和紙

蛇足
漢字廃止論
昔は中国、日本以外に、ベトナムや韓国など漢字を使っている国が幾つかありましたが、現在は中国と日本だけです。(韓国などでは一部名前などに使っていますが)

日本にも過去、漢字廃止論が出たことがあります。
有名なのは、日本の郵便事業を創始した前島密(ひそか)が、1866年(慶応2)に将軍徳川慶喜にはかった「漢字廃止之儀」があります。
他に、思想家の西周(あまね)はローマ字論、外交官で教育家の森有礼(ありのり)は、英語化せよと唱えていますし、志賀直哉はフランス語にしようと言ってます。

実は中国にも、漢字廃止論がありました。
魯迅は「漢字滅びざれば、中国必ず滅ぶ。」と言っていますし、毛沢東もラテン化(ローマ字使用)運動を起こそうとしました。

おかしなおかしな常用漢字
常用漢字は字を簡単にしたんですが、変なのがいっぱい有ります。

觸→触、獨→独、と簡単になったんですが、なぜか濁はそのまま。
假→仮、ですが暇はそのまま。
佛→仏、拂→払 ですが沸はそのまま。
碎→砕、粹→粋、醉→酔 ですが卒、翠(人名漢字)はそのまま。
墮→堕、隨→随、髓→髄 ですが惰はそのまま。
冩→写、ですが 潟はそのまま。

羽、習、翼 と濯、曜、躍 の羽は字の形が違います。

歩、渉、頻 は元々右の点は無いんですが増えてます。しかし歳では示になってノが消えてます。

臭、器は元々犬ですが大になっています。献、伏などは犬のまま。

海は元々は母です。母はそのまま。
         (漢字の常識・非常識 講談社現代新書 加納嘉光にもっといろいろ出ています。)
月という偏
・ツキヘンは有、朔、望、朗、期
・ニクヅキは体に関するもので、肌、肘、肝、脚、股 など多くあります。
ツキヘンに入ってますが、もともとは舟を表すものも有ります。服や朕です。

なお、常用漢字では同じですが、本来は、ツキヘンは横棒が両方縦線につきますが、ニクヅキは左側だけつきます。

同じようなのに、
モンガマエとトウガマエがあります。
・モンガマエは門、閃、開、閉、関 など
・トウガマエは鬨、鬪などですが常用漢字では閧、闘と書きます。
  元々は武器が互いに向き合っている形です。

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