和紙

蛇足2
ヤマタノオロチの飲んだ酒は?
「八入折(やしおおり)」といい、仕込み水の代わりに酒を使う事を八回繰り返して作った強い酒だそうです。

■お酒に関する言葉
★「
醸す(かもす)」と言う言葉は「噛むす」が語源と言います。
古代の酒作りは飯粒をかんで酒を作ったことによります。
いまでも、こうしてお酒を作っている未開地の人々がいます。

クダを巻く
この「管」は木綿の手織りが行われていた頃、糸繰車の錐(つむ)にさして糸を巻きつける小さな軸のことを言い、この管に糸を巻き取る作業を「管巻き」と言っていたことによるそうです。
この同じ作業の繰り返しが酔っ払いの同じ話を繰り返すのに似ていることから、管を巻くと言うようになったといいます。
また、酔っ払いの話が管を巻く時のブウブウという音のようだとも。

酒の肴
肴=酒菜、酒に添えるものの意味です。

シンポジウム
古代ギリシャ語の「symposion」が語源です。
「ともに酒を飲むこと」の意味で、酒と音楽と談論の集いをさしたようです。
プラトンの「饗宴」の原題もSymposionです。

へな猪口
「へな」は粘土、「ちょこ」は酒を飲む猪口(ちょこ)のこと。
明治十四、五年ごろ、新聞記者の野崎左文など数名が神田明神境内の料亭開花楼で酒宴をした時に使った杯が語源です。
この杯、外側が鬼、内側にお多福が書いてある、楽焼の粗末なもので、じゅうじゅう音がし、ぶくぶく泡立ったそうです。そこで、これを、へな土製の猪口、「へなちょこ」と呼んだのが始まりとされています。
この経緯は野崎左分の「昔の銀座と新橋芸者」と言う文章に書いてあるそうです。

へべれけに酔う
何とギリシャ語の「Hebeerryke」(へベのお酌)が訛ったものだそうです。
へべはゼウスとヘラの間に生まれた女神です。ヘラクレスと結婚します。
この女神、オリンポスでの神々の宴会の時、お酌をするのが役目でした。
神々は彼女のお酌を非常に喜び前後不覚になるまで酔いしれたといいます。
これから「へベのお酌」と言う言葉が生まれたそうです。

へべがお酌をするのをやめた後をついだのが、ガニメデ、あの「みずがめ座」の青年です。
『Vol.34「トロイア戦争」の蛇足、「星占いの星座の由来」参照』

おあいそ
店の人が勘定書きを差し出す時に使った言葉だそうです。
勘定書きを出す時、お客さんがいやな顔をして愛想を尽かすと言うので、「お勘定」とか「お会計」と言うあからさまな言い方を避け「愛想づかし」と洒落ていったのが始まりとか。

三々九度
『貞丈雑記』によると「酒をささとも、くこんとも云うは、ささは三三也、くこんは九献也、酒は三々九度のむを祝いとする故也」とあります。
ささは酒、九献は宮中における酒の呼び名です。

ドブロクにごり酒
ドブロクは濁酒(だくしゅ)とも言い、酒税法では「雑酒」に分類されます。
一方、にごり酒は「清酒」に分類されます。
ドブロクは醸造しただけで粕を濾し取らないものです。
にごり酒はドブロクを荒く濾したもので、やや白濁しているものです。

雑兵と酒
戦国時代、雑兵たちには、米は3〜4日分ずつしか、渡されなかったそうです。
まとめて渡すと、お酒を作って飲んでしまうからだとか。

迎え酒
迎え酒には酔いを直す効果は全くないそうです。
しかし、外国にもあるようで、英語の俗語では the hair of the dog that bit you 「
噛みついた犬の毛」と言います。

昔の人は、病気をもたらしたものが最良の薬になる、つまり「毒には毒を持って制す」と考えていたようです。
犬に噛まれた場合、噛んだ犬の毛で傷を縛ったり、犬の毛を焼いたものを傷につけると傷が治ると考えていました。
迎え酒も犬に噛まれた傷を治すのと同じ考えだと言うことで、こう言う表現ができたようです。

酔いの八態 (2012.12 tairaさんの指摘で訂正しました。)
酔うと皆さん変わりますね。それをイギリスの戯曲家トーマス・ダッシュが酔いの八態と表現しました。
 猿酔い  :はしゃぎだす
 獅子酔い :物を投げる、怒鳴る
 猫酔い  :飲むとすぐ寝る。
 豚酔い  :泣き上戸。
 羊酔い  :利口ぶる
 鼠酔い  :酔っているのに酔っていないと言い張る。。
 山羊酔い :女性に目が無い
 狐酔い  :相手を酔わせて有利な取引をする

皆さん、正体の無くなるまで酔わないようにネ。また、飲ませても駄目ですよ。
近年、アルコール・ハラスメントと言う言葉も使われだして社会的問題になりつつあります。

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