和紙

記号
蛇足
身の回りには記号があふれていますが、デザイン化されていて由来がわかりにくいですね。そんな記号の由来を集めて見ました。

■数学記号
最初に出版物に出てきたものを書いています。なお、他の説を取っている場合もあります。
★「−」「+」「×」「÷」
「−」「+」は数学者ウィッドマン(Johannes Widmann 独)が1489年使用したのが最初です。
 
「−」は船乗りが水の入った樽の残量を表すために引いた横線だといいます。
    一説には minus の頭文字mを速く書くうち−になったといいます。
 
「+」は水を足した時に「−」に縦棒を加えて消したのが由来です。
    一説にはラテン語の et を早く書くことで+になったと言います。
「×」1631年数学者オーレッド(William Oughtred 英)が掛算記号を考えていた時、教会の上の十字架を見てひらめき斜めにして記号としたのだそうです。
「÷」ラーンの著書(Johann Rahn 1659年)に始めて出てきます。
割り算を分数の形で表したもので、上の点が分子、下の点が分母です。

★「=」
レコード(Robert Recorde )の著書(1557年)に出てきます。
長さの等しい平行線ほど等しいものはないと言うのが理由だそうです。

★a,b,c・・・ x,y,z
既知数をアルファベットの初めの方a,b,c,・・・、未知数を後ろの方u,v,w,x,y,zと整備したのはデカルト(1599-1650)だと言われています。

★「%」
イタリア語の per cento(ペル チェント) が元になっています。per は〜比べてと言う意味で、cento は100と言う意味です。
per centoを略して pc と書いていたのが変化した結果が「%」だそうです。

★π
πはギリシャ語の"周"を表す(περιφερεια:ペリフェレイア)の頭文字です。

■音楽記号
★ト音記号、ヘ音記号

ドレミは日本語ではハニホヘトイロハ、ドイツ語ではCDEFGABCです。
ト音はG音に相当します、ト音記号はGをデザイン化したものです。Gの書き出しが下から二番目の線、つまりGの音を表しています。
ヘ音も同様にF音に相当し、Fをデザイン化したものです。:の間がFの音を表します。

★「#」「♭」
「#」「♭」ともに、元々はアルファベットのbに由来するそうです。

■その他
★「@」

アットマークと言われますが、元はラテン語の ad を記号化したものです。ad は、英語の at や to に相当する語です。

★「?」「!」
「?」は人が首を傾げている姿だと言います。
読みは question mark または interrogation mark です。

一方、「!」は人が何かにつまづいて、驚いて飛び上がった姿だと言います。
読みは exclamation mark

ビクトル・ユーゴーに関係する「?」「!」だけの手紙は「Vol.039シーザー」参照してください。

★「&」
ラテン語の and の意味の et を続けて書いたのが元になっているそうです。
正式には ampersand で and per ce and が訛ったものと言われます。
ラテン語で per se は"それ自体で"の意味で、&(=and) per se and は"それだけで and"と言う意味です。

★「'」
アポストロフィ(apostrophe)は minami'sのように所有格を表す時や、don'tなどの省略の時に使いますね。

年号を表す時「'02」の様に数字の前に来る場合は特定の1年を、「00's」の様に数字の後ろに来る場合は10年間を指します。

アポストロフィ、元々は「避ける」と言う意味のギリシャ語が起源です。
避けると言う意味から、省略する意味に使われるようになったようです。

アポストロフィが使われるのに、X'mas (Christmas)があります。でも、これは間違いです。正しくは
Xmas だけでいいんです。
ギリシャ語の Khristos の頭文字kがギリシャ文字で「χ(カイ)」なので16世紀頃から使われています。 なお、mas は祭りの意味です。


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