和紙

蛇足
★雲助
雲助とは、街道筋で旅人に難儀をかけ、御定賃銭[幕府の決めた運賃]によらず暴利をむさぼる駕籠舁(かごかき)や川越人足などを言います。

語源には諸説あります。
1.浮雲のように住所不定の者の意味。
2.蜘蛛が巣をかけて獲物を待つように、街道筋でかもになる旅人を待ちうけ無理に駕籠をに乗るようにすすめるから。

☆護摩(ごま)の灰、胡麻の蝿
雲助に似た言葉に、護摩の灰があります。
もともとは、高野聖(こうやひじり)の扮装をして、弘法大師の修した護摩の灰と称して押売りを行なった者のことですが、江戸時代になると、人をだまして金品を取る坊主のことを言うようになります。やがて、転じて、旅人を装い、旅客の金品を盗み取る者のことを言うようになったようです。

★雲孫
子孫の呼び名は、子、孫、曾孫、玄孫、来孫、昆孫、仍(じょう)孫、雲孫となり、
雲孫は、自分から数えて9代目の子孫です。
雲のように遠い子孫と言う意味だとか。「鶴の子」とも言うようです。

★優曇華(うどんげ) 
優曇華は優曇の花の意味です。では、優曇ですが、サンスクリット語のウドンバラの略でインドの想像上の植物のことで、三千年に一度花が咲くといわれます。
ですから、優曇華の御出(おいで)、優曇華の対面、など、ごくまれにしか起こらないことの例えに使われます。

★雲雀(ひばり)
貝原益軒日本釈名などには、「日晴れ鳥」が約(つづ)まったものではないかとしていますが、確証はないようです。
漢字の方も、
和名抄(平安中期の漢和辞書)あたりではじめて雲雀の表記が出てくるようです。現在の中国語ではヒバリを指しますが、古くは鳳(おおとり)などをさしていたようです。

★源氏雲(げんじぐも)
雲文(雲を図案化した模様)の1つです。
絵画や文様の中を洲浜形(浜辺の入り組んだ形)に仕切って、雲がたなびいた感じを表わします。「源氏物語絵巻」に使われたことから源氏雲と呼ばれます。
雲に隠れた部分で、時間や空間の推移を想像させるとともに、装飾的効果も得られます。

★晴れ一時曇り、晴れ時々曇り 「Vol.206 紛らわしい言葉 雑編」参照
★雲母                「参照 Vol.177 石」

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