和紙

蛇足
■いろいろなガラス
★耐熱ガラス   
ケイシャ成分が多いガラスです。
★熱強化ガラス  
表面を熱し冷却します。圧縮層に引っ張り層がサンドイッチされた構造になります。
★化学強化ガラス  
表面のナトリウム(Na)をカリウム(K)に置換したもの。コピー機のガラスなどに利用されています。
★結露防止ガラス  
二枚のガラスの中を真空にしています。0.2mmのスペーサーで空間を保っています。
★熱線(近赤外線)カットガラス   
インジウムとスズの酸化化合物をはさんでいます。車のフロントガラスに利用されています。
★電磁波シールドガラス   
表面に導電性の酸化スズや銀の膜をコーティングします。
★低周波シールドガラス   
MRIなどの電磁波防止用のガラスです。

■ガラスの用途
★機能ガラス
防犯、安全、装飾、断熱、遮音などの機能を果たすために、ガラスを二重構造にして、その間に、特殊なフィルムなどの中間膜をはさみこんだガラスでペア・ガラスと呼ばれます。 最近は二枚のガラスの間を真空にして、断熱性や遮音性があり、結露しにくい真空ガラスなども出てきています。

★ニューガラス(new glass)
ハイテクを使ってこれまでにない新しい機能を付与したガラスのことです。
IT関連の光ファイバー、光集積回路、光メモリー、やバイオ、医療分野での多孔質ガラスや生体適合ガラス材料などがあります。
古い技術と思われていたガラスですが、新製法の開発をきっかけにその優れた素質を生かしたハイテク製品が続々と生まれ、新素材として注目されています。

★光ファイバー
光ファイバに用いられる高純度の石英ガラスは、通常のガラスの10万倍の透明度をもっています。
断面は鉛筆のような二重構造で、芯にあたるコアの部分には屈折率の高いガラス、回りのクラッドには屈折率の低いガラスを用います。
コアに入った光は、クラッドとの境界で全反射を繰り返し、きわめて低損失で伝わっていきます。
電話線の一万倍もの情報が送れ、しかも電磁波による影響を全く受けないという優れた性質があります。
ブロードバンドの時代には必須の技術ですね。

★放射性廃棄物の固化
高レベル放射性廃棄物を溶融炉の中で溶かしたガラスと混ぜ合わせ、ステンレス製容器に入れ冷やし固めます。
ガラスは、長期的に安定した品質を保ち、放射線や熱などに対しても変質しにくい性質があることから、放射性物質を閉じ込めるのに適していると言います。

■伝統のガラス工芸品
★江戸切子
江戸切子は1834年、加賀屋が切子技法を開発しました。

★薩摩切子
薩摩切子は1846年、島津斉興(なりおき:27代藩主)が江戸よりガラス工人を招き薩摩切子を始めました。しかし、島津斉彬(なりあきら:28代藩主)の急死と薩英戦争での工場破壊により、10年余りで滅び「幻のガラス」といわれます。

1985年「薩摩ガラス工芸」により120年振りに復元されました。

★トンボ玉
奈良時代が全盛期だったようです。
正倉院には数十万個のトンボ玉が所蔵されているといいます。
鎌倉時代末期に一度衰退しますが、江戸時代になると印籠や簪(かんざし)などの装飾品として盛り返します。
現在でも装飾品として作られています。

★江戸風鈴
亨保年間(1716-1736)に長崎で生まれたようです。
江戸中期から末期ころが全盛でしたが、壊れやすいため、南部鉄の風鈴におされて、現在生産しているのは、1軒だけです。

★ちゃんぽん
食べ物ではなくて、江戸時代末期のおもちゃです。
切手ファンなら、有名な「
ビードロを吹く女」を見たことがあるでしょう? (原画は北川歌麿の浮世絵「ビードロを吹く女」です。)
ガラスを半円形の漏斗型にして、柄をつけて吹いたり吸ったりして音を出します。
「ちゃんぽん」の名はその音から来ているといいます。

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