和紙

蛇足
■靴
くつを表す漢字はたくさんあります。(日本と書いてないのは中国と共通)
靴:くつ、革靴
鞋:くつ、(日本)わらじ
鞜:くつ、革靴
沓:(日本)くつ
履:くつ、はきもの

「くつ」の語源は朝鮮語のkuitと言う説があるのですが、はっきりしません。

■靴の話題
★赤いくつ

赤いくつ はいてた 女の子 異人さんに つれられて 行っちゃった
横浜の 波止場から 船にのって 異人さんに つれられて 行っちゃった
今では 青い目に なっちゃって 異人さんの お国に いるんだろう
赤いくつ みるたび かんがえる 異人さんに 会うたび かんがえる

野口雨情の詩の童謡の「赤いくつ」、悲しいしですね。(作曲は本居長世)
このモデルは、岩崎きみ(明治37年、清水市生まれ)と言う女の子です。
この子は家庭の事情により、アメリカ人宣教師夫妻に預けられました。やがて、宣教師夫婦に帰国命令がでます。しかし、女の子は結核にかかっていたため、やむなく孤児院に残して旅立ってしまいます。
結局、女の子は外国へ旅立つことなく9歳で人生を終えました。

童謡の歌詞は悲しいけど、現実はもっと残酷だったのですね。
日本平には「親子の像」、山下公園(横浜)には「赤いくつはいてた女の子」の像が建っています。

★ペルセウスの空飛ぶサンダル
ギリシャ神話の中のお話です。
ペルセウス(Perseus)は王からメドゥサの首を持ってくるように言われます。メドゥサは見る人を石に変えてしまう怪物です。
ペルセウスはアテナに鏡のように磨いた楯を、ヘルメスに空飛ぶサンダルを借り、メドゥサ退治に出かけます。無事、メドゥサの首を取った彼は、帰り道、怪物に生贄(いけにえ)にされかかっていた王女
アンドロメダ(Andromeda)を助け、結ばれます。
彼女は母
カシオペイヤ(Cassiopeia)のせいでこのような目にあっていたのです。彼女の父はケペウス(Cepheus)です。この4人は星座に名を残しています。

ペルセウス座流星群は8月中旬に見られ、1月の「りゅう座流星群」、12月の「ふたご座流星群」とあわせて三大流星群に数えられています。
ケフェウス型変光星は天体までの距離を測るのに利用され、あの宇宙望遠鏡に名を残すハッブルはこれらの変光星を使って宇宙が膨張していることを証明しました。
アンドロメダ銀河は私たちの天の川銀河の隣にある銀河で、約30億年後には両方の銀河は衝突・合体すると言います。

★チャップリンの黄金狂時代(1925年)
黄金狂時代の印象的なシーンに靴を食べるシーンがありますね。
あのシーンの撮影には3日かかり、63回も撮りなおしたといいます。
あの靴と靴紐は甘草(かんぞう)で作られていたそうで、チャップリンは下痢に悩まされたと言います。
黄金狂時代には、もう一つ印象的なシーンとしてパンのダンスもありますね。

■言葉
★下駄を預ける

三つの説があります。
1.的屋(てきや)言葉から来たとする説で、彼らが親分に身柄をあずけるのを「ゲタをあずける」と使ったことに由来するといいます。ただし、本当に下駄をあずけたのか、比喩的だったのかは、不明だと言います。
2.遊里や演劇から来たとする説。本来は断りにくい言いがかりをつけて。相手の答えを待つ意味だったのが、相手に処置を押し付ける意味に変わったと言います。
3.芝居や寄席で、下足番(げそくばん)に下駄を預けることに由来すると言う説です。下駄をあずけたら、下足番を通さずには帰るわけにいかないわけです。

★二足の草鞋(わらじ)
一人で両立しないような二つの職業を兼ねることを言います。
特に、ばくち打ちが捕吏(ほり)を兼ねることを言ったようです。
現在は単に二つの職業を持っていると言う意味に使われるようですね。

★二束三文
金剛草履
(ぞうり)が二足で三文の値段だったので出来た言葉で、値段がきわめて安いことや、品物をまとめて安く投げ売りするときなどに使います。
金剛草履とは、藺(い)や藁(わら)などで作った丈夫な草履のことです。

★サボタージュ
サボ(sabot木靴)」に「動作すること」を意味するアージュが付いた言葉です。
サボタージュは、フランスの労働者が争議中、サボで機械を壊したことに由来しており、故意に工場の機械・設備に損傷を与え生産を遅滞させる行為を言います。
日本語では怠業の意味に使われますが、英語でsabotageは「妨害・破壊工作」の意味になり、怠業はslow-down(strike)米、go-slow英、を使います。

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