は沢山飲めませんね、なぜでしょう?
水は少しずつ十二指腸送られ、小腸から大腸を通過時に腸壁からだけ吸収されます。
一方、アルコールは腸壁だけ出なく胃壁からも吸収されます。その時、水分も一緒に吸収されるのです。
また、アルコールは炭酸ガスや砂糖を含む場合、吸収が早まりますし、利尿作用も有ります。
それでたくさん飲めるんですね。

〇ビール瓶は
なぜ633mlなんて半端なのでしょうか?
昭和15年 酒税の課税方法が出荷量を課税の対象とする庫出税(くらだしぜい)に変わりました。
当時、瓶の容量は各社ごとに10ml程度の誤差がありました。そこで、各社のビール瓶の内で最も容量の少なかった瓶の容量、633mlが基準になったのだそうです。

〇ビールの美味しさを表す、
コクとかキレって何でしょう?
コクとは麦汁の濃度が高さを言って、濃い、飲みごたえがある、腰があるといわれます。
一方
キレは発酵度が高いことを言いいます。軽快、すっきりしている、まるみがあるといわれます。
ビールの美味しさとは、このコクとキレのバランスによって決まると言われています。

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