和紙

トロイア戦争
星占いの星座の由来
神話に語源を持つ元素名
□■トロイア戦争

今日は、
ギリシャ神話のお話。

最高神ゼウスは世界の人口問題に頭を悩ましていました、このままじゃ食糧危機が起きてしまう。(どこかで聞いたような話ですね。)
で、策略を考えます。
テティス(女神)とペーレウス(人間の男)の結婚式に争いの女神エリスを招待しなかったのです。
ちなみにこの夫婦の間に生まれるのが
アキレウス(注)。

女神
エリスは怒って、「一番美しい女神へ」って書いた林檎(リンゴ)を結婚式場に投げ込んだのです。
そこで
ヘラ(ゼウスの妻)とアテネ(知恵と芸術の女神)とアフロディテ(美と愛の女神)が私のものだって、争います。
結局、第3者に決めてもらおうと、
パリス(トロイヤの王子)に頼みます。パリスは悩んだすえアフロディテを一番だとしました。
この時アフロディテは「私を選んだら世界一の美女を妻にしてあげる」って約束するのです。

やがてパリスは略奪された伯母を救出に向かいますが、途中、スパルタ王妃
ヘレネを見初めて二人で逃げてしまいます。
ヘレネこそアフロディテの約束してくれた女性だと思ったのですね。
怒ったスパルタ王
メネラオスはギリシャ連合軍でトロイヤを攻めます。
これがあの有名な10年間に及ぶトロイヤ戦争、トロイの木馬で有名ですね。

で、結局、ゼウスの思惑通り、人口問題にけりがついたって言うわけです。

さて、ギリシャ神話を語源にもつ単語って多いですね。ビックリします。

花だと
ヒヤシンスアネモネなど。
元素だと
チタンウラニウムプルトニウムなど。
星座にも多いですね。
カシオペア座、アンドロメダ座、ペルセウス座、大熊座、小熊座、ふたご座、オリオン座、…。
太陽系の惑星やその衛星はその多くがギリシャ神話からきています。
他にはカオス、ガイア、クロノス(クロノメータの語源)、エロス、アトラス、ヘルメス、アポロ、エコー、ナルシスト、サイレン、エウロパ(ヨーロッパの語源)、ミューズ(ミュージック、ミュージシャン、ミュージアムの語源)などもそうですね。
それから変わったところでは「
風の谷のナウシカ」もホメロスのオデュッセイアに出てくるパイアケス人の王女ナウシカアからとった名前だそうです。

意外だけど台風もそうです。テューポーン→タイフーン(英語)→
台風

英語の
ジャイアンツも語源はギリシャ神話のギガンテス。このギガンテスグループはゼウス率いるオリンポスグループと戦って完敗しました。ゼウスグループはこの巨人戦に勝って、世界を平定したのです。
野球の話じゃないから、巨人ファンもがっかりしないでね。(^_-)

(注)アキレウスはギリシャ神話の駿足の軍神です。ローマ名はアキレスです。あのアキレス腱に名を留めていますね。
ペーレウスと女神テティスとの子で、ホメロスの「イリアス」の中心人物なのです。トロイア戦争におけるギリシア軍随一の英雄として、トロイアの王子ヘクトルを討ちとるのですが、その弟パリス(一説にアポロン)に不死身の身体の唯一の弱点である踵(カカト)を射られて死んだとされています。これって、不死身じゃないですね。^^;

P.S.私のお薦めのギリシャ神話に関する本を載せておきますね。(値段は変わっているかもしれません)
ギリシャ神話の入門書
 「ギリシャ神話がよくわかる本」木村千鶴子著 PHP文庫     ¥533+税
もう少し詳しく知りたい人は
 「ギリシャ・ローマ神話」   野上弥生子訳 岩波文庫     ¥700+税
この本はあの夏目漱石が序を寄せています。
完璧に勉強したい人は
 「ギリシャ神話」上、下    呉 茂一著  新潮文庫     \590,\520+税

星に関するギリシャ神話は
 「星の神話・伝説」      野尻抱影著  講談社学術文庫 ¥500+税

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