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砂漠
蛇足
■砂漠
砂漠とは、降水量は年間10インチ
(254mm)以下の場所で、年間を通じて蒸散量が降水量より大きい場所です。

現在、地球の
陸地の約1/4に当たる3600万平方キロメートルで砂漠化が進行し、世界の人口の1/6がその影響を受けています。
毎年砂漠化している面積は諸説ありますが、四国と九州を合わせたほどの面積に相当するといいます。

赤道付近で上昇した空気が、緯度25度付近で下降する(
中緯度高圧帯)のですが、このあたりでは雲が出来ず地表に砂漠が出来やすくなります。
地球上の砂漠のほとんどは乾燥ベルト地帯と言われる緯度25度〜35度付近に存在し
日本も緯度的にはこの中に含まれます。(砂漠になってない理由は「Vol.075水その2」参照)

砂漠というと私達は砂を連想しますが、実際、
砂の砂漠は10%程度で、90%は土や瓦礫(がれき)の砂漠です。
従来は"
沙漠"と書いていたようですが、"沙"が常用漢字からはずれたため、現在は"砂"の字を使います。"砂"と"沙"、どちらも砂を表します。

■いろいろな砂漠
★世界最大の砂漠
サハラ砂漠
が最大です。広さは900万平方キロで日本の24倍の広さがあります。
数百ヵ所にオアシスがあるといわれます。
現在、サハラ砂漠は急激な勢いで砂漠化が進行しているといいます。

不思議なことにサハラ砂漠の下には
化石水と言われる太古の昔に降った雨が地下水として溜まっています。
その量は日本の年間降水量の90年分に相当すると見積もられています。

★世界最古の砂
アフリカのナミビアにある
ナミブ砂漠が世界最古の砂漠だと言われています。
この砂漠の生物は海からやってくる霧を水滴に変え水を補給していることで有名です。
もう一つ有名な生物がウェルウィッチア・ミラビリス(Welwitschia mirabilis)です。和名を"
奇想天外"と言います。その名の通り、砂漠にうずくまるように生える奇怪な植物で寿命は1000年以上と言われます。

★世界一乾燥している砂漠
南米チリにある
アタカマ砂漠がこう言われます。
ここの砂漠には世界一の産出量の銅鉱山や硝石の産地があります。
チリはペルー、ボリビアと
太平洋戦争(1879-1883:こちらの方が本家です。^^;)に勝利してアタカマ砂漠の北半分を獲得し、砂漠のほぼ全域を確保しました。
結果、ボリビアは海への出口を失い、ボリビア海軍はチチカカ湖(標高3810m)に、ほそぼそと残っています。
現在でもチリ、ボリビア間には領土問題がくすぶっています。
また、アタカマ高地は、標高が高く晴天続きなので、ハワイ島マウナケアと並ぶ天体観測のメッカとなっています。

★最も北にある砂漠
ゴビ砂漠
です。九州と同じ広さがあり、ゴビはモンゴル語で、砂礫を含む草原の意味です。
冬には-40度にもなると言います。
最近、恐竜の骨の発掘などで注目されていますし、野生の駱駝唯一の棲息場所でもあります。

■砂漠化
砂漠化の原因は、気候的要因もありますが、人為的要因によるものも多くあります。
燃料不足による樹木の伐採、植物の成長以上に動物を放牧する過放牧、農用地の管理の失敗による塩害などがあります。

■雑
★月の沙漠
 (歌の題は沙の字が使われています)
加藤まさおの詩が1923年3月「少女倶楽部」に紹介され、この詩に佐々木すぐるが曲をつけました。
この砂漠のモデルは諸説あるようですが、その一つが加藤が病気療養のために滞在した千葉の
御宿(おんじゅく)です。御宿には、「月の沙漠記念館」や王子様とお姫様が駱駝に乗った「月の沙漠記念像」などがあります。
モデルは、てっきりアラビアかアフリカの砂漠だと思っていました。^^;

★サボテ
サボテンは一応、木に分類されます。あのトゲは葉が変形したもので、外敵や砂、直射日光などから身を守ったり、水分を集めたり、動物にくっついて移動し繁殖するなどの役割持っています。

ところで、このサボテンと言う名前、石鹸を意味するサボンやシャボン(ポルトガル語のsabaoの訛り)から来ています。
サボテンの汁は油やよごれを落す性質があり、衣類や畳の汚れ落しに使われました。
つまり石鹸のようだということで、「
サボンてい」と呼ばれたのが訛ったと言います。
また、サボテンが手のようだと言うことで「
サボン手」から来ているとする説もあります。そう言えば漢字で仙人掌と書きますね。


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