和紙

蛇足
■語源
橋の語源は
(はし)だと言われます。
河川を渡る技術がない時代には、川岸は道の末端でした。
そこから、川岸を端(はし)と呼び、川を渡る手段も橋(はし)と呼んだと言います。

■橋の種類
橋の種類には、桁橋、アーチ橋、斜張橋、吊橋などいろいろあります。
☆ラーメン橋
ラーメン橋は、橋の桁と脚が一体化した門のような形の骨組みをラーメンということから来ています。ラーメンは
ドイツ語のRahmen(縁、枠)からきた言葉です。
山間部谷間の橋梁や高架構造によく用いられます。耐震性が高く、地震国の日本ではよく使用されています。

他に変わった橋もいろいろあります。
☆沈下橋
別名「潜水橋」とも呼ばれます。
四国の四万十川に支流を含め47ほどあるそうです。
これらの橋には欄干がありません。増水時に水中に沈み、川の流れを妨げないようになっています。つまり、洪水時は使えませんが流出することがないので、水が引けば従来どおり使えます。

☆跳ね橋
ゴッホの絵で有名ですね。船を通す時だけ跳ね上げる橋です。
東京の勝鬨(かちどき)橋も跳ね橋ですが、昭和43年以降、交通量の増加により開いていません。
なお、名前の由来は、明治38年の旅順陥落(日露戦争)を祝って「かちどきの渡し」が出来、橋は昭和15年に完成しました。

☆水道橋
水道橋といえば、ローマ時代のそれが有名ですね。
日本にもありました。神田上水懸樋(かけひ)などです。
JR中央線の水道橋駅の元になった水道橋は、この神田上水懸樋が眺められたのでついたといわれます。

熊本県矢部町の
通潤橋(1854年:安政元年)は、サイフォンの原理を応用した水道橋で有名です。毎年の八朔(はっさく:旧暦8月1日)に、放水の行事がおこなわれます。

■雑
★日本橋

日本橋は、慶長8年(1603年)に架けられ、その翌年、五街道の制が確立されてからは日本の中心、江戸繁栄の象徴となりました。
現在の橋は1911年(明治44年)開通した石造りの二連アーチ橋です。ルネッサンス様式の橋梁本体と和漢洋折衷の装飾の調和から装飾橋梁の代表作とされています(重要文化財)。橋の中央に「
日本国道路元標」が埋め込まれています。
ただ、現在は橋の上を高速道路が走っており雰囲気を壊しているので、高速道路の撤去運動も行われています。

★両国橋の名前の由来
両国というと相撲で有名ですね。この両国と言う地名、両国橋に由来します。
そして、この橋の名の由来は
武蔵の国と下総の国の境にあたるのでこの名があります。
両国を通るJR総武線も下総の国と武蔵の国を結ぶ鉄道と言う意味です。

★急がば回れ
江戸時代初期の「
醒睡笑:せいすいしょう(1623年頃)」は笑話集で、後世の落語や咄本(はなしぼん)などに大きな影響を与えた本です。
この中に「急がば廻れと言うことは、物毎にあるべき遠慮なり。宗長のよめる"武士(もののふ)のやばせの舟は早くとも急がば廻れ
瀬田の長橋"にて」とあります。
宗長(1448-1532)は室町時代の連歌師です。

矢橋の渡し」とは 現在の滋賀県草津市と大津市を結ぶ渡しです。
多くの旅人は、瀬田の長橋(=瀬田の唐橋)を通る陸路よりも距離が短縮でき、景色の良いのでこちらの方を選びました。しかし、比叡おろしで、遭難することもあったようです。

★ロンドン橋
マザーグースで有名ですね。
London Bridge is falling down, (ロンドン橋落ちた)
Falling down, falling down.  (落ちた落ちた)
London Bridge is falling down, (ロンドン橋落ちた)
My fair lady!         (マイ・フェア・レディ)

現在のロンドン・ブリッジは、1972年に再建されたものです。
かつては橋の上に多くの家や市場が栄えていたと言いますが、今は何の変哲もない何の装飾もない、ただのコンクリートの建造物です。近くの有名なタワー・ブリッジの影に隠れてしまっています。

ところで、本物のロンドン・ブリッジ(1209製)は今もあります。なんとアメリカ・コロラド州のレイク・ハバス市に懸かっています。
1968年にロンドン市はロバート・P・マカロックにロンドン・ブリッジを246万ドルで売り渡したのだそうです。

■突然、クイズ!!
「ざつがく・ザツガク・雑学」のバックナンバーに出てきた橋です、いくら覚えていますか?

1:パリで一番古い橋は?
2:色にはいろんな名前がありますが、「橋」のつく色は?
3:1940年カルマン渦で落ちたとされるアメリカの橋は?
4:中国語で「天橋」とは何ですか?
5:もののけ「デイダラボッチ」が由来とされる東京の地名「××橋」とは?
6:ブリヂストンの社名の由来は?

《答え》
1: ポン・ヌフ 新橋の意味 Vol.116
2: 新橋色 Vol.020  編集後記
3: タコマ橋 Vol.124
4: 陸橋、歩道橋 Vol.002
5: 代田橋 Vol.132
6: 社長の名前の「石橋」 Vol.132


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