

| ダイヤモンド |
| 蛇足 |
| □■ダイヤモンド 今回は「ダイヤモンド」のお話です。 ダイヤといえば、宝石の王様。あの輝きはすばらしいですね。 でも、組成はありふれた炭素からできているんですから、不思議です。 たしかに、高温下ではダイヤは燃えてしまいます。 このダイヤ、すばらしい特性を持っています。 まず、この地上で最も硬い物質なのは有名ですね。 それ以外にも熱伝導が良い、音をよく伝えるなどの優れた特性があります。 これらの性質を利用して、最先端技術の中にも利用範囲が拡大しています。 (応用については、ホームページの蛇足に載せました) 硬いダイヤはどのようにしてカットしたり磨いたりするんでしょう? 硬いダイヤも衝撃には弱く、ある特定の方向に力を加えると意外と簡単に割れてしまいます。 昔はこの方法でカットしたようです。現在はレーザー光線を使ってカットしています。 研磨は? ダイヤモンドの細かい粉をターンテーブルに接着し、このテーブルを高速回転して磨きます。 ダイヤでダイヤを磨くんですね。 本物のダイヤを簡単に見分ける方法は? ダイヤは上に書いたように熱伝導が大きいので、冷蔵庫で冷やして表面が曇ったものを取り出します。 本物だと、あっという間に曇りが消えてしまいます。 歴史上には、不吉と恐れられたダイヤモンドが幾つか存在します。 有名なのが、"ホープダイヤ"や"オルロフのダイヤ"と呼ばれるものです。 ホープダイヤは持ち主が次々に奇怪な死を遂げると言うので有名です。 あのルイ16世、マリーアントワネットも所持したことがあります。 また、マリリンモンローも映画の中でつけたことがあるとか。 現在、ホープダイヤはスミソニアン博物館にあります。ホープの名は一時所持していた実業家の名前です。 ダイヤモンドは現在でも人々に不幸をもたらし続けています。 ダイヤの利権に絡む、西アフリカのシエラレオネの内戦です。(アンゴラでも同様の内戦が続いています) ここで産出される、世界最高と言われる無色透明のダイヤをめぐり、8年前から内戦が起こっているのです。 反政府軍は一般市民の手足を、老若男女を問わず切断しています。 すでに、430万の人口のうち30万人が犠牲になっています。なんと人口の7%です。 殺さずに、手足を切断すると言うのは、政府にそれらの人々の救済をせまり、弱体化を図る狙いがあるといいます。 この反政府軍の資金源がダイヤモンドなのです。 先日の沖縄サミットでもこのダイヤの不正取引が議論されました。「紛争地ダイヤ」と呼ばれます。 現在、禁輸の対象となっているのは アンゴラの反政府組織:アンゴラ全面独立民族同盟(UNITA)とシエラレオネの反政府組織:革命統一戦線(RUF)の扱うダイヤモンドです。 では雑学です。 ■カラットの由来 カラット(英 carat,karat)は、現行のメートル・カラットでは、200mgです。(略号は、Kまたはct) この言葉は、昔アフリカで分銅代わりに使われていた、イナゴマメに由来します。 この実が現地の言葉でキラト、とかカラトと呼ばれていたのです。その重さが約205mgだったのです。 (旧のカラットは205mgでした。) ■印刷活字 フリガナのことをルビと言いますね。ルビをふると言うように。 昔、欧米では活字の大きさを宝石の名前で呼んでいました。ダイヤモンド、パール、ルビーなどのように。 日本の5号活字のふりがなに使われたのが7号活字(現在の5.5ポイント相当)で、これがルビーと呼ばれるものと同じだったので、こう呼ばれるようになりました。 ちなみに、ダイヤモンドと言うのは、約4.5ポイントに相当するそうです。 ■野球のダイヤモンド 日米野球用語小事典によれば、 「内野の別名で、内野があたかもダイヤモンドの形のようになっているので、この名称で呼ばれる。これはハワイが発祥の地で、ベースボールの始祖であるアレキサンダー・カートライトが設計したホノルルのカートライト球場で採用されたのが最初といわれている。」とあります。 英語のダイヤモンドには、宝石のダイヤモンド以外に、"ひし形"の意味もあります。トランプのダイヤがそうですね。で、四角いけれどダイヤモンド! ちなみに、ダイヤモンドの原石の正しい結晶は正八面体です。上から見ると正方形!! あと、同じダイヤと呼ばれるものに、鉄道のダイヤがありますが、こちらは、ダイヤグラム(英diagram:列車の運行予定表。)の省略形でダイヤモンドとは関係ありません。 ■ギヤマンって 時代劇などを見ているとガラスことをギヤマンと読んでいますね。 このギヤマンはダイヤモンドのことです。日本人がガラス細工のことを聞いたのにオランダ人がなにで加工したのかと聞かれたと思い、ダイヤモンドと答えたのが日本人にはギヤマンと聞こえたと言う話です。 |
