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蛇足
■虫歯の原因
★歯垢(しこう)

虫歯は、口の中にいる
ミュータンス連鎖球菌が歯の表面のエナメル質についた砂糖をネバネバしたグルカンという物質に変える事から起こります。
このグルカンは水に溶けないので、歯の表面にはりつき、歯垢になります。
さらに砂糖がくると歯垢内で酸が作られて、この酸が歯のエナメル質を溶かし、やがて虫歯となります。

★虫歯は伝染病
虫歯の原因菌ミュータンス連鎖球菌は、唾液を通して感染します。
もともと、子供の口内にはミュータンス菌は存在しないといいます。
親からのキスや口移しで伝染するようです。
歯の形勢が安定する5歳ぐらいまでに、感染しなければ、死ぬまでほとんど虫歯になる事はないといいます。

★唾液と歯
唾液の中の重炭酸塩が酸を中和します。
・歯が溶けるのを防ぐ。
・溶けた歯を再生する。
・洗浄作用がある。
・抗菌作用がある。
・デンブンを消化する。

■雑なお話
★日本への歯磨きの伝来

昔から歯磨きは虫歯に有効な予防法として広く行われていました。
日本には、歯木を使って口の中を清めるという仏教を信心する際の習慣として、仏教の伝来と共に大陸から伝わっています。
歯木は日本では
房楊枝と呼ばれ明治の初めまで使われていました。

★忠臣蔵と歯
江戸時代初期に、歯磨き粉として使われていたのは塩でした。
元禄頃(1688〜1704)には、特に赤穂の塩が、歯磨き用の焼き塩として将軍綱吉にも献上され、お上御用達のお墨付きまで得る程の人気だったと言います。
これが、従来将軍家に歯磨き粉用の焼き塩を納めていた三河吉良家との対立を招き、ついに、松の廊下の刃傷事件を引き起こしたいいます。
つまり、赤穂浪士の吉良低討ち入りは、元を正せば歯磨き粉の塩が原因だったと言う説です。

★エジプトのミイラと虫歯
レントゲンで見るとエジプトのミイラには、ほとんど歯が残っていないそうです。
古代エジプト人の歯は、日常食べていたパンに砂粒が含まれていて、これが原因で歯が磨り減ったと言います。
春先に砂嵐が猛威をふるい、これが穀物に砂が混じる大きな原因と考えられます。

★韋駄天(いだてん)
もともとはバラモン教の神ですが、仏教に取り入れられ、僧あるいは寺院の守護神となっています。非常な速さで駆け、魔鬼を排除するとされます。

釈迦が涅槃(ねはん)の後、捷疾鬼(しょうしつき)が仏舎利から歯を盗み去ったとき、この神が追いかけて取り戻したという俗説があります。

★歯が浮く
もともとは、すっぱい物を食べて歯の根元がゆるむような感じを指したようです。
この歯がゆるむ、落ち着かない感じから、お世辞を言われた時、背中がむずむずするような感じを言うようになりました。

★イッカクの牙
北極海に住む水棲哺乳類で、一説には、
ユニコーン(一角獣;馬の姿をし一本角、獅子の尾)のモデルではないかと言われます。
このイッカクの雄は2メートル以上にもなる牙をもっています。
これは、上あごの一対の門歯のうちの左の一本が皮膚を破って伸びたものです。


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