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紛らわしい言葉 食品編その2
蛇足
■賞味期限と品質保持期
賞味期限は JAS法(昭和51年)で「即席めん類の賞味期間」を定めたのが始めで、後に単に賞味期限と言われました。
一方、
品質保持期限は昭和60年に厚生労働省が、食品衛生法に基づき表示を義務付けたもので、ロングライフ牛乳(60日間)に適用されました。
以後、表示は、どちらでも表示はよかったのですが、紛らわしいので賞味期限に統一されることになりました。

■食品
★本みりん、みりん風調味料

実はみりんには3種類あります。
本みりんはアルコール度数13.5〜14.59%のもので、酒税がかかります。
以前は酒の販売免許を持っている場所しか販売できませんでした。
今は規制緩和で申請すれば一般店でも販売できるようになっています。
みリん風調味料はアルコール度数が1%未満で一般店でも販売できます。
発酵調味料はアルコール度数8〜20%程度で、塩が1.5g/100cc以上入っています。塩を加えて飲めないようにしてあるため、酒税もかからず、一般店でも販売できます。

本当に紛らわしいですね。
テクニックとしてはみりん風調味料はお酒を足すと本みりん風になります。
また、発酵調味料は最初から塩分が入っていますから料理の時に塩分を少なめにする必要があります。

★日本酒、料理酒
料理酒には2種類あります。
1.日本酒にうまみ成分だけをプラスしたもの 酒税法上はみりんに分類されます。
料理用のため税は減額されて21.6円/リットル(ちなみに日本酒は131.13円/リットル)
2.日本酒にうまみ成分のほかに塩分(2%程度)をプラスしたもので酒税はかかりません。

みりんと同じで塩分を含んでいるものは料理の時塩分を控えめにネ。

★おかゆ、雑炊、おじや
おかゆは水を多くして米などをやわらかく煮た食べ物です。古くは蒸したものに対して水を入れてたいたものを言ったそうです。
雑炊は野菜・魚介類などの具とご飯を入れて、醤油や味噌で味をつけて煮た物です。もともとは水分を多くした穀類の汁のことで、「増水」と書いたそうです。
おじやは雑炊の女房詞です。つまり同じもの。

★春雨、ビーフン
春雨はデンプンが原料ですが、ビーフンはお米が原料です。
・ビーフンは漢字で書くと「米粉」、読み方はミーフェンに近い発音ですが、それが訛ったのがビーフンです。
(2006.11.21 朱さんからメールをいただきました。 『台湾語の発音では「ビーフン」とほぼ一緒です。』
で、調べてみると福建省でもビーフンというようです。台湾と福建省は昔から密接な関係にありますから、不思議ではないですね。)

★上新粉、白玉粉
上新粉はうるち米(普通食べているお米です)の粉です。
白玉粉はもち米の粉です。

★いり玉子、スクランブルエッグ
いり玉子はかために仕上げます。材料は卵、塩、醤油、砂糖など。
スクランブルエッグはふんわりとろっと仕上げます。材料は卵、バター、塩、コショウ、生クリームなど。

★キャンディー、ドロップ
アメの総称が
キャンディーです。
ドロップはキャンディーの一種類で、砂糖にくだものの汁や香料などを加え、煮つめて作った小型のものです。英語ではdropsですからドロップスが正しい。

★果糖ぶどう糖液糖、ぶどう糖果糖液糖
清涼飲料水の原材料名に載っているものです。
日本農林規格(JAS)ではぶどう糖を果糖に変えた異性化液糖のうち、果糖が50%以上を
果糖ぶどう糖液糖、50%未満をぶどう糖果糖液糖としています。

★炭酸水、ソーダ水、サイダー
炭酸水
は炭酸ガスの溶け込んだ水の総称です。
ソーダ水は炭酸水に甘味料、香料を加えたもの。果汁や乳成分を入れる場合もあります。
サイダーは炭酸水に甘味料、酸味料、香料を加えたもの。語源はフランスのリンゴ酒シードル cider です。
なお、
ラムネはサイダーをラムネ専用の瓶に詰めたものです。

★砂糖、グラニュー糖
砂糖
は製造工程の最後にぶどう糖と果糖を混ぜたみつを振りかけたもの。
グラニュー糖は何もせずそのまま乾燥させたものです。

★おかき センベイ
おかき
の原料はもち米をついて餅状にして作ります。
センベイはうるち米を粉にして団子状にしてから作ります。


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