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超音波
蛇足
□■超音波

超音波って何でしょう?
人の耳に聞こえるのは、個人差が大きいのですが、一応周波数
20〜2万Hz(ヘルツ)といわれています。
ですから、超音波とは周波数2万Hz以上の、人には聞こえない音のことを言います。

人には2万Hz以上は聞こえないと書きましたが、実は自然界の音や音楽には2万Hz以上の成分を含んでいます。
この超音波成分が音楽を聴いたりするとき、脳波のアルファ波を増加させ、快適感を与えると言います。
レコードからCDになった時に、音が物足りなくなったのは、CDではこの2万Hz以上の音を考慮していなかったからです。
最近、音響メーカーも気がついてより広域の音を再生できるように考えているようです。

■動物も利用しています
イルカコウモリは超音波を出し、その反射を利用して、周囲の空間を認識していると言います
また、彼らは獲物を取る時にも超音波を利用しています。
獲物に接近すると強烈な超音波を浴びせて、獲物を一瞬麻痺させることで、容易につかまえることができるのです。

さて、このコウモリの餌になっている
に超音波検知システムが有るそうなのです。
腹部に鼓膜のような構造をつくり、わずか2つの聴覚細胞をつかって超音波を検知するようになっているのです。
超音波の発信源が近づくと、はばたきをやめて急降下することで攻撃をかわす行動をとるそうです。
進化の不思議ですね。

超音波の利用法にはどんなものがあるのでしょう
★一番身近な所では、眼鏡屋さんの店頭に置いてある
眼鏡洗浄機です。
水中に超音波を照射すると、眼鏡に接する水が加圧・減圧を繰り返して、非常に細かい無数の真空状の気泡(キャビテーション)が発生します。
そして、加圧時に、このキャビテーションが押しつぶされて、水同士が1秒間に数万回と激しくぶつかり合って、強力なエネルギーを発生します。
この衝撃力が、眼鏡に付着している汚れを、吸引剥離することによって綺麗になるのです。

先日テレビで実験していましたが、眼鏡洗浄機の中にアルミホイルを入れると穴だらけになってしまいました。すごい力なのですね。
ただ手は大丈夫です。柔らかいので力を吸収するようです。

この洗浄法は眼鏡に限らず、工場でさまざまな洗浄に利用されています。
そう言えば、洗濯機にも超音波を利用したのがありますね。

魚群探知機
これは日本人の発明です。
1948年西宮の古野電気が発明し、この会社は現在でも世界シェアの70%を占めています。

最近、遺跡の発掘などですっかり有名になった地中レーダーは地中に電磁波を入射し、地中からの反射波を検出して地中の状態や構造を調査する手法で、超音波ではありません。

超音波診断
今では、お腹の赤ちゃんを見たりするのにあたりまえに使われていますね。
これも日本の発明です。天堂大学の和賀井敏夫名誉教授です。
超音波診断装置は画像診断装置の中で最も普及していて、痛みをともなわず、安全性が高く、応用範囲も広いの今後とも大いに利用される技術です。

医療で有名なのには
結石の破壊もありますね。
超音波を焦点に集めることにより衝撃波を作るのです。この時の圧力は1000気圧にも達するそうです。
お腹を切らなくても済むので患者さんにはうれしい治療法ですね。

超音波とお酒
お酒はクラスターと呼ばれる水とアルコールの分子が混ざり合ったものです。
お酒に非常に弱い超音波をあてるとクラスターが破壊され細分化し、アルコールの分子を細かく包みます。
この細かさがアルコール分子の舌への刺激を抑え「まろやか」な味わいを感じさせます。

お酒と振動と言えば、江戸時代、大阪から江戸にお酒を船で運んでいましたが、この時、船の揺れでお酒がおいしくなったといいます。
上方の人は、不満です。そこでお酒を船に積んで、江戸との途中までを往復させて、おいしいお酒を飲んだそうです。
そうそう、音楽を聞かせて(?)も、お酒が美味しくなるそうですよ。

超音波カッター
お菓子のケーキを切ったりするのに使われています。普通のナイフだと綺麗に切れませんよね。
でも超音波カッターだと見事に切れます。
同じように切ると言う意味では、医療用の超音波メスなんていうのもあります。
白内障の治療などに利用されています。

超音波ダイエット
部分痩せができるそうですよ!
500kHzの超音波で交感神経を刺激します。
すると、ノルアドレナリンの放出が盛んになり、結果、体脂肪の分解が促進するそうです。
1日10分、10日間で12%も減るのだとか。
当てたところだけ部分痩せが出来ると言うのは魅力ですね。

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