和紙

蛇足
★紅葉の仕組み
黄葉はイチョウ、ナラ、ブナなど。
黄葉のもとは黄色の色素、カロテノイドで、葉が緑の時から含まれていますが、緑色の色素、クロロフィル(葉緑素)が強いので目立たないだけです。
しかし、落葉する頃になると、クロロフィルが分解されてなくなるので、カロテノイドが優勢になって葉が黄色になるのです。

紅葉はウルシ、ナナカマド、カエデ類など。
紅葉は、
アントシアンと言われる色素が葉にたまって起きます。
アントシアンは糖と結合した形で葉の中で形成される物質です。
落葉する頃になると、葉の基部には離層(りそう)と呼ばれる細胞層ができます、そして、この糖類は離層を通過しにくいため、葉に蓄積して赤く色づくのです。
やがて、葉は離層から切り離されて落ち葉となります。

★草葉の陰
昔は死者を山野に墓石など置かずに葬ったと言います。
ですから、そこには草木が茂り当然葉陰を落とすことになります。そこから草葉の陰に、死者の眠るところ、つまりあの世と言う意味が出てきたのだそうです。


★濡れ落ち葉
東京家政大教授、
樋口恵子が広めた言葉で、「定年退職後の夫が、家の中で暇をもてあまし、妻にまとわりついていることのたとえ」に使われます。
他に、彼女のひろめた言葉に「粗大ゴミ」もありますね。^^;

★葉緑素(クロロフィル)
葉緑体はこの地球を生命あふれる星にした一番の功労者です。
数十億年前に、光を利用して糖を生成する
光合成細菌が発生しました。
そして、それまで酸素が存在しなかった地球の大気に酸素を供給し始めます。
一方、光合成細菌の一部は他の大きな細菌に取り込まれ共生を始めます。
いわゆる植物の誕生です。
やがて、酸素からオゾンが生成され地球に降り注ぐ紫外線を遮断します。
それによって、生物は陸上での生活ができるようになりました。
現在の植物の葉の緑の色にはこんな歴史が刻まれているのです。

★病葉
「わくらば」と読みます。

目次へ


和紙