和紙

蛇足
★鏡物(かがみもの)
"鏡"の字が作品名の下につく歴史物語の総称です。「大鏡」「今鏡」「水鏡」「増鏡」「吾妻鏡」などがあります。

★鏡餅
形が丸い鏡のようなので鏡餅と言うのだそうです。
源氏物語の初音、栄花物語、紫式部日記にも餅鏡(もちひかゞみ)と出てきます。
歴史的には"餅鏡"→"鏡"→"鏡餅"と変化してきました。

・鏡開き (「Vol.110忌み言葉」参照)
この風習は室町時代(14世紀頃)から行われていたようです。
武家では「具足開き」と言い、武具に供える餅を食べるのを「刃柄(はつか)を祝う」、また女性が鏡台に供えた鏡餅を「初顔(はつかお)祝う」と言ったことから1月20日に行ったようです。しかし、承応年間(1652-1655)に徳川家光の忌日が4月20日だったので11日に変更され現在に至っています。

★鏡花水月(きょうかすいげつ)
目には見えているんだけど、手にとることのできない物のたとえや、また、感知できても説明できない深い趣のたとえに使います。
単に"鏡花"と使うこともあります。
小説家、
泉鏡花(1873-1939)は本名泉鏡太郎は「高野聖」「婦系図」などが有名ですね。

★浄玻璃(じょうはり)の鏡 
地獄の閻魔王庁にある鏡です。死者の生前の善悪の所業を映し出すといいます。
鏡と言うより、ビデオ? ^^;

★鏡失認
鏡失認とは鏡像を現実のものと思う障害です。
鏡像反転に執拗にこだわった「
鏡の国のアリス」の作者ルイス・キャロルは左右、鏡像の感覚の混乱する鏡失認という障害を一時的に患っていた可能性があるそうです。

★鏡の左右反転については、Vol. 左右を参照してください。
鏡を2枚直角に立てると、左右が反転しない鏡になります。
商品化されています。

目次へ


和紙