和紙

蛇足1
蛇足2
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鳥の進化
近年、鳥の進化について、いろんな事がわかってきています。
1861年にドイツ、バイエルン地方で見つかった「
始祖鳥」は有名ですね。
ところが、1996年以降、中国遼寧省で「羽毛恐竜」と言われる羽根の生えた恐竜が次々と見つかっているんです。
1995年「
中華竜鳥」、1998年「尾羽鳥(びうちょう)」そして、1998年、「NGMC91」(学名未定)。
以前から鳥は恐竜の生き残りだとされていましたが、ますますはっきりしてきたようです。
羽毛は体温調節や装飾目的で進化したようです。
やがて、それが空を飛ぶのに利用されるようになったのです。
飛ぶのに必要な風切羽を持つようになるのは始祖鳥からです。
始祖鳥には、まだ歯があります。

鳥を表す漢字
鳥を表す漢字はたくさんあります。 まず、「
」「」。どちらも鳥を表す象形文字です。一説には「鳥」が尾羽の長い鳥、「隹」が尾羽の短い鳥を表すとしていますが、現在の字の使われ方からすると疑問が残ります。

「鳥」を使う字は、鶏、鶉(うずら)、鷹、鴨、鳩、鳶(とび)、鴬(うぐいす)、など
「隹」を使う字は、雉(きじ)、隼(はやぶさ)、雀、雁、など なお、「隹」を偏に使う時、「ふるとり」と言うのは「古」の旧字「舊」に使われていたことによります。

(きん)は鳥類全てを指す場合に使われています。猛禽、家禽など。
は十二支のとりで、実際の鳥ではありません。
字の原型は酒を醸造する壺のような容器で、酒や酒壺を意味します。
この字が偏に使われると「
ひよみのとり」と言います。「ひよみ」とは暦(こよみ)、つまり十二支のとりの意味です。(さけのとり、とりへん、とも言うようです)

■雑なお話
国鳥
日本の国鳥は「きじ」です(1947年指定)。今の一万円札に刷られています。
外国の国鳥は、米:「ハクトウワシ」 英:「ロビン」 インド:「クジャク」などがあります。

イチョウ(銀杏)
鴨脚(おうきゃく)は鴨の脚ですが、イチョウの葉に似ているので、イチョウの木のことを指します。
この鴨脚の中国宋時代の発音「イアチァオ」が訛ってイチョウになったと言います。
また、英語のイチョウを表す「ginkgo」は銀杏(ぎんなん)をギンキョウと誤読したのが語源だそうです。

仏法僧(ぶっぽうそう)
都会でも、郊外だとよく聞かれる「ブッポウソウ」と言う鳴き声に由来します。
ところが、本物の仏法僧はゲッゲッと言う悪声なのです。
では、声の主は? 
コノハズク(木の葉木菟)です。フクロウ科の小形の鳥です。
間違えられたんですが、仏法僧はいい名前をもらって良かったですね。^^;

十姉妹
十姉妹はオス同士一緒に入れていても仲がいいので、この名があるといいます。
この十姉妹、日本に享保年間(1716-1735)に中国から輸入されたコシジロキンパラ(ダンドク)とギンバシとの雑種によってできたのではないかと言われる日本特産の飼い鳥です。
ところで、十姉妹(じゅうしまつ)の読み方、変ですね。妹にはマツと言う読みはありません。一説には作りの「未」を「末」と読み違えたのではないかとのこと。

■言葉
閑古鳥
カッコウのことで、その鳴き声がもの寂しいので、商売がはやらないことを「閑古鳥が鳴く」と言うようになったといいます。
閑古という字は,カッコウという鳴き声から来ているそうですが、郭公が訛ったもの、喚子(よぶこ)の重箱読みとの説もあります。

けんもほろろ
「つっけんどん」「じゃけん」と同義語の「けんけん」と言う言葉がありました。
この「けんけん」が雉の鳴き声に似ていることから、語呂合わせで鳴き声の「ほろろ」が付き「けんけんほろろ」→「けんもほろろ」となったといいます。
ただ、江戸時代の「和訓栞(わくんのしおり)」では「ほろろ」は羽ばたく音だとしています。 また、「ケンでもなければ、ホロロでもない」とする説もあります。

春の野のしげき草葉の妻恋ひに飛び立つきじのほろろとぞ鳴く  古今和歌集
山鳥のほろほろと鳴く声聞けば父かとぞ思ふ母かとぞ思ふ    玉葉和歌集

ジンクス
英語です、jinx。
アリスイと言う鳥のことです。
古代ギリシャで占い・魔術に使われたキツツキ科の鳥、iynx(ラテン語)が元になっています。不思議な力を持つ魔鳥として不吉なものの代表となったといいます。

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