和紙

クレオパトラ
蛇足
□■クレオパトラ

世界三大美女の一人"クレオパトラ"のお話です。
後の二人は
楊貴妃小野小町。でも、これって世界的に認知されているの?

■近年、クレオパトラにまつわる発見が相次いでいます。
昨年10月にベルリン博物館で
クレオパトラの命令書が発見されました。
また、世界七不思議に数えられている、アレキサンドリアの
パロス灯台の発見(1996)も話題になりました。 (世界の七不思議についてはVol.76の蛇足を参照)

■普通、彼女はクレオパトラと呼ばれていますが、正しくは「
クレオパトラ七世(B.C.69〜B.C.30)」、エジプト王朝最後のファラオです。
プトレマイオス王朝エジプトは、アレクサンドロス大王が死んだ後、3つに分割された王国の一つです。ですから、クレオパトラはマケドニア系ギリシャ人です。
王家は当初はギリシャ人との結婚しか認めなかったのですが、後には第二、第三夫人にはエジプト人を娶ることが許されました。
ですから、クレオパトラが純粋のギリシャ人であったかどうかは不明とされています。 

■「人間は考える葦である」ということばで有名な
パスカル(1623〜62)がクレオパトラの美しさを「もしも、クレオパトラの鼻が1センチ低かったら、世界の歴史は変わっていただろう」と言ったのは有名ですね。

一方、ギリシャの伝記作家
プルタークは「彼女はそんなに綺麗ではなかった。ただ口のきき方が、弦楽器を鳴らすように大変甘美なので、ローマの英雄たちが参ってしまった」と書いています。

実は、クレオパトラの本当の姿はわかっていません。
確かに、クレオパトラの彫像はいくつか残っているのですが、どれも本当のクレオパトラではないといわれています。
ハトホル神殿にあるクレオパトラの像は本物なのですが
イシス女神の化身として描かれているので、本人とは言いがたいといいます。

クレオパトラは外国語に堪能だっと言われています。ヘブライ語、アラム語、ペルシャ語、ギリシャ語、ラテン語、エジプトの土着語など7ヶ国語を自在に話したんだそうです。

■クレオパトラで思い出すのは目の周りを濃く縁取った
アイシャドウですね。
このアイシャドウの歴史は古くって紀元前3,000年頃から行われていたようです。
あの青い粉は
孔雀石と言う石です。
この石には毒性があり蝿除けの効果と強烈な日射を和らげる効果を期待したものだったのです。
エジプトの蝿は目の病気を引き起こしました。
もう一つ、悪霊が目から入り込んでくると信じられていたため、その護符としての 効果で、悪霊を退散させようとする意味もありました。

もう一つアイシャドウに使われたものに銀白色の
アンチモニーがあります。
これも毒性があります。
Antimonyの元素記号はSbです。これはアンチモニーの鉱石stibnite(輝安鉱)から来ています。
この言葉の元をたどるとラテン語のstibium、ギリシャ語のstimmiで、これはアイシャドウの意味もあるそうです。

英語の
アルコールという名前も、このアンチモニーに由来します。
アルクフル(alkoh'l)というのは、アラビア語でアンチモニーのことです。
アンチモニーを溶かす溶剤としてアルコールを使ったので、いつしかその溶剤自体がアルコールと呼ばれるようになったのではないかといわれます。
アルコールがお酒の意味になったのは、ここ100年ほど前からだそうです。

バラ(薔薇)風呂
バラ風呂と言えばクレオパトラの代名詞の様に使われます。
彼女は大のバラファンだったようです。
シーザーやアントニウスをエジプトに迎える時には、宮殿全体をバラで飾り、廊下にはバラの花びらを厚く敷きつめて歓迎したといいます。
寝室ではバラの花を1メートルほどの高さにまで敷き詰めてその中で眠っていたとも言います。本当でしょうか? ^^;

バラの花びらを浮かべ、バラの花精油を入れたお風呂を楽しみ、当時、金の何倍もした高価なバラ香水もふんだんに愛用したと伝えられています。

そしてクレオパトラが情熱の夜、火照る肌をやすめたに純白の
リネンのシーツを使かったそうです。
リネン(亜麻布)は人類最古の繊維と言われています。
リネンは、紀元前5000年頃から、古代エジプトおよびチグリス・ユーフラテス川の流域などで栽培され、一般の衣服の他、広く生活資材として使われました。
古代エジプトでは、リネンを“
Woven Moonlight(月光で織られた生地)”と呼び、広く神事にも使用されたようです。

■最後に、日本に
クレオパトラ島と言う島があります。^^;
ペリーが日本近海に来た時に名づけたといいます。
以前は
喜界島(奄美諸島)がそうだと言われていたのですが最近になって喜界島の傍の3個の小島だと言うことが判明したそうです。
クレオパトラアイランドで町おこしをやっていた喜界島は大騒動とか。

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