和紙

ワイン
蛇足
最近はワインが流行っていますね。そう言えば、「私の血はワインで出来ている」と言ったのは、川島なお美でしたっけ。^^;

■歴史
ワイン(wine)の語源はラテン語でぶどう酒をあらわす
ヴィヌム(vinum)から来ています。

ブドウの樹は中央アジアの
コーカサス地方がその原産地で、3000万年前から地球上に自生していたようです。
最初のワインは紀元前8,000〜6,000年頃に中央アジアでつくられたと推測されます。

★エジプト
紀元前2500年代の王朝のワイン造りの記録が残っています。
また、
ラムセス二世(B.C.1293-B.C.1185)の王墓にはワイン醸造の様子が描かれています。
彼は
アブ・シンベル大神殿を建てたので有名ですね。

有名な
クレオパトラはシザーやアントニオとの宴会でワインを楽しんだと伝えられています。

なお、エジプトの
遺跡の年代特定には、ワインが役に立つんだそうです。
と言うのは、ファラオの名前と封印年を記したワインが出てくるんだそうです。

★ヒポクラテス
ヒポクラテスは紀元前5〜4世紀の古代ギリシアの医者です。
「ワインは飲み物としては最も価値があり、薬としては最もおいしいもので、食物の中で最も楽しいもの」と言っています。さすが"
医学の父"。^^;

★キリスト教とワイン
旧約聖書の
ノアの話の中に、彼はブドウを栽培し、ブドウを醗酵させた酒で酔う話がでてきます。

マルコによる福音書には、キリストは最後の晩餐で、赤ワインの杯を掲げ、「これは多くの人のために流す我が契約の血なり」と述べたとあり、それ以降、ワインはキリスト教の儀式と深く結びつき、キリスト教の広がりとともにワインも広がっていきました。
キリスト教徒にとってワインは神聖なものとなったのです。

有名な「新しきぶどう酒は新しき皮袋に入れなければならない」は
マタイ伝第9章第17節に出てきます。

■雑
★フレンチパラドックス

フランス人は動物性脂肪の摂取が非常に多いといいます。
普通ならコレステロール値が上がって、動脈硬化による心臓病が増えるはずですが、欧州の他の国に比較して、心臓疾患が少ないといわれます。
これは、フランス人が好んで多く飲む赤ワインのポリフェノールがLDL(通称、悪玉コレステロール)の酸化を抑えるためだという説があります。
と言っても、適量はグラス2杯ほどですよ。(^_-)

★打診とワインの関係
打診と言う言葉は、もともと、お医者さんが指先で胸を叩いて診断することから来ています。
1761年オーストリアの医師、アウエンブルッガー(1722-1809)が考案しました。
彼が子供の頃、父がワイン樽を叩いて、中身の量を調べていたのを思い出し診断に応
用したのです。

★ワインのビンの底
ワインに含まれるタンニンや酒石などが長い時間の間にオリとなって沈みます。オリには苦味がありますので底にくぼみを作りオリが溜まるようにしオリが混ざらないようにしているのです。
でも、最近は底の平らなものも見かけますね。

■言葉
★シンポジウム
(symposium)
ギリシャ語のsymposionが語源で"
酒宴"の意味です。syn-は「一緒に」posisは「飲む」の意味です。
プラトンの有名な「饗宴」は原題がSymposionです。
まず食事が出ます。これをクッションに横になり手で食べます。(フォークの発明は13世紀です。)
食事がすむとブドウ酒が出て竪琴などが奏でられ、そして高尚な哲学の話題が展開されたようです。

★エチケット(etiquette)
語源はフランス語の"
札・張り紙"を意味するetiquette(エティクテ)です。
ルイ14世(1638-1715)の時代、
ヴェルサイユ宮殿で礼儀作法やマナーを守らせるため、札(エチケット)が多く貼られたと言います。
ここから、札の指示に従う=礼儀正しいと言う意味が出てきました。

チケット(ticket)の語源も同じです。
そして、
ワインのラベルも正式にはエチケットと言います。

★グルメ(gourmet)
語源はフランス語で"
ワイン商人の召使"と言う意味です。
しかし、なぜそれが現在の意味のグルメになったかは不明だとか。

★ヴィンテージ(vintage)
もともとはブドウの収穫を意味していましたが、後にワインの当たり年を示す言葉になりました。
やがて、いいもので高価のイメージがついたため、他のものにも使われるようになります。
ビンテージカー   1917年〜1930年の車
ビンテージジーンズ 1930年代〜1950年代 およびその復刻版

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