和紙

難読語 その2
蛇足
難読漢字の2二回目です。

同じ字で違う読みの言葉を幾つか挙げてみました。
★卓袱料理(しっぽくりょうり)卓袱台(ちゃぶだい) 
卓袱料理は和洋中の大皿料理をみんなで囲んで食べる料理で、長崎が有名ですね。
この料理を食べるテーブルが卓袱台(しっぽくだい)と言われ、江戸中期に中国から伝わりました。
当初は四角く足が長い漆塗りのテーブルでしたが、日本人の生活に合わせ丸く、そして足も短くなりました。これが卓袱台(ちゃぶだい)のルーツです。
この「ちゃぶだい」の読み方ですが、中国語の卓袱(zhuofu ツォーフー)が「ちゃぶ」と訛ったものだと言われます。

ちなみに、「しっぽく」の方は、唐音(宋〜清時代に中国南部から伝わった発音)のようです。

なお、中華料理でおなじみの回転テーブルですが、発祥の地はなんと日本。
東京の目黒賀叙園の創設者、細川力蔵が作ったと言われます。後に、これを中華料理店がまねて世界中に普及したようです。

★幾何(きか)幾何(いくばく)
「いくばく」の方は中国語の幾何に日本語に対応する言葉をあてたものです。

一方、「きか:geometry」は、中国で造られた言葉で geometry の geo の音訳です。(あえて書けばジホと言う音です)
なお、英語のgeometryは、ギリシャ語のgeo(地球、土地)+metry(測定)が語源です。

★縦(たて)縦(ほしいまま)
中国語にあった複数の意味に対し、おのおの該当する日本語をあてたものです。

★不貞(ふてい)不貞寝(ふてね)
不貞寝の方が当て字のようです。なお、「ふてね」の「ふて」は動詞の「ふてる」の連用形と言います。

■複数の読みのある漢字 漢字の下の欄をドラックしたら答が見えます
★貶

貶す 貶する 貶とす 貶む 貶む 貶める
けなす へんする おとす おとしむ さげすむ おとしめる

★強

強ち 強か 強いる 強い
あながち したたか しいる つよい

★生

生らず 生きる 生まれる 生わる 生える 生もの 生一本
あらず いきる うまれる おわる はえる なま(もの) き(いっぽん)

★汚

汚す 汚す 汚い
よごす けがす きたない

★冷

冷たい 冷える 冷める
つめたい ひえる さめる

★瞬く
  どう読めばいいの?^^;
瞬く
まばたく しばたく しばたたく しばつく めばたく またたく

■難読
★難読

.抽斗 御虎子 気風 手間隙 打切棒
ひきだし おまる きっぷ てまひま ぶっきらぼう
真逆 真逆様 底根 盗汗
まさか まっさかさま ぞっこん ねあせ

★動植物

蚯蚓 木耳 杜若 実芭蕉
みみず きくらげ かきつばた バナナ

★難しい訓読み

零れる 恃む 嘯く 燥ぐ 悉く
こぼれる たのむ うそぶく はしゃぐ ことごとく
拵える 約める 泥む 逸る 宥める
こしらえる つづめる なずむ はやる なだめる
誹る 傅く 荒ぶ 論う 誑かす
そしる かしずく すさぶ あげつらう たぶらかす
弁える 怯む 捌く 屯する 縺れる
わきまえる ひるむ さばく たむろする もつれる
呟く 倹しい 肖る 剰え 吝か
つぶやく つましい あやかる あまつさえ やぶさか
詰る
なじる

★その他

非道い 歴とした 熱り立つ 這う這う 老成る
ひどい れっきとした いきりたつ ほうほう ませる
蔓延る 細切れ 遊牝む 幼気な
はびこる こまぎれ つるむ いたいけな

■同じ漢字の繰り返しです。

和和 区区 多多 寸寸 予予
にこにこ まちまち ふさふさ、たた ずたずた かねがね
緊緊 粘粘 然然 云云 苛苛
ひしひし ねばねば しかじか うんぬん、
しかじか
いらいら
洒洒 空空 騒騒 努努 態態
しゃあしゃあ うつらうつら ざわざわ ゆめゆめ わざわざ
沁沁
.しみじみ

忌忌しい 刺刺しい 果果しい
いまいましい とげとげしい はかばかしい
捗捗しい 凛凛しい 赫赫たる
はかばかしい りりしい かくかくたる、かっかくたる


目次へ


和紙