和紙

蛇足
★湯屋の看板
湯屋の外には「ゆ」とか「男女ゆ」と書いた布を竹の先に吊り下げたり、
矢をつがえた弓を目印にしていました。
この、矢をつがえた弓は「
守貞謾稿」によると、「ユイイル、ト云謎也。"射入ル"ト"湯ニ入ル"ト、言近キヲ以テ也。」とあります。"湯入る"と"弓射る"をかけた洒落(しゃれ)です。

★丹前
江戸時代初期、神田の
堀丹後守の屋敷前に通称、丹前風呂(丹後殿の前の風呂の意味)と言う町風呂があり、そこに勝山というたいへんな美人湯女(ゆな)がいたそうで、その顔みたさに多くの客が通ったと言います。
彼女の綿の入った広袖風の着物の粋な装いが評判を呼び、丹前風と呼ばれ遊客や侠客などの伊達姿として流行したのだそうです。
他にも、丹前立髪と言う月代(つきさや)を剃らずに伸ばす髪型や、丹前笠という編笠、広幅の丹前帯、着物の柄の丹前縞、はては丹前節と言う流行歌まであったとか。

歌舞伎の
歩く芸の一つ「丹前」も丹前風呂へ通う奴の粋な足どりからヒントを得たと言われ、「助六」の花道の出などがそうです。
丹前風呂は、1657年(明暦3年)、風紀を乱すと言うので営業停止になってしまいました。

★銭湯
1591年(天正19年)、江戸の銭瓶橋(ぜにかめばし)に出来た湯屋が銭湯の最初だと言われます。入浴料が
永楽銭一枚だったことから、銭を払って入る湯と言う意味で銭湯と呼ばれるようになったんだとか。

★サウナでやけどをしないのは?
サウナの中は90度〜110度もあります。ではなぜやけどをしないのでしょう。
1.皮膚のそばの厚さ数ミリの空気層はあまり動かず熱い空気を防いでいる。
2.汗が皮膚に薄い膜を作り、その汗は熱容量が大きいため温まりにくい。
3.サウナ内の湿度が低く、汗が蒸発しやすく気化熱を奪う。
などの理由によるそうです。

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