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※これは、ドリームキャストを貶めようとか、誹謗・中傷の意図で書いたものではありませんので、心に余裕を持ってお読みください。
さて、先週金曜日発売のドリームキャストマガジンを今ごろ読んでいたら、巻頭の「次世代プレステ」特集の中で「思ったよりすごくなかった」と書いてある部分をみつけた。さらに「ハードの差が10倍なら、ソフトで10倍のことをすればよい」など、どこかで見たことがあるような表現だなぁ、と思っていたら、晩年のPCエンジンの雑誌記事にそっくりなのだ。
当時、ゲーム機は後発のメガドライブ、スーパーファミコンなどが発売され、16bit機全盛時代にあってPCエンジンは唯一の8bit機だった。それでも、今は亡きPCエンジン専門誌では「ゲーム機で16bitはオーバースペック」「ソフト開発の際の技術力でじゅうぶん埋められる」などと煽っていたが、それにしてはやたらと静止画が多いCD-ROMソフトなどを見ながら“ちょっとおかしいな”と思いながらも、当時高校生だった俺はPCエンジンの未来を信じていた。いや、信じようとしていたのだ。
しかし、1社、2社とだんだんソフトを出さなくなっていき、PCエンジン雑誌が次々と休刊し、「電撃PCエンジン」が「電撃G'sエンジン」という美少女ゲーム/アニメ専門誌に変ってしまった頃、俺はスーパーファミコンで「タクティクスオウガ」をやっていた。
まるで、テレビ番組で「まだまだ番組は続きます」という言葉を信じてCMが終わるのを待っていたら突然スタッフロールが流れ「また来週〜」などと言われてしまったときのような「終わっとったんか〜い!!」感ただよう状況だったわけだ。まあ、テレビだったら放映時間を考えればだいたい推察はできちゃうけどね。っていうか、テレビだったらしょせん数十秒だが、PCエンジンでは数年間引っ張られたからな。
と、ここで誤解してほしくないのだが、俺は別にドリームキャストのことを悪く言いたいわけではない。それどころか、「シェンムー」のグラフィックは革命的だと思ったし、グランディアIIなどのために、いずれはハードを買うつもりでいる。ただ俺が心配なのは、個人的に「すごい!」と思わせるような、わくわくするソフトの発表が最近少ないことだ。
たとえば「DIABLO」や「ULTIMA ON-LINE」のような通信対応の大作RPGを発表するとか、夢を見させてほしいのだ。ゲーム機は、いかにユーザーに夢を見せ、それをどれだけ実現させられるかが重要だと思う。だますなら素敵にだまして☆などと書いてる俺自身の方がよっぽど終わってるような気がする今日このごろ、俺は今ごろNINTENDO64でゼルダをプレイしてたりするわけだ。
それにしても、前述した「ソフトで10倍」発言って、旧日本軍の「1人10殺」みたいな表現のような気がするのだが、実際に可能なんだろうか。まあ、以前は“パソコン用モデムは28.8kbpsで限界”だとか、“CD-ROMは8倍速までが限界”だとか言われていたが、それぞれ56kbpsとか40倍速超とか、まるでダイエット用薬品の使用前/使用後のような、にわかには信じがたい変貌を遂げた例もあるくらいだから可能なのかもしれないけどね。
それはともかく、ゲーマーの1人として、ドリームキャストで「パラッパラッパー」(プレステ)や「グランディア」(サターン)をやったときのような“新しさ”を感じさせるソフトが出て欲しい、と俺は思うのだ。がんばってほしいものである。
※このコラムは、あくまで個人として書いたものです。
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