和紙

蛇足
寺銭
江戸時代、博打は大名屋敷の中間(ちゅうげん)部屋か、お寺と相場が決まっていました。
どちらも町奉行所の管轄外であるため、博打打(ばくちうち)には都合がよかったのです。
お寺の方も見て見ぬ振りをし「寺金(てらきん)」と称して収入を得ていました。
「てら」は「照」で灯明(とうみょう)代の名義で徴収する金の意という説もあります。

買って出る
花カルタ(花札)賭博から出た言葉です。
花カルタは3人でやります。4人以上いると残りの人は周りで見ていないといけません。
もし、どうしてもやりたければ参加する権利をお金で買いました。
このことから、横合いから乗り出すことを買って出ると言うようになりました。

ヤクザ
花札のオイチョカブに由来します。
札を三枚配ってその合計の末尾の数字が九(カブ)なら最高、八(オイチョ)なら次に強い。
末尾が0はブタと言って一番弱いのです。ブタは役立たず、最低の意味です。
八九三の三枚が手元に来た時には合計20でブタになります。そこで、役立たず、最低の意味で八九三(ヤクザ)と言う言葉が出来たと言います。
他に役立たずのヤクに博打のブタ役をからめたなどの説もあります。

おけらになる
螻蛄(けら)と言う虫見たこと有ります? 
こおろぎに似た虫で前あしはモグラの手に似て平たくて力持ちです。
地中にトンネルを掘り、ミミズなどを食べたり、農作物の根を食べます。
ジーと鳴くんですが、俗に「ミミズが鳴く」といわれました。
このケラ、背中をつまむと前足をいっぱいに広げます、その様子がバンザイをしているようなので、賭博で無一文になることをこういいました。

裏目に出る
サイコロの目は一の裏が六、二の裏が五、三の裏が四です。
つまり、(丁)偶数の裏は必ず半(奇数)です。
そこで丁に掛けたら半が出る場合を「裏目に出る」と言いました。

骰子:さい 元々は「とうし」と読みました。賽、采の「サイ」の音(オン)を借りてきた読みです。
骨牌:カルタ 中国で賭け事をするため骨で作った札を骨牌(こっぱい)と言いました。
   ですから、書き方は中国語から、読み方はポルトガル語のcarta(カルタ)から来ています。
   なお、カード(英語)、カルテ(ドイツ語)も語源は同じです。

はったり
諸説あるようですが、有力なのは賭博で、客に賭けを催促する際に「張ったり、張ったり」と言ったことに由来する説です。
他に、「責める、徴収する、催促する、強要する」と言う意味の「はたる(徴)」の名詞化した「はたり」の訛りとする説などがあります。


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