和紙

蛇足
語源
★「まど」の語源
 
「ま(目)と(門)」の意で、目で外を見るための口で、のぞき穴のようなものを指したといいます。
他に、「ま(間)と(門)」と言う説や「ま(間)と(戸)」と言う説もあります。

★window
8世紀にイギリスを侵略したデーン人(バイキング)の言葉、古ノルド語の
vindr(風)+auga(目)で風の入る穴が語源だそうです。

■雑
★ブロークン・ウィンドウ理論

ルドガーズ大学のジョージ・ケリング教授(刑事司法学者)の唱えた理論です。
割れた窓を放置すると、人目が及ばない場所であると思われ、小さな犯罪が発生しやすくなります。やがて、それがエスカレートし、大きな犯罪につながるという理論です。
かつて、犯罪都市と言われたニューヨークはこの理論に基づき犯罪件数を減らすことに成功したことで有名です。彼らはまず、市内の落書きを消すことから始めたといいます。次に軽犯罪の取り締まり強化を図りました。結果、現在では以前に比べ見違えるほど安全な都市に変化してきています。
日本でもこの理論を実践し始めている都市があります。

★ウィンドウ期
日本で献血制度が確立し、その後の使い捨て注射針の採用、精密なウィルスチェックの導入など、現在では人から人への水平感染は輸血以外ではほとんどなくなったといわれます。

しかし、輸血の際、献血された血は検査をされますが、感染初期の人の血液は検査しても、検出が出来ない期間が存在します。
これをウィンドウ期といいます。
ウインドウ期はB型肝炎ウイルスで感染後34〜44日間、C型肝炎ウイルスで8〜10日間、エイズウイルスで11〜22日間と言われます。

★窓銭(まどぜに)
窓銭とは、家の窓の数に税金をかけるもので、戦国時代から江戸時代かけてありました。
島原を治めていた松倉氏は厳しいキリシタン弾圧とともに、過酷な税を農民にかけました。
家の戸口に戸口銭、窓に窓銭、棚に棚銭、囲炉裏に囲炉裏銭、さらに人を葬る穴に穴銭、赤子が生まれると頭銭などです。
これらに対する不満が、あの、
島原の乱に結びついていったのです。

窓税に似たものに間口税というのもあります。江戸時代に間口の広さで税を課した地方がありました。結果、庶民は間口が狭く奥行きのある、いわゆる"うなぎの寝床"のような建物を作り節税に努めたと言います。

ちなみに、
フランスでも、戸窓税があり、戸、門、窓の数に税金をかけました。(1798年〜第一次大戦)
また、
アムステルダムでも、昔、間口税があったため、入り口を狭くし、建物の上部に頑丈なポールを突き出し、大きな家具などは滑車を使って2階や3階の窓から運び入れたといいます。そのため、家具などが建物にあたって傷付かないように、家の上部をわざと前に倒した建物が流行りました。

★ビルの窓の▼マーク
ビルの窓に赤い三角マークがありますね。気づいていました?
あれは、火災などが発生した時、消防隊がその窓を破壊して入るための非常進入口を示すマークです。
このマークのある窓の前には何も置かないようにしましょうね。

★船の丸窓
船の窓は、丸いですね。なぜでしょ?
波を受けた場合や、船にゆがみができた場合に、丸い窓の方が四角い窓より耐久性がはるかに優れているからだそうです。
ただ、操舵室の窓は四角ですが、これは、波がかかりにくいのと、視界を確保するためだといいます。

■言葉
★窓際族

昭和53年の流行語です。
これの英語はと言うと、辞書には office workers past middle age who have nominal positions but are given little responsible work.
確かに、意味はそうだけど・・・。^^; 
終身雇用制(死語?)の日本ならではの言葉なのですね。

★粉飾決算
英語では a window dressing settlement と言います。
window dressing とはショーウィンドウの飾り付けのことです。

★社会の窓
正式名称を知っていますか? 専門用語では「前開き」と言うのだそうです。
「短冊門」とも言われるそうです。
ただ、社会の窓と呼ぶ理由は不明だそうです。(NHKのラジオ番組「社会の窓」に語源を求める説もあるようですが、どうも・・・^^;)

英語ではYour fly is unzipped.(unzippedの代わりにdown,open,undoneなども使うようです。) とか You're flying now. と言います。
ここで fly は服のファスナー隠しのことです。
他に俗語で、Your shop door is open. とも言うそうです。

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