和紙

蛇足
■中国から漢字が入ってきた時、日本人は訓のつけ方には悩んだようです。
中国と日本で魚の種類が違い、中国の漢字には淡水産の魚の名が多かったことなどによるようです。
漢字 日本 中国 漢字 日本 中国
まぐろ チョウザメ さけ フグ
さば アオウオ たい (骨の弱い魚)
かじか ドジョウ ます カワアカメ
ぶり (老いた魚) あじ (生臭い魚)
にしん (魚の卵) かつお ライギョ
はも ライギョ すずき ヤマノカミ

魚と肉の栄養の差は何でしょう?
肉には中性脂肪が多く含まれ、食べ過ぎるとコレステロールが増大します。
一方、魚は
不飽和脂肪酸が含まれているため、逆にコレステロールを減少させます。特に、青魚には、ミネラル、アミノ酸、カルシウム、タウリン、DHA、EPA など、優れた栄養素が豊富に含まれています。

DHA(ドコサヘキサエン酸)
この脂肪酸は、寿命を長くして、頭を良くする(記憶力を向上)、視力向上に役立つといわれています。

EPA(エイコサペンタエン酸)
血液中の中性脂肪とか、コレステロールを減らして、血液をさらさらにします。

drink like a fish 大酒を飲む、酒をがぶ飲みする。
魚が口をパクパクさせて水を飲む様子から来た表現だそうです。
日本では鯨飲。日本の方がスケールがでかい!

また、英語では魚介類をfishと言って、必ずしも魚ではありません。
crawfish(ザリガニ)、cuttlefish(イカ)、shellfish(貝)

魚の語源(つづき)
(アジ)
鯵は味がいいので「アジ」と呼ばれるようです。
新井白石の語源などを書いた本「東雅(とうが)」に「アジは味也。其の味の美をいふなり」とあるそうです。

(イワシ)
語源は「弱し」が通説です。弱くて死にやすいことを示しています。

(カツオ) 鰹を生で食べるようになったのは江戸時代以降だそうです。
それ以前は干して保存食とするか、堅魚干し(カツオボシ、今のカツオブシ)にしていました。
干すと堅くなるので、堅魚が鰹となったようです。

(ブリ) これと言う定説は無いようです。
1.寒ブリは油が乗っておいしいですね。この油の乗りから、「あぶら」が「ブリ」になった。
2.ブリは出世魚で名前が何度も変わります。そして、歳をとってブリになります。 そこで年を「経(ふ)る」から「ブリ」になった。

(タラ)
お腹がだぶついて垂れ下がっているので「タラタラ」と形容した事から「タラ」になったとする説があります。

(サバ)
歯が非常に小さいことから、小歯(サバ)とついたと言います。
因みに、相撲の「サバ折り」は釣りサバの生きじめの首折りに似ているのでつけられたそうです。

(マグロ)
目が黒い、肉が赤く黒ずんでいる、体が黒いなど諸説あるんですが、いずれにしても色の黒からきているようです。

秋刀魚(さんま)
幅の狭い魚を意味するサマナが変化したようです。

(ニシン)
ニシンを料理の時二つに切ったようです。その時の「二つの身」の意味からニシンになったそうです。

間八(カンパチ)
正面から見ると、目の間の八の字の模様があります。そこからカンパチとなったそうです。  

翻車魚(マンボウ)
満月の様に丸いから、お守り袋の万宝に形が似ているからと言う説があります。
魚の中で最も多くの卵を産むといわれ、その数なんと2〜3億だそうです。

数の子
東北・北海道では鰊をカドといったそうです。
その子供だから「カドの子」⇒「かずのこ」

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