和紙

湯(温泉)
蛇足
日本には2500以上の温泉地があり、年間1億人以上が旅館にチェックインしているんだそうです。また、源泉数は2万数千ヶ所もあると言います。

■温泉
★日本書紀
に湯泉(ゆ)として、登場します。
このような文献に登場する温泉には、、
伊予の湯(愛媛県・道後温泉)、牟婁(むろ)の湯(和歌山県・白浜温泉)、有間の湯(兵庫県・有馬温泉)などがあり、
日本三古湯と言われます。

枕草子には「湯はななくりの湯、有馬の湯、玉造の湯」とあります。
ななくりの湯は現在の榊原温泉(三重県)です。

江戸時代には、
温泉番付なるランキング表を発行していたと言います。
摂州(兵庫県)有馬の湯、上州(群馬県)草津の湯などが大関にランクされています。

しかし、当時はもっぱら
湯治が目的でした。温泉が観光地として見られるようになるのは、明治末になってからです。

★日本の温泉の定義
昭和23年(昭和54年改正)に定められた温泉法によります。
1.温泉源から採取された時の
温度が25℃以上であること。
2.
溶存物質(ガス性のものは除く)の総量が1000mg/kg以上のものは温度にかかわらず温泉とする。
3.温泉の
成分19種類の内、どれか一つでも基準値を上回わること。
 温泉の成分とは、溶存物質、リチウムイオン、ラドン、遊離炭酸、水素イオン、炭酸水素ナトリウム、ラジウム塩などです。

★温泉の種類
1
.自然にマグマで温まったものが出る、または適当に掘って出るもの。
 マグマが地表近くまで来ている場所のケースです。
2.火山が近くにない山地。
 マグマが深く温泉水が割れ目の沿って上昇します、それを掘り当てるのです。
 このタイプが一番難しいといいます。
3.平地など。
 地熱は30mにつき1℃上昇すると言います。ですから1000m以上掘って、地中深くの地下水をくみ上げれば温泉になります。
 どこか、しっくりしませんが、定義からは間違いなく温泉です。これが、最近、
都心でも温泉が出る仕組みです。

★温泉湧出量
1
.別府市 137,040kl/日 (日本の4%)
2.湯布院町 63,595
3.伊東市  47,524
4.草津町  39,499
5.指宿市  35,395

★泉種
日本の温泉の泉種は
11種類あると言われます。
その成分によって、いろいろ効能が違うようです。一部、蛇足に載せました。
ただし、温泉の効果を期待するには、1週間から3週間の湯治が理想にようです。
日帰りでは、無理です。^^;

なお、よく聞くけど意味のわからない単純泉と言う言葉がありますね。
単純泉は溶存物質量(ガス性のものを除く) 1kg当たり1g未満のものをいいます。
これ以上含まれるものは塩類泉と呼ばれます。

■雑
★美人の湯
 「Vol.118 美人」の蛇足参照
日本三大美人温泉というのがあります。
川中(群馬)、竜神(和歌山)、湯ノ川(島根)温泉です。
美人の湯といっても、骨格が変わるわけではありません。^^;
美肌効果が期待できる温泉です。
「アルカリ性」「弱アルカリ性」の湯なら美肌効果があります

重曹泉:竜神、下田など
石膏泉:川中、土肥など
明礬泉:蔵王、十勝岳など
硫黄泉:白骨、草津など

★温泉玉子
白身が固まる温度は約70℃、黄身が固まる温度が約60℃、この温度差を利用したものが、温泉玉子です。
ですから、65℃前後のお湯で長時間茹でると、白身は完全には固まっていず、黄身が固まった温泉玉子が出来ます。

★温泉記号
最初の頃は湯気が曲がって、先が細っていました。その後平成13年までは湯気はまっすぐ、同じ太さになります。平成14年からは、太さは同じなのですが、また曲がった形になっています。

この記号、クラゲがひっくり返ったようだと言うので、よく、逆さクラゲとも言われますね。
ところが、
サカサクラゲと言うクラゲがいるんですよ。
刺胞動物門、鉢虫綱、根口クラゲ目、サカサクラゲ科と言う科まで存在します。
かさを下にして、海底で生活しているようで、泳ぐ時も逆さまなのでそうです。

目次へ


和紙