和紙

蛇足
では、右、左に関する言葉を

サウスポー
野球で、左投げの投手をサウスポー(south-paw)といいますが、これはアメリカの大リーグで左利きの選手に南部出身者に多かったからだとされています。
他に、「Chicago球場などでは、打者が夕日を直視しないように東面し、したがって投手は西面するので、左腕投手の利き手が南に向くことになるのにちなむ」と言う説もあるようです。

左遷
西欧では右を重んじる国がほとんどなのですが、なぜか、古代より日本では"左"が重んじられて、左大臣は右大臣より位が上でした。
一方、中国は時代によって違います。左遷という言葉が出来たのは、右が優位だった
漢の時代です。

着物の着方
着物の着方の"右前"は、唐の制度にならい、
大宝律令(大宝元年、701年)の衣服令で「すべて右衿でなければいけない」と決まりました。

一方、洋服は男女で違いますね。
西洋では古い時代、男女とも左前だったようです。しかし、中世になって、上着の下に剣をつるすようになると、左前合わせだと剣を抜きにくいので、しだいに右前になったといいます。女性はその必要が無かったのでそのままでした。

さて、"
左前"と言う言葉がありますね。仏式で死者を葬るときの死に装束は左前にしました。
このことから、不吉の意味になり、後に物事がうまくいかず、落ちぶれることの意味に転用されるようになったといいます。

飲兵衛
江戸時代金山で左手に鑿(のみ)を持って、右手に槌を持って作業をしました。
左手は「のみて」と言うことから、酒飲みを「飲み手」とひっかけた言葉です。

左団扇(ひだりうちわ)
普通、涼を取る時、右手で団扇を使います。左で使うと言うのは、あえて涼を取らなくても良い、つまり暑苦しい生活をしていないの意味になり、生活の苦労などがなく、のんびりと安楽に暮らす事を言うようになったのです。
「源氏物語」では「左扇」と出てきます。古くは左扇と言ったようです。

右に出る
一般にものを握るのは右手のほうが左手よりうまいので、「右」は巧み、強いと言う意味を持ちました。
これが、優れているとか上位にある意味につながり「右にでる」と言う言葉が生まれたと言われます。

鏡は何故左右が反対になるの?
鏡は左右を反転しているように思いますが、実は鏡の面に垂直な方向、つまり奥行きを反転しているだけなのです。

床が鏡だったら、ね、上下が反転するでしょう!

では、何故人間は左右が反転しているように感じるかと言うと、人間は大体、左右対称です。そこで、鏡に映った場合、鏡の裏側に回りこんだ状態を考えてしまうんです。ですから左右が反対になったように感じる。
簡単にわかるのは、例えば右手に本を持って鏡の前に立ってください。左手で本を持っているようになりますね。決して右手では本を持っていません!(^_-)

左右対称でないもので考えるとわかりやすいかもしれません。ね、左右なんか反転して無いでしょう!



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