和紙

蛇足
ツウの食べ方は?
・そばの香りがつゆの香りに負けないように、つゆを少しだけ付けて食べます。そばの香りを感じるためです。
・一気にすすり上げます。音をたてて!
 そばの香りは、のどから鼻に抜けるときに感じるので、空気と一緒にそばを一気に吸い上げると、そばの香りを感じやすいのです。
 ワインのテースティングと同じですね。
・そして、あまり噛みません。夏目漱石も「我輩は猫である」の中で正しいそばの食べ方とは噛まずに飲みこむと言っています。 ツウは一口を4〜5回しか噛まないようです。
 そばは消化がいいので噛まなくても大丈夫です。

■そばには、"
黒っぽいそば"と"白っぽいそば"がありますね? あれって何故?
実は色の違いは、粉の種類が違うんです。
・一番粉:そばの実の中心から取れる真っ白い粉。
更科そばと言われます。
      香りが弱く、のどごしが滑らかです。
・二番粉:一番粉が取れたその周りから取れるやや黒みがかった粉。
・三番粉:そばの実の一番外側から取れる黒みがかった粉。
      黒いそばは
田舎そばと言われますが、二番粉、三番粉が中心で(一番粉も少し入っています)      香り強く、のどごしザラザラしています。

■そばは
そば粉がどのくらい入っているのでしょう?
 ・乾麺で3〜5割
 ・生そばで5〜7割
だそうです。意外と少ないんですね。

■蛇足の蛇足 ^^;
・「
紺屋のあさって、そば屋のただいま
 現在でも「もう出ました」があたりまえ?^^;

紺屋のあさって:紺屋は天候に支配されがちであるため、明後日になればできると言っては期日を延ばすことが多く、あてにならないことをいいます。

・そばは落語にも出てきますね。
有名な所では「
時そば」それに、チョットHな「疝気(せんき)の虫

・最後に
俳句
 「そばはまだ花でもてなす山路かな」    芭蕉
 「そばどきや月は信濃の善光寺」      一茶
 「信濃では月と仏とおらがそば」       作者不詳

■蕎麦屋の暖簾のあの変な字は?
(2001.04.12)

これは変体仮名です。変体仮名は明治33年小学校令施行規則で採用された"ひらがな"とは、異なった字体のひらがなです。
現在のひらがなとは、字源またはくずし方を異にします。でも、これを知らないと江戸時代やそれ以前の本は読めないですよ!
で、最初の方が「そ」の変体仮名です。字源は「楚」です。後の方が「は」で、普通濁点の"゛"がついていますね。字源は「者」です。(変体仮名といっても"かな"ですから、字源の漢字とは意味上の関係はありません)

(追記)
2001.04.20
江戸時代、農閑期には農民が江戸に出稼ぎに来ます。信濃から来る男達が多かったようです。
肉体労働をするので大飯食いの定評がありました。
   手うちだとしかれば信濃喰う気也  柳多留
何かへまをした信濃者に、主人の武士が「手打ちにする」と叱ったのですが、蕎麦を打ってくれるのだろうと勘違いしていると言う情景です。

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