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ジーンズ
□■ジーンズ

今日はジーンズのお話です。

日本での
ブルージーンズ生産は1998年度で年間生産量約3800万本で、この10年間で約1000万本ほど減ったんだそうです。原因は輸入品の増加やカラージーンズの人気などが背景だとか。
最近は、ジーンズメーカーも立体裁断ジーンズなど新機軸を打ち出してきています。

★ジーンズは、1850年、ゴールド・ラッシュ時代のサンフランシスコ(脚注)で、金鉱掘りの実用着として、ジーンズは考案されました。
このジーンズを作って売り出したのは、「
リーバイス」で有名なリーバイ・ストラウスです。
当時のズボンは普通の生地で金鉱堀りの作業には弱すぎました。
そこで、彼は幌馬車の幌の生地に目を付け、丈夫なズボンを作り大評判を博しました。
この頃のジーンズは、まだ、今の様なブルーではありません。

当時、金鉱堀りたちはガラガラ蛇や毒虫の被害に遭っていました。
そこで、虫除け効果のある植物「
インディゴ(藍)」でジーンズを染めるようになったといいます。
蛇にどれほど効果があったかわかりませんが、これが、インディゴ・ブルーのジーンズの始まりです。

ジーンズと言えば、もう一つ、ポケットの部分を留めてある
(びょう)が特徴ですね。
これは、鉱石のサンプルを詰め込んでも破れないようにと工夫されたのが始まりとされています。

ジーンズの名前の由来ですが、
中世にファスティアンと呼ばれる丈夫で目のつまった綿布が労働着などに用いられていましたが、ジーンズはその一種です。
イタリアの
ジェノア(ジェノヴァ)産だったので、その名がついたと言われています。

語源的には、ジェノヴァのフランス語形 Genes の英語読みからと言う説と、中期英語のジェノヴァを表すGenoa からきたとする説があります。
また、このジェノバで作られていた生地の名前が「ジュン」といい、それが変化したものと言う説もあります。

ちなみに
デニムというのは縦糸に色糸、横糸に白糸を用いた綾織り物の名前です。
語源はフランス南部のニーム地方の織物という意味の「serge de Nimes(サージ・ド・ニーム)」から来ています。

ジーパンの名前の由来
Gパンと書いてあることが多いですね。人によるとジーンズ(jeans)だからJパンと書くべきだとか。
これにも面白い話があります。

まず「ジーパン(G-Pan)」の名前の由来は、アメ横の老舗ジーンズ・ショップ「マルセル」が作った和製英語です。
ジーンズが日本に本格的に導入されたのは1950年頃で、当時日本に駐留していたGI(アメリカ軍兵士)達によってでした。
GI達がはくパンツと言うことでジーパンという言葉が生まれたといいます。

一方「ジーパン(J-Pan)」の方ですが、英語のjeans-pantsの音を一部省略した和製英語です。
こうしてみると、Gパンでも、Jパンでも良さそうですね。

★日本の
ジーンズメーカーの名の由来
ビッグジョンは創業者尾崎小太郎の名に由来します。ありふれた"太郎"と言う名はアメリカだと"ジョン"にあたる。
"小"をそのまま"スモール"じゃ面白くないと言うので逆にビッグにしたというものです。

ボブソンはアメリカで多い愛称のボブが損する、つまりアメリカが損するというところからつけたとか。

最後に。エドウィンですが、これは"江戸が勝つ"の意味です。
ジーンズでは先行していた、BIG JOHN、BOBSONの岡山勢に対抗し、東京に本社があったのでこう命名したとか。

エドウィンと言えば、ハッブル宇宙望遠鏡の名前の元になったエドウィン・ハッブルが有名ですね。
宇宙の膨張を観測で確かめ、アインシュタイン方程式の宇宙項の誤りを見つけた人です。
あ! また、横道にそれてる・・・。(^_-)

★インディゴとは、植物の藍(indigo plant)から取れる青色染料のことです。
インディゴ・ブルーの語源は、昔、インドで多く生産され、安価だったインド藍が交易品として世界中に広まったことによるといわれています。

(注)サンフランシスコといえば、アメリカンフットボールのフォーティーナイナーズ(
SF 49ERS)が有名ですね。
あのジョー・モンタナを擁し、何度もNFLの頂点であるスーパーボウルを制覇したチームです。
このチーム名のフォーティーナイナーズ(49ERS)は、1849年に金鉱探しにカリフォルニアに移り住んだ人々を指す言葉です。

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