和紙

曜日
蛇足
□■曜日

曜日に天体の名を使い出したのは、B.C.2世紀頃のバビロニア人、又はギリシャ人だと言われています。
曜日も現在の日月火水木金土の順番です。

さて、この
順番の理由は何でしょう?
当時の天文学は1日の 24時間にも七曜を配置しました。
この順は天動説で考えた時、太陽や月、惑星(当時知られていた五個)を地球の周りを回る周期の長い順に
並べたもので、土木火日金水月となります。
これを24時に当てはめると毎日3つずつずれることになります。(24/7=3余り3)

1日24時間に対応する天体を時間毎に記述すると
第1日
木火日金水月土木火日金水月土木火日金水月土木火
第2日
金水月土木火日金水月土木火日金水月土木火日金水
第3日
土木火日金水月土木火日金水月土木火日金水月土木
第4日
日金水月土木火日金水月土木火日金水月土木火日金
第5日
月土木火日金水月土木火日金水月土木火日金水月土
第6日
火日金水月土木火日金水月土木火日金水月土木火日
第7日
水月土木火日金水月土木火日金水月土木火日金水月

そして毎日の始まりの時間がどの天体によって支配されるかが曜日の呼び名となりました。
つまり曜日の名は占星術的な意味を持っていたのです。

そして、このバビロニア又はギリシャの占星術に由来する曜日名及び順番を現在まで、保存・使用している国は非常に珍しいのです。
日本はその珍しい国です。曜は星の意味です。

例えば、
英語では次のようになっています。
Sunday sun    太陽
Monday moon   月
Tuesday Tiu    北欧神話の最高神ウォーデンの息子テュール
Wednesday Woden   最高神ウォーデン
Thursday Thor    ウォーデンの息子トール
Friday Frigg    ウォーデンの妻フリッグ  又は Freyja   美と愛の女神フレイヤ
Saturday Saturnus ローマ神話の農耕の神サトゥルヌス

意外に思うのが
中国で「星期天」、「星期一」、以下「星期六」まで数字を使っています。合理的ですね。
「星期(シンチー)」の代わりに「礼拝(リバイ)」を使う事もあります。
「星期天」の代わりに「星期日」を使うことも。

ところで、
一週間が七日の理由は?
古代バビロニア人は厄災日が七日に一度来ると考えたようです。
この七は一桁の数字で最大の素数という点にあるようです。
また、太陽と月と当時知られていた惑星五個で七になることも関係したともいいます。
これが、ユダヤ人に伝わり(
バビロン幽囚の時に)、七日目を神聖なサバト(安息日)に変え、これがキリスト教とともにローマに引き継がれる事になります。

公式にはA.D.325年の
ニケアの宗教会議で決まります。

ところで、
週の第一日目は日曜なのでしょうか月曜日なのでしょうか?
旧約聖書によると、神は天地創造のために六日間働いて七日目に休んだとなっています。
しかし、現在世界の大半の国では週は日曜日から始まっています。
神は働いた後休んだようですが、人間は先ず休んでそれから働くようですね。^^;

日本で曜日が
いつから使われたかとなると、これが意外や意外、すごく古い。
現存する最古の記録は
藤原道長(966〜1027)の「御堂関白日記」で日付に日曜から土曜まで書いてあります。断片的な物ではもっと古いものも。
シルクロード経由で伝わったようです。

ところで、似たものに"
六曜"というのがありますね。
先勝(せんしょう、せんかち)、友引(ともびき)、先負(せんぶ、せんまけ)、仏滅(ぶつめつ)、大安(たいあん)、赤口(しゃっこう、しゃっく)
みなさん、結構、縁起担ぎをしませんか?

室町時代に中国から伝わり、江戸時代に名称の変更や順番の入れ替えがおこって現在に至っているそうです。
一説には、あの三国志に登場する
諸葛孔明が単なる時刻の吉凶占いとして考案したと言われます。
そして、この順番は単に機械的に並べたものです。
旧暦(太陰暦)の各月の一日が次のようになっていて、二日以降は六曜を順に並べます。
単なる順番と聞くと、結婚式を大安に拘泥するのは、馬鹿げていますね。^^;

一月 先勝 二月 友引 三月 先負 四月 仏滅 五月 大安 六月 赤口
七月 先勝 八月 友引 九月 先負 十月 仏滅 十一月 大安 十二月 赤口

ついでに六曜とは関係ないのですが、有名なので。
三隣亡(さんりんぼう)は選日(吉凶に係わる暦の上の特殊な日)で、火災によって近隣三件に被害を与えるという意味で建築の忌日とされています。
    一月・四月・七月・  十月 亥の日
    二月・五月・八月・十一月 寅の日
    三月・六月・九月・十二月 午の日


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